不躾なレビュータイトルですいません。
でも、好きなお話なんです。
で、何が足りないか考えたところ、後半のトキオの心の動きの表現が足りないかと・・・。(偉そうにすいません)
他の方が言うように主人公2人は子供から大人へと成長する過程で
傷ついたり、傷つけたりジタバタしているのです。
ナツメのうまくいかない、じれったい感じはわかるんですが、
トキオがわからない。
この際、ヤコ先生だけでなく、ナツメ側にも当て馬いて
トキオにもジタバタして欲しい。
それぐらいドタバタしているほうが
このお話は面白いのではないかと思います。
今度はヤコ先生をメインに続編が出るようなので期待しています!
珍しくレビューを書きたいと思えた作品です。
一穂さん初めて読みましたが、いいですね。他のも読みたくなりました。
個人的に見た目も仕事も完璧な登場人物(所謂スーパー攻め)にはあまり惹かれないので
本作の西口には大変惹かれました。
うまく表現できませんが、人物の作りこみが自然で、どこかに実在してそうなのです。
「仕事はできるが、子供っぽさを残したいい大人」西口を一言で表すとこんな感じでしょうか?
自分の周りにこのタイプ多いんです。でも、仕事はできるんですよね。不思議です。
対して碧は女性っぽい印象です。
本当にこんな人物が男女問わずいるのか?
人の良さが出ていて、料理も上手で、女性ならお嫁さんにしたい人No.1ですね。
物語は、優しく静かな雰囲気で大きな事件も誤解もなく進みます。
でも、どんどん引き込まれ読み進めてしまいました。