まず、スニーキーレッド3巻発売おめでとうございます!
1.2巻を読んだ方なら本当に満足のいくお話だと思います。私的には待ちに待ちすぎて期待が大きくなりすぎ大丈夫かな?と勝手に思っていましてがとんでもない、完全最強最高作品でした。
今回はいつも受け身のミサキがハルにお返しをしてあげたい!というのがメインでストーリーが進んでいきます。モーションエモーションの本多と鈴木も出てきて、いつも攻めに勝てない鈴木と、いつもしてもらっていると感じているミサキが大まかにいうとそれぞれ相手のために何かしてあげたいお返ししたい!という話なのですが、私はこれを読んだ時にそうか!ハルにお返しをすることにフォーカスされるのはお初でわ??となりました。すっごく嬉しかったです。
まあ色々ありハルがミサキの浮気を疑ったりした後に勘違いだと分かった時のハルのほっとして気が抜けた感じ、あー、ほんとに2人はお互いが大切で好きなんだなあとしみじみと感じ入りました。
今回はハルの人間として成長してるところやミサキのハルへ何かお返ししたいという想いやお互いにこんなにも想っているというのが伝わってくるお話でした。
本当に1.2巻を読んでから2人の関係がどう成り立ったのか2人の人間性はどうだったのかを把握してから読んで頂きたいです!そうするとたぶん愛しすぎて泣けてくると思います。
また今回はポリ〜セック◯に2人が挑んでおり、抱き合うだけでも気持ちがいいと思う2人に究極の愛を感じました。
ぜひ、ぜひにぜひに読んでください!!!まだ読んだことのない方は1.2.3巻全て持ってレジへ!!!
木原先生の作品は何本か既読なので、こういう切ないとか心が痛むような表現には慣れているつもりだったのですが、コミックになり絵が付いたことによって7年間一人の男に想いを馳せて未だに忘れられない男と、人気者でコミュ力が高くて彼女がいて、しかしある出来事が重なり落ちぶれていった男。
それがコミックになったことによりかなり形を成して読者の心を抉ってきます。
他の方のレビューであらすじは何となく掴めると思います。
私としては、ああ、人間ってこういう生き物だよな‥と思いました。きっと忘れられない人って誰にでもいると思うんです。それが恩人だったり憧れの人だったり、宇野のようにそれが想い人だったり。きっとそれは簡単に振りきれるようなものではなくて、宇野は落ちぶれて生きた生ゴミだと思っても、昔から忘れられなかった村上と暮らしても、宇野は村上を嫌いになれませんでした。
このお話は本当に受け取り方に個人差が大きいと思います。木原作品はどれもそのようですが‥
私はもうこの時点で少しハッピーエンドなんじゃないかなと思いました。
確かに村上が大学の頃の彼女を忘れられなくて、似ている人をつい追ってしまったり、そういう場面もありますが宇野が村上を忘れられなかったように村上もきっと彼女を忘れられないと思います。
人間って、そんなに上手に生きていけるものではないと思うんです。忘れたくても忘れられない。たぶん意味があるんです。
この二人がこの先生きていく上でこの消えない思いは必要なんだろうと。
商業に慣れてしまうと攻→←受
の方程式が作られてしまいますが彼らも男ですので女の子に惹かれてしまうのは仕方のないこと。
私はコミックが良かったら同時発売のノベルズも購入しようと思い買ったのですが、買います。このまま終わるなんて耐えられません。
でも、ハッピーエンドとまではいきませんが一応それなりにキリはついているのでコミックで納得のいった方はノベルズまで手を伸ばさなくてもいいかなと思います。しっくりこない方はノベルズまで即手を伸ばしましょう。
改めて木原先生は本当に人間ってこういうものだよな‥と痛感させてくれる作品をお書きになられます。
漫画をお描きになられた糸井先生の絵もしつこくなく、無駄な表現も無く癖もなくとてもすっきりストーリーに入り込んで読めました。
素晴らしかったです。ノベルズも購入しようと思います!
