はじめに目がいったのは、表紙の口枷の青年でした。ちょっと、怖いストーリーなのかな?と、思ったら、アルファの幼馴染のためにオメガの主人公が成長する物語でした。オメガが愛す人のために、頑張る設定が大好きな私にとっては、どハマりな話し
世界の価値観は、アルファは発情してオメガの首筋に傷を与える卑しい存在として書かれています。
通常の、アルファが優位でオメガを卑下するオメガバース設定とは真逆です。
医者の家系である内気なアランロド少年は、大好きな薬剤師の家系のグウィディオンに告白するために、何度も色んな勝負を挑みます。
勝ったら告白をするためでした。しかし、アランはオメガの発情期を迎え、グウィンはアルファとして覚醒、ラットになりアランを襲ってしまいます。
二人は鏡の大陸と言われる国に一つにすみ。国の法律により、アルファは、オメガを襲わないように口枷をして、貧民街に追いやられます。
オメガのアランはグウィンを助けて、幸せになれるか?と言うのが、メインストーリーになります。
この作品は、しっかりとした世界観。と、お互いがお互いを思いやる絆が丁寧にかかれているところが、読んでいて楽しかったです。
r18シーンも丁寧にかかれていて、時に切なくなります。また、医者の立場、薬剤師の立場の描写もリアリティがありました。
ファンタジーですが、身分差を克服して愛を貫くテーマがしっかりしていて、最後までしっかりとよめました。とっても面白かったです!
作者様の書く、受け様と世界観が大好きで購入!
語りかけるような文体と、丁寧なファンタジーの世界観に癒されます。
主人公は、真面目な事務官のお父様と、穏やかなお母様と、弟愛を貫くおにに育てられた貧乏な男爵令息のルカくん。
この貧乏もきちんと理由があって、世界観の構築に一捻りあって、大好きなポイントです。
沢山の愛情を受けて育ったルカくんは、家族思いなうえに、感情の機微に敏感です。
ある日お城のパーティーであったクマだらけの睡眠不足のアリ少年に、お兄さんに愛された経験をいかして、親切にします。同時に物語の軸になるネムリバナ(睡眠を促進する花)との出会いもここになります。
それから数年後、二人はネムリバナを王子に渡す任務をこなすために同室に!ラブロマンスがはじまるのですが・・・
特筆すべきは、ルカくんの純粋さ。
もう、華奢な体に金色の瞳。困った人をみたら、手助けしようとする性格の良さと、純粋無垢の化身。
読者として仕事でつかれた心が、めちゃくちゃ癒されるのをこえて、攻めやくのアリ君が、ルカ君を囲い込むために、さりげなく近づいていきます。
アリくんの行動に、読者の自分が一気一憂します!
彼の愛ある行動にドキドキします。
一方、ルカくんは、不眠症のアリ君が生活がしやすいようにサポートしていきます。
本文に庇護欲が強いと、ルカ君についてかいてあります。かれのアリ君に対しての献身的な行動は、徹底していて、キャラクターの個性として読んでいて可愛くて健気でした。
王子様や貴族以外の、寮母さんや、宮廷庭師などサイドストーリーによる伏線が、しっかりしていまひす。
ピュアな主人公に癒されるので、ぜひ読んでみて下さい✨
明るいのが好きな人は是非読んでください!
人によっては、切ないかな?でも、読後感はばっちり
突飛な設定かな?と、心配しながら題名と可愛い絵柄にひかれて購入!当たり‼️二時間で読了‼️
個性的設定を流れるような展開と、読みやすい文体。あと、ことごとく予想をいい意味でこえていくので飽きないせっシーンも豊富
人魚姫ならぬ、現代的なサワガニBL童話といってもいいかも。どちらと言えばグリム童話より。
受け役、サワガニのチャロくんが、人間に憧れてひょんなことから変身✨たどりついたのは、何と歌舞伎町。ピンチな所を、攻め役のリュウさんに拾われ、二人は出会います。
ここから、ドタバタ個性的なラブコメが始まるのですが、切ない伏線も丁寧にはられていきます。
作者様の世界観の作りこみが半端ないので、王道にあきた方は是非、手にとってください。一気によめます✨
作者様、楽しい読書体験を有難うございます✨