中学生~大学生、成田✕大学生,教育実習生~教師津田義広、恋におちた相手は、中学生です。
読者の年齢によって評価真っ二つだと思います。
津田先生が22歳なので、同年代の評価は悪め。
教育実習中に津田が中学生の成田くんに軽い気持ちでちょっかいを出した挙げ句、成田くんが本気になったら手を離したから。
ズルい大人な判断になる。
私は貴腐人の年齢なので、津田先生のまだ大人になりきれない危うい感じが分かるので、目を離せない相手がいたら遠ざけられないよね、大学生位って自分がなんでもできるって思って調子に乗っちゃってる頃だって、と思いっきり偏見で思う。
自分が傷つく方が怖くて、なぜなら傷つくってどんなか知ってるから。相手のこと傷つけてしまう。逆に中学生は傷つくこと恐れずに全力です。
この対比が好きでした。
津田が成田くんのこと本気で受け止められなかったのは、まだ未熟だったんだな、と思う。
あんなキラキラした男子に自分の全部を向けられたら、自分じゃ受け止めきれないってなるってー!成田くんの可能性を、未来を狭めたくない。
成田くんがなんで男子の津田先生のこと好きになったのは分からず、は
そこがボーイズラブでしょ、と私の解釈。
性別も立場も超えて好きがBLじゃん。
好きになった相手が「津田義弘」だった。
それで先生目指したんだから純愛だよ。
あのふたりの日々を忘れられずに生きてきたって
「愛」だよ。
津田先生がくれた言葉をうそにはしたくなかったんだね。
時間がお互いを受け止めるうつわをくれました…!
「先生と、それから」の続編です。続けて読みました。
今回は当て未満の現役高校生浅木が妄想と思い込みで突っ走るのが面白ろおかしくてストーリーの良いスパイスになっていました。
咲が倒れた令を保健室に連れて行くシーンで、惚れてまうやろ的に「ぽー」としちゃうのが純粋で、若いわw
いつまでもかわいい咲でいてほしい先生と、早くかわいいからかっこいいに昇格したい咲の対比がなんともエモい。
幼児化しちゃう先生と心も身体も大人になった咲の点と点が繋がって交差する描き方がなんとも良かった。
旅行に行って、なに食べてもなに見ても令のこと考えちゃって…って令のとこがずっと大好きな咲が変わらず
光属性で令のことよろしくねって安心して読めました。
咲くん就職したことですし、同棲はいつかしら?
ドタバタあまあま同棲編を待っていますので、是非とも続続編お願いします。
高校生,堂本咲翔✕教師,29歳佐和田令の
ストーリー展開は卒業後から始まるラブです。
咲のアホかわいい天然陽キャな発言に対する令の返しがなんとも言えぬ良さです。
もう、イイとしか表現のしようがない。
ストーリ展開としては、サブキャラがしっかり動いてくれる作品は面白いと思っていますが、当て馬ポジションの令の元彼である鷹見がいい仕事してました!
令が元彼再登場であの頃の気持ちを反芻して心が揺らいでるときに咲くんは
「あの男を…殺すとか」って言います
もう、このセリフが最強オブ最強です。
自分を振った相手のこと、トラウマになっている相手は心の中では何度も殺したいと思い、殺してるけど、でもまた生きてて欲しいとも思って。
その繰り返しで、ずーとグルグルなの。
自分の手じゃ、どうすることもできなくて。
それをね、あっさり手を掛けてくれるって言ってくれただけで本当に救われるの。
これからさきもずっとずっと心救われるの。
咲くんの真っ直ぐで、どこまでもバカ正直なところは、こじれ散らかした令にはピッタリだよ!
大人になるとね、マジでこじれてんの!
それを出せるかどうかの違い。
咲くんには出せるんだから令は咲くんには心を許しるんだと思うよ。
光属性男子がとにかくバカかわいいて最高でした!
続編「先生と、ずっと」すでに買ってあるのでこれから読みます。
若手人気俳優,22歳陣ノ内大河✕美容師,28歳白石慧の再会ラブ。
ふたりのどちらも感情表現が分かり辛いかったようで突っ込みところが多いの感想もあり、完全に私なりの解釈になりますので、解釈違いはご理解を。
大河が初めての撮影でのヘアメイクが慧でした。
私はその時点で大河は一目惚れしていて「またね」のセリフは全て慧に向けたもので、初恋の気持ちだけを胸に慧の名刺をお守り代わりに、いつか何処かで会えたら、と思って俳優業をしていたと思います。
そこで再会の時がきたけど、若さ故の不安定さと、余裕な大人ぶって「おともだち」してたんだと。
慧は過去のダメンズほいほいの経験から臆病になっているようですが、どちらかと言うと、もうすぐ29歳と言っていたことから、大河はまだ若いので芸能人だし、これからの可能性を潰して欲しくなく足がすくんでいたのかな、と。
要はどちらも相手ことを想い過ぎて素直にも強欲にもなれず…欲しいものを欲しいと言えず。
だったと察しました。
大人ぶってしまった大河と大人が故に素直になれないこじれた慧。
ここらへんは私がもう貴腐人の年齢なのでどっちの気持ちも分かるよ、な読み解きです。
それぞれの行動が心理描写や感情描写がすっ飛ばされている部分が多く、読者に委ねるってところが多かったので、そこで評価が分かれてしまったのではないでしょうか。
最後の青ノ島のシーンは好きです。
大河が自分が形成された場所で、好きな景色があるから。
役じゃないホントの自分を見て欲しかっただけの気持ちは少年の時のままな、未熟な男子。
気持ちと行動がちぐはぐなのは若さ故だな、と思う。
切ない、両片思いが私は好きでしたよ!
