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女性とほこさん

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どろドロどろドロ…

ウキウキしながら裏表紙をめくりました。
ちょっとした番外編とかが待っている場合が多いためです。
めくってみると黒一色。ちょっと怖かったです。
この作品をよく表していてシンクロしていると思いました。

内容は3P 。
いい人なディーラーの新谷×チンピラディーラー菊池×オンナの須藤。
もう全部入っています。変態プレイや公開○○○、濃いストーリー…。

新谷が菊池を見放せなくて、菊池は新谷に懐く。ここは分かります。
ただ、どうも須藤の気持ちがどう傾くのか…

フォーカス コミック

西のり子 

待っている時間。

モデルをやめ写真家として活動をし始めた平見。
ある島のギャラリーで個展をしている。
いい写真を撮ろうと、島をうろうろしてる時に出会った朝比奈純。
写真館の店主の朝比奈は自分の撮った写真を誰かに見せたいという
欲求は無く、好きなように写真を撮る。
見た目からしてストライクな純に心惹かれる平見。
しかし純は約束をしたがらない。
写真館を営んでいる理由、約束をしないワケ…。
この理由が分かった時、平見がかけた言葉は…。


約束をするという事は、約束を果たすまでに待つ時間があるわけで…
約束を待ちすぎると、やはり疲れます。
また、この約束も確約されたものではないというある意味、信じることを
やめてしまっているような印象を受けます。
かといって相手を思っていないわけではない。
この複雑な心の奥に、居なくなった父親の事がちらついている。
そこ、狭いでしょ って言って抱きしめた彼の行動が
少しずつ純の心を溶かしたのかと思うと涙。

愛しいと気づくまで。

惚れっぽいというか、だめな男とかに好意を抱かれる未来。
そんな未来を心配している日平。
未来は気の毒な子ように思いました。
言葉の端々に、認めてほしい、自分いう人間を愛してほしいという
願望が見えたように思います。
最終的に未来は本当に自分のことを思ってくれる人を見つけ、
日平は未来と気持ちが通じ合って報われたんじゃないかなと思います。

ただ読む人を選びそうな作品だと感じました。
未来は幸せなのかな、とか日平は自分の力が及ばなくて未来を守れないと
途中思っていると思うので不憫です。

不幸にいて気づく幸せ、生まれる幸せ。

この世の幸運と不幸のバランスを保つため、幸運体質の永寿のもとへ
派遣されたのは疫病神のヤト。
ちょっとした不幸に遭うようになった永寿はヤトの所為だと(その通り)
イライラし、とうとうお地蔵様にまで絡むようになる。
しかし何でもでき、やさしいヤトに心を開きかけていた。
その一方で人間と馴染めば馴染むほどヤトの疫病神の力が無くなると
言われ代わりに派遣されたのは福の神。
あれほど疫病神から離れたかったのに、なんかもやもや。
きっとそれは、ヤトの疫病神としての役目のために死んでいく心の内を知ってしまったからだけじゃなく、そこには確実に恋ごころが入ってる。

ヤトの心の内を知った時は、ちょっと泣きそうでした。
疫病神の役目のためだからとか、永寿への想いとか…
ギャグもありシリアスもあって全く飽きのこない作品でした。
あと、何と言っても八百富とお地蔵様の人生相談シーン。
お地蔵様のキャラが大好きです。

それぞれが持つ、まぶしいもの。

何かと目立つ古賀と奥手でおどおどしている佐々野。
バーガーショップで働く佐々野の店に古賀が来た。
罰ゲームでスマイルのくだりをさせられる古賀に助け舟を出した。
そこから2人は知り合って、距離が近づく。
しかし、お互い相手の魅力に知らず知らずの内に押されていて…

全てを持っているように見える古賀も、古賀で悩んでいて、
佐々野は自分を過小評価しすぎてて。
擦れ違いとか見ている先がずれていて見ているこっちはもどかしいです。
初々しくて、可愛いかったです。

