メリバをこれまで読んできてなかったので今回上巻合わせて購入しました。私はいつも音楽をかけて読んでいるのですが、この作品だけは音楽では誤魔化しきれず、辛い感情が湧き上がってきました。特に、後半部からの展開(葵の過去くらいから)はあまりにも衝撃的で、目を背けたくなってしまいました。
最終的に福太は葵兄ちゃんの遺骨の入った箱をもって、凍死してしまいますが、これは葵兄ちゃんと一緒にいるためにとった手段。福太にとっても幸せな死だったのかな。
心中するまで、まっててね
これははじめ、葵兄ちゃん目線の題名かと思っていたのですが、本当は福太目線の題名だったんですね。最後のページで綺麗にタイトル回収をしていました。
某Youtuber様のショート動画から知り、今回買いました。
なんていうんでしょうか。言葉にできない感情を感じました。悲しいとはまた別の気もします。万人ウケする話ではないとは思いますし、光属性100%の人にはお勧めはあまりしません。ただ感動系を求めているのなら是非といったところです。
「タマが最終的に死んでしまう」というのはショート動画を通してなんとなく察してはいました。でも読んでみて、タマ(青くん)にされていた暴力シーンをみて、「ああ、どうして青くんが幸せになれないんだろう。」とすごく心が締め付けられるような思いになりました。
最後のシーンのネコ、あれが本当にタマ(青くん)の生まれ変わりなら、人間の時に分からなかった「幸せ」をたくさん矢澤さんのもとで感じてほしいなと思います。