先輩芸人×後輩芸人BLです!!
評価高いので、気にはなっていました。
芸人BLはいくつか読んでいますが、ハズレはないですよねー!
この人生を抱く感じが良い!!
憧れと恋心って紙一重なんだなって改めて思い知らされました。
もう、終盤の畳み掛けるところが最高すぎでした。
飯田ターンがいままでの低体温な感じから一気に熱を帯びて言葉のひとつひとつが「え、えー」ってそれ欲しかった言葉です!!
って雷落ちた。
ただ、どこからが恋ごころになったのかの描写がいまいち分からず萌え切れなかったかな。
小峰君のド執着振りもぶっ飛んでてうちに秘めた野望とのギャップがエモい奴でした!
続編てあるのかなぁ?
あったら買うし、続編は星5にする予定(笑)
評判良いので読んでみようとは思っていまして。
表紙で損をしていると思う。
山田がいい具合に本気の恋愛に臆病な拗れた男子だったので、もう少し純情めにした方がよかったのでは?
山田の後輩瀧宮尚人くんは、結局粘り勝ち〜な、いい具合いな攻め様なの理解はできました。
要は拗れた先輩✕心も身体も溶かした粘り勝ちな後輩の話し。
でもなんだろ、シーンが飛び飛びになるので
その度にアングルが訳分かんなくって頭グルグルしちゃって。
後輩くん純愛だったので、アプリの必要あったのかなぁ?!
同じ会社なんだからそんな遠回りしなくて良かったのでは?と思ってしまって。
内容もエチ多めでもっと心を溶かして欲しいと思えたし、作画も萌えの部分で心掴まれなかったし。
もっとストレートに描いて欲しかった。
ここに「萌え」がありました。
あっーー!って言って呼吸忘れました。
言葉も忘れました。なにをどう表現すればいいのか分からず、これが世にいう「萌え」だということは理解できました。
清居の感情爆発場面がホントに美しくて
「…俺清居にさわってもいいかな?」→「今までと同じなら嫌だ」→「清居がいいなら恋人みたいに触りたい」→「だったらいいけど」
もう、セリフまできっちり覚えられるレベルで最高です!
いままでのいままでがブワーっときて
清居の表情も目線も惹きつけられました。
その後の展開は書いたら論文になるので割愛で(笑)
点と点だったふたりが線になり交差する気持ちがホントにエモかった。
作画良かった!!
セリフは多くなくて行間で魅せるのがいい!!
次巻は月齢14。14番目の月。
楽しみに生きて行こうと思う今日です。
小説未読。
4巻まで一気読みで、5巻をすぐ買おうと決意をしたところでレビューしています。
北野仁先生の作画は好きで何冊か読ませて頂いていますが、今作は特に清居くんの横顔、目の作画が良いです。
静かだけど内に秘めている感情がいつどう出てくるのか?と想像を掻き立てられます。
そしてこの巻の後半、清居くんターンがヤバいです!語彙失いました。
言葉数少ない清居くんの若さ故の初めてからくる危うい恋心がもどかしくて。
実はふたりの再会場面の劇団の舞台公演が清居が仕組んだことだったとは頭抱えたて天を仰いだわ。
いるよね、自分の感情を支配されてしまう相手って。言葉よりも行動が先になってしまう相手って。
それはきっと心が動いているからだよ。
感情ぐちゃぐちゃな心理描写が、いままで清居くんとの対比があったからこそ、一気に心を捕まれて刺さりました。
平良くんに対して上手く言葉にも、態度にも
出来ない感じが痛い程伝わってきました。
心理描写も感情描写もグイグイ刺さりました。
きも(い)、うざ(い)でまさか萌える自分がいるなんてびっくりですよ。
前半部分が高校生BLだからアラフィフの私には瑞々しすぎる、といままで手を出していませんでした。
話題作の高校生BLは読みはしていますが嵌まらずでして。
でも、この作品は嵌まりました。
心を鷲掴みにされる作画と
言の葉を紡ぐの表現がピッタリな作品!