Webで読んで大好きだったのですが、Webはとてもいいところで終わっていて「続きないの!?」と思っていたら書籍版があると知って即購入した作品。
見事「読みたかった続き」があったのはもちろん、それ以上の結末が書かれていて驚き大満足な作品でした。
■視点:三人称。基本的に受け目線
■口調
受け:俺。目上の人には敬語。攻めにはタメ口。
攻め:俺。神子(受け)には敬語。
軽快な語り口でクスッと笑いながら読める作品。
語り部(つまり作者さん)の比喩力や発想力に感心させられます。とにかくうまい!
タイトルにあるとおり受けは確かにオタクですが、受けの“オタクさ”は自分の身に起きた異世界召喚という非現実的な出来事を「あーうん知ってる、漫画で見たよ」って感じですぐに把握する理解力の高さに生かされていると思います。
私は「オタク主人公」と聞くとついつい「隠キャで卑屈で二次元大好きな引きこもり」な人間を想像してしまうのですが(偏見だらけでごめんなさい)、この作品の受けはそんなことは全くなく。
陽キャとまでは言わないけれど、物怖じしないし環境に慣れるの早いしコミュ力も高いなって思います。
異世界への理解が早いからこそ、ありがちなフラグは立てない。(立ちそうな行動は自ら避ける)
だけどうっかり迷子になったり、うっかり怪我しちゃったり、うっかりやらかしてしまう。そんな予想外な展開が物語としてとても面白い。
攻めはそんな受けのやらかしに振り回され、呆れながらも、誰よりも受けのことを考えて行動してる凄い人。とにかく有能。
以下はネタバレあり。Web版で描かれなかった続きについて。
Web版では2人で王宮を出るところで終わりでしたが、その後の2人の旅路とその結末が描かれています。
もうこれがまた予想外な展開で!あの時の彼・彼らがここで出てくるかー!っていう。
いわゆる駆け落ちをした2人。
でも何も考えず2人きりで生きていけるわけではなくて、受けに発現した神子の力を無理に行使されることなく生きていくにはどうすればいいのか。
攻めは現実がよく見えてるな〜って思いました。
そして最後に辿り着いた結論(受けが見つけ出した突拍子もない案)には、そうきたかー!って驚かされました。
だからこの作品が好きなんだ!
期待していた以上の結末で、書籍買って良かったと心から思いました。
Webで読んだ時点で大好きで何度も読み返していて、書籍があると知って購入。
■視点:三人称。受け視点
■口調
受け:俺。治療師として攻めを治療中は敬語で、時折私
攻め:俺。not敬語
不遇な立場にある受けが、辛い目に遭いながらも頑張った末に報われる話は、何度読んでも良いものです…。
この作品はそこまで長く無いながらも、受けの不遇さ、攻めとの出会いと交流、そして(ネタバレになるのでぼかしますが)攻めを助けるために受けが覚悟を決めて…という中身がしっかり描かれていて、読後の満足感がすごいです。
長くないからこそ何度も読み返しやすい。
お互いがお互いに一途な関係が好きなので、この作品はそこもバッチリ!
いつの間に好きになったの?とも思わない。そりゃ好きになるよねお互いに!って納得感のある物語で大好きです。
一つだけ「う〜ん」と思ってしまったのは表紙のイラストですね…
もっと筋骨隆々(とまでは行かずともそれなりに鍛えられた)な攻めを想像していたので、細いし幼いな〜って思っちゃいました。
中に挿絵は無かったので、表紙のイラストは忘れて脳内で想像して読んでます。(絵師さんごめんなさい。。)
1回目読んだときは「珍しい展開だな」「良いお話だった」としみじみ読後感に浸るだけで、正直その時点でレビュー書いてたら★4とかだったかもしれません。
でもふとした拍子にまた読みたくなって、いつの間にやら何度も何度も読み返してて、気付けば大好きな作品になってました。
■口調
受け:俺。基本的に攻めには敬語。時折「〜っス」的な少しだけ軽め敬語
攻め:俺。敬語じゃない丁寧めな口調。敬語なときもある
■ここが好き!
・絵がうまい。漫画がうまい。
・受けが可愛い(容姿的な意味)。一般的な可愛さとは違うと思うけどとにかく可愛い。
買う前はここまで可愛く思えるとは予想だにしていなかったので驚きでした。
・受けがちょっとだけ貧弱。そんな受けを攻めが抱きとめるシーン、とても好みです。
・お互い惹かれあいながらゆっくり近付いていく物語が良い。
攻めが執着みを見せるのも良い。
・脇キャラ(受けの兄とその番相手)が良い。2人ともカッコいいし頼もしい。
・結末がとにかく良い。
シリーズ一作目。
まずは試しにと1巻だけ購入し、あまりに素晴らしかったのでシリーズ全作一気に買いました。以来何度も何度も読み返してます。
■視点:三人称
■口調
受け:ぼく。筆談なので口調は簡素
攻め:私。基本的に落ち着いた口調。not敬語
■こんな人におすすめ(かも)
・無自覚に惹かれていて気付けばお互いが大事な存在になってる2人、という関係が好きな人
・お互いよそ見することは絶対なく一途だと確信できる2人、という関係が好きな人
・ピンチにあう受けを攻めが激怒しながら助けに来る展開が好きな人
・血のつながりだけではない家族の絆を感じたい人
■ここが好き!
・受けが可愛い。健気。純真無垢。一途。
・攻めの無自覚な溺愛、からの自覚してからの囲いっぷり。
・受けの家族(血のつながった家族ではない)や、攻めの家族(=王族たち)が良い人ばかり。愛情深くて思いやりに溢れている
・受けがちょっと可哀そうな目に遭うけど、攻めがしっかり助けに入って守る展開
・物語が面白いし読みやすいし違和感がない。ちゃんと一冊で物語がまとめられている。(あれどうなったの?とかあれ伏線じゃなかったの?みたいな疑問が残らない)
・エロも良い塩梅で入っている。声の出ない受けが可愛い。
自分の癖を突きまくった作品で本当に大好きです!
ただ挿絵だけは、ごめんなさい…
あまり好みの絵柄ではないのでいつも薄目にして読み飛ばしています。。