タイトル見て興味本位で1~3まで通販購入した作品で私が始めて読んだ大和作品です。
BLに限らずよくお互いの魂(意思)が入れ替わるというものは目にしますが
お互いのちんこが入れ替わるという珍作品には初めてお目にかかりました(笑)
そしてBLでここまでちんこ連発する作品はないんじゃないのってくらい連発してます。
しかしそんな決して上品とは言い難い作品ですがしっかり萌えられちゃう不思議。下ネタ免疫があれば爆笑間違いなしです。逆に免疫ない方にはお勧めできません
それと本編と本編との間にある作者さんのフリーページ?も爆笑です。
評価の方はある意味神だったのでどうしようかと迷ったのですが萌えが押しましたので萌に付けさせていただきました。
私はこの作品で木原さんを知り、その筆力にまんまと捕らわれてしまいました。
さて、美しいこと上の続きです。
この作品は松岡、寛末のどちらに肩入れしているかで随分と印象が変わるように思います。
私は上で松岡のいじらしさ、健気さ等に惚れて彼の方に思い入れがあるので上同様に読んでいて松岡が可哀想で可哀想で。
そりゃ真剣に好きだった相手が実は女装した男だった。なんていう寛末の気持ちもわかっているつもりなのですが…。
今回そのほとんど寛末視点で物語が進行していくので寛末の考えている事がわかります。
ちょっと薄情なんじゃ?と思うシーンや、答えが出せず松岡に頼る場面にモヤモヤイライラもありましたが最後の新幹線からのシーンで全て帳消しになりました。
ホテルのシーンからは涙腺がずっとゆるくなりっぱなしでした。やっと思いが通じ合ったシーンで泣いたのは初めてです。
読後に小冊子の愛することを読むと更に泣けます。というか個人的にこれを読み終えて初めて完結した。と思いました。
小冊子の方は入手困難なようなので何かの作品の後ろにでも是非収録してほしいです。
美しいこと購入当時から木原作品を何冊か読みましたがこれは初心者には薦められないかなぁ。という作品も何冊かありました。
そんななか美しいことは割りとすんなり受け入れられる木原作品だと思います。
まだ未読の方、木原作品を知らない方には是非読んで欲しい作品です。