あらすじ紹介文の「おじさん」と初登場場面の無精髭で読むのを避けるところでしたが先まで読んでみて本当によかったのでレビュー残します(おじさんBL苦手民より)
作中の上松(受)は10代の攻めから見ると30歳という年齢が「おじさん」というだけで容姿はそれよりも若く見える中性的な美人、基本的に素の仕草や生態はしっかり男(ここもおじさん呼びポイントなのかも)なんだけどふとした表情や反応がめっちゃかわいい。攻めが惹かれるのもわかる、かわいい。
攻めも一途に真っ直ぐ受けに気持ちを向けていくタイプで若いながらも芯があって懐が深い(個人的に好き)
攻め受けどちらのキャラクターも魅力的でストーリーにも引き込まれ読後感も心地よい、出会えて良かったと素直に思える一冊でした。
あと帯?の煽り文「キスして×××してドロドロ」で読む前はねっとりじっとりエロメインな話かとそこも読むのを躊躇うポイントだったけど読後の印象と全然違った。全体的に空気が澄んでいる爽やかな話という読後感なので。確かにセリフで出てくるけど。
とりあえず萌4にしましたがもう1回読んで神に上げるかも。
自分の中では4では足りない4.5です。
中盤までタイマー無料配信で読んでレビュー等の評価も高い作品だしその後の盛り上がりに期待できるだろうと購入しましたがありきたりな展開を経て普通にくっついた、ただそれだけの基本的なよくある作品でした。
自分の読後感と世間の評価にかなりズレを感じたのでもう1周読んでみましたがキャラクター像と行動(前半の神田(受)は相当なノンデリ、良く言うと人懐こい真っ直ぐわんこ系→後半妙に繊細な部分が明かされたり行動や態度が卑屈に。上野(攻)はクールで慎重派で周りと一線引くタイプだと思って読み進めていたけどこういう人が好みのアイドル?のポストを表向きのSNSアカウントでRPしたりしないだろという点など)に違和感を覚えてしまったためか一歩引いた視点以上には話に引き込まれず。
最も引っかかったのが気持ちを正直に伝え合う終盤の場面で神田がけっこう飲んでて酒に酔っている点←酔ってる人間の話をそのまま受け取って話を進めてしまうとまた痛い目みるぞと冷静になれよ上野と突っ込みたくなった。
慎重に行動するタイプと思って読んでいたのにそうでもなさそうな攻めの姿に違和感をおぼえいちばん盛り上がるところで冷めてしまっていたのが自分には刺さらなかったポイントのように思います。
中盤まで読んだ時点で最後まで読んでみたいと思い購入する程度には惹かれたので萌評価です。