るったとこだま、最終巻となりました。
最終巻を読み終わって思ったのは、るったとこだまがお互いに出会えてよかったな‥ということです。
それまで一人で不良として怖がられていたるったと、転入生としてやってきたこだま。1巻はこの二人がふっついて、るったの恋が叶いこれから‥!という感じでした。
2巻はるったの舎弟が出てきたり、二人の仲が深まったり、こだまのるったへの想いが強くなったかな、と。
そしてとうとう最終巻。
進路というものは高校生カップルには最大と言っても良い壁ですね。もちろん二人も悩まされます。
こだまはるったへの初めての独占欲に悩んだり、わがままを言ってはいけないとか、るったの理想であろうとしますが、やはり想いは溢れてしまうものですね。
こだまのるったへの大きな愛を感じる巻でした。
るったとこだま、二人は進路は別々なものの、これから先もずっとルームメイトです。ルームメイトとという呼び名もきっと変わってきますね^^*
なんだか二人の男子高校生の3年間の恋愛とそれからを1巻から最終巻までで読めた気がします。
一緒に成長したような、ああ、こういう悩みもしたなあとか思い出すことも多々ありました。
きっと二人はこれから壁にぶつかったり、すれ違うこともあるでしょう。でも必ず別れることなくいつまでも仲良く一緒に笑って生きていってくれるはずです。
とても良い最終巻でした。
藤谷陽子先生ありがとうございました!!
相変わらずチュン太くんの欲情顔には惚れ惚れします。高人さんを好きすぎてというのを理解していても、あまりにもチュン太くんが男の顔をして高人さんを見るのでこっちまでドキドキします笑
1巻での共演ドラマが撮り終わり、別々の現場で撮影を行う二人ですが、高人さんはチュン太と会えないことにもやもやしたり、チュン太は我慢できなくてまた高人さんを拉致したりw我慢できなくて‥というのがほんとに伝わってきました。
好きを伝えるチュン太と、好きが言えない高人さん。それがきっかけではないですが、チュン太が地方ロケの撮影で高人さんの側を離れている間に王道ストーリー、そうです高人さんを襲うある男が出てくるんです。高人さんの舞台での共演者、主演の彼は初めは高人さんにムカツクだとかそういう感情を抱いていましたが、真面目に舞台練習に取り組まない彼に高人さんが一発かまします。そこから高人さんを気にし始める彼。飲み会での席でつぶれた高人さんをホテルに連れて帰る彼‥
高人さんの動揺と、本気のチュン太の迫力。
後半は益々見ごたえありです。
今回はチュン太の嫉妬が凄まじかったです。本気のチュン太はほんとに強かった‥。
ただ神評価でないのは高人さんが少し女々しく描かれ過ぎかな?と思うところが少し気になりました。
ちゃんとハッピーエンドです。
まだ続くようですし、とうとう二人のスキャンダル発覚か?!といったところです。
1巻を持っている方は買って損はしないと思います。
持ってない方も2冊まとめてこの機会にどうぞ!
さすがです‥濡れ場も緊迫したシーンも、キャラの表情も全て良かったです。
表紙の下二人が受けなのですが、まったく真逆のタイプですね。金髪の方はかわいそうで守ってあげたくてほおって置けない危なかしいタイプです。弱々しいわけでもないのですが‥【哀れ】こと一言につきますかね彼は。もう一人の黒髪は三人が働いているバー?の経営をしている偉い人の女、女ではないですがまあ女という言い方が相応しいかなあ。彼は金髪の子とは違い立場が上の方なのでやりたい放題という感じですかね。しかし妖艶でどこか彼も手を離したらするりとどこかへ落ちていきそうな感じです。
二人の真ん中にいる攻めの彼は物語では明らかに巻き込まれる感じで危ない世界に引きずり込まれます。しかし金髪の彼とも黒髪の彼とも関係を持つようになり、そして二人に違う何か、ぐるぐる悩むような感情をそれぞれに抱きます。
1巻なので続きが気になるところですがとても惹き込まれるストーリーです。読んで損はないと思います。読んでいる限り凶悪なW受けとの売り出しで、確かにそうなのですが、私が思うに一番凶悪なのは攻めの彼なんじゃないかなあと思います。でも一番悩み苦しむのも彼なのだろうな‥とも。
少し暴力シーンなどもありますが嫌煙する程の表現でもないので大丈夫だと思います。