古賀の親友、佐々野の親友がくっつくけばいいのにと、
途中からそればかりです。

日中のぱぱと夜のパパ。

保育士をしている新人の前原。
シングルファーザーの時任に惹かれていた。
ある日、時任が前原の分のお弁当も作ってきた。
そのお弁当のご飯の上には、なんとハートマークが描かれていた。
相思相愛!と思った前原は、時任を襲っちゃって…


時任も流されてる?
前原が好きかもという描写は無かったように思いましたが、
そもそも好きでもない相手にお弁当なんて作りませんよね。
絆されというか、誰かと一緒に過ごしたかったのかな…?
子どもも寛容というか無邪気で上手くいきそうな時任と前原だと思います。

鈍色ムジカ コミック

所ケメコ 

チェロの音色に託す想い。

拓真は介護士をしている。そんな彼が担当することになったのは、
両目を怪我したチェリストの九条。
実は彼は拓真の友人だったが、長い間会っていなかった。
目が見えていない九条は拓真に気が付いていない。
九条は、なぜチェリストになったのか、隠してきた気持ちなどが、
拓真当人の前で明かされていく。
傍にいたのが、ずっと思いを隠してきた拓真と知った時、九条は…


個人的に、目に包帯を巻いて声を頼りに過ごす、っていう
シチュエーションがたまらなく好きです。
包帯を、はらはらと取っていくとことか…
九条が弾くチェロには拓真への伝えられない思いが募っていたと思うと
この点もいい感じです。
設定も絵もよかったです。

不器用同士、可愛いふたり。

立花開人はイタリア料理を愛しシェフを目指している。
雨の日バイト先に立っている「女の子」にバイトしないかと声をかける。
次の日、履歴書を見て受ける衝撃。
片岡伊介、デジタルアート専攻の男子大学生だった。
ひとり暮らしをしている伊介の食生活を心配していたら同居することになり…

口は悪いが可愛い伊介と、何かと世話焼きな開人。
不器用なもの同士支え合ったり、ちょっと突き離したり…
おはようと言ってキスして、おやすみといってキスして、その後は…♪

見ていてほほえましい2人を応援してたい!と思ったら
続刊するようなので、今後も期待です。

抱擁実験 コミック

小笠原宇紀 

大切な人のために捧ぐ時間。

大学一年生の未弥は病弱な体だった。
しかし警察官の父を尊敬し将来は父と同じ道に進もうとしている。
未弥の通う大学にはおかしな噂がある。その噂の真相を確かめるべく、
部屋の中に入って行く。そこは生物部の部室だった。
そこで出会った狩野令という人物は何やら未弥を知っているようで…?


麻薬パーティーをしているという噂の真相も未弥の薬のためであったり、
未承認の新薬やら…令は未弥のためにかなり無茶している。
ただ未弥のために人生を捧げているように見える令はとても幸せそうです。
未弥も令の想いに答えようと必死で可愛いです。

大切な人を救うため、というテーマの作品を読んだのは初めてで
新鮮でした。
最後の未弥の元気な姿を見て泣いたり…
同時に新薬、難病という言葉にも遠回りながらも考えさせられました。

DOUBLE HOUND コミック

ハジ 

光と闇から、闇と闇へ。

カフェの店員に扮する捜査官のリーガー。
デリバリーと見せかけて捜査対象を捜索中のホシには
コールボーイのヤクモが下半身に顔を埋めていた。
しかしヤクモはコールボーイ兼アサシンであった。
相反するはずの2人は出会いってしまった。
リーガーは自分の身分を明かし警告する。
2人は縺れながら互いの距離を縮めていく。
しかし”本来”の2人になって会ってしまったら…
リーガーは捜査官として?ヤクモを愛する者として?
どちらの自分を優先させるのだろうか。


リーガーと共にホシを追っていた同僚の方、一番ツボでした。
最後はヤクモたちを纏めている人のもとへ行きリーガーを陰ながら
手伝ったりと…可愛くて仕方なかったので彼のスピンオフを希望します!