あとこの作家さんのファンの皆さんが期待している濡れ場のシーンについては、心配ないです。ばっちりエロいです。涎、涙、もろもろ垂れ流し。でもその中にもふとしたキャラの感情の動きなど、素晴らしいです。
神評価ではないのはこれからの物語に期待して。
しっかりと完結するのを願ってます。
表紙に惹かれて購入いたしました。
が、少し内容が急ぎ気味だったかなと感じました。
絵は良いですがパンツ覗かれている方の子が本当にたくましくて、可愛い顔にこの身体か‥と思いながら読み進めておりました。
ちゃんと山あり谷あり、受けにトラウマあり、少しずつドラマはあります。
しかし、わたし的には内容が少し薄い気がしました。Renta!でも試し読みしましたが、序盤だけではさすがに読後までは分かりませんし、わたしも惹かれて購入したので悔いはありませんが不完全燃焼といったところでしょうか。
ドラマが少し薄かったかなと思います。
ハッピーエンドなので初心者の方にはおすすめできる作品だと思います。
はじめは怖い先輩×仕事はそこそこできるのにつっかかられる後輩
というCPですが、後々逆転します笑、
まあそういう流れだろうなと帯から想像出来ましたが、また内容が濃くて素晴らしいんです。
先輩はあることをきっかけにトラウマ持ち、付き合うようになってからそれを知った後輩はそのトラウマを植えつけた相手と仕事上商談するのですが、そこから社員旅行や先輩の想いや、そしてお互いに想い合う二人、次々と展開しますが決して雑ではありません。テンポが早いわけでもありません。
丁寧に描かれていながら、内容の濃いとてもよい作品だと思います。
あと、誰かの恋が叶うには、誰かの恋が叶わないと思わせてくれる作品ですね。
姉の残していった子を育てる受け。
家族は他にもいますが攻めと受けに焦点を当てて割愛で。
少年攻めですね。でも絡みはありません。ふいにするキス程度です。それも全て甥から。甥として育ててきた攻めとなる子がふいとしたきっかけで自分に恋愛感情を持っていることを受けとなる叔父が知ります。というか攻めの子が伝えます。攻めの甥もなんとも無いようにキスをしてきますが、部屋を出たあとの頬を染めはぁ~‥と溜息をつくシーンは歳相応、可愛いただの恋する一人の少年でした。
告白のような宣言のようなことをされてから受けの叔父は攻めの甥が一時的な感情や年齢的に同性に興味を持っているだけ、いや、もしかして産まれた時からゲイ?!などと葛藤しますが、無意味でした笑。さらりと女も好きになる。でもあんたが好きになった。ぶっちゃけ性別とか関係ないとはっきり言われます。最後まで絡みシーンや、思いを素直に伝え合うことはないですが、そこは読者の皆様にお任せします。という感じでした。まあ答えは明確ですが。家族の存在も可愛くていいツッコミやボケをしてくれます笑
エロではなくもじもじ、少年が年上に恋心を持つ、年の離れたいい大人がドキドキするのが読みたい方はおすすめかと。もしかすると続編も出るのかもしれませんね。
絡みはないので初心者にも手に取りやすい作品かと思います。
心理や表情、場面を上手く描かれる作家さんです。
絵の線が細くてとても繊細な印象を受けました。
描き込みすぎているわけではないけど伝わる。
そんな感じです。泣き顔、真面目な顔、照れ顔、どれも素敵な描写でした。
受けは昔のいじめがトラウマで自分の容姿をコンプレックスに感じていますが、攻めにはとても可愛らしく写っています。途中で少しの間遠距離を体験したり、嫉妬したり、気を使ったり、身体を合わせたいということを言い出せなかったり、色々な葛藤が待っています。そこで関係を立て直すのが攻めです。本当に自分のことを信じてくれているのか、いつも大人な攻めが必死になる場面は見所です。
受けは作中なよなよへなへな攻めを信じきれず受けは受けで葛藤しますが、それも全部ただ攻めのことが好きだから。重荷になりたくないから、愛想を尽かされたくないから、沢山の不安から来ている葛藤なんですね。
攻めが「君が自分のことを過小評価するのは僕に対しての冒涜だ」的なことを言うのですが、攻めがどれだけ受けの事を想い、大事なのか伝わる大切なシーンです。
ハッピーエンドです。初心者の方にも読みやすいと思います。