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女性はゆまさん

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Kの支配者 電子 コミック

奥田枠 

俺様の弟は俺様 でもかなり違う

 弟くんの登場に笑いました。
いやぁ、なんか、ヤンキー上がりのアイドルが将来を見据えて年取ってもやっていける俳優路線へ進むために、二十歳過ぎなんだけど学園ドラマに出演しちゃった、みたいな。
学ラン似合わなさ過ぎw

 お話は短編なのにすごく作り込まれていて、さすが奥田先生。
白黒のコントラストが効き、主人公たちの黒髪の毛先さえも尖っていて、視る者に突き刺さってっくるような痛々しさのある画面。
日本文学はあまり読んでいないので勝手なイメージですが、谷崎や三島の小説のような退廃と耽美の香りがする変態さん作品で素敵です。

 Kと坂滝の関係が解き明かされてゆき、「おぉっ」という展開になりますが、Dom/Subの世界では「主従逆転」「どちらが本当の支配者だったのか」というのは、ある意味よくあるお話。
 せっかく弟くんが登場したので、もう少し絡んでくれたら、とも思いました。

 弟くん、最後に刑事さんの手をつかんで頬を赤らめていて、新たなカップルが生まれるの?

繰り返し読む一冊に

 淫魔と退魔師という関係でありながら、スズの素直さ、一途さに次第に惹かれていく透真。大人っぽく見えても、やはり高校生らしい瑞々しいアオハル感にあふれていて、上巻の素っ気なさから次第に溶けてゆく様子がたましません。
 次第に盛り上がってくる二人の甘酸っぱい雰囲気の中に、時おり垣間見える黒い影が気になってはいたのですが.....。

 「えっ、そんな......。」な展開に、驚きました。

 急いでページをめくって、「空白の世界」とか「実体化」とか、すみません、いまいちシステムが頭に入らないままでしたがw、無事にスズが戻れてよかった~!
クリスマスの寒空の下、スズのシースルーな衣装が、寒そうだけど可愛かった!

 上巻のレビューで、『錆のゆめ 左 右』を彷彿させると書きました。
『錆のゆめ』は素晴らしかったけど、あまりに状況が辛くて、一度しか読んでいませんが、『左 右』は、時おり思い出して読み返しています。

 この『シュガーフリーク』も、『左 右』と同じく、何度も引っ張り出しては甘々にひたる大好きな作品になりそうです。

よよよ先生のお好きなものがいっぱい詰まった作品

 「お肉入ってるあったかいパン」にツボりました。

 猫耳。リボンのようにサイドに垂らされた一束の黒髪。首輪のようなチョーカーネックレス。大胆なオフショルダー。胴と太ももがあらわになった複雑なデザインの服。
 スズの姿は、きっとよよよ先生がお好きなものを詰め込んだものなんでしょうね。可愛い! あと男子高校生とかもw

しんどおをもっと格好良くして、としおさんをスーパーキュートでエロ可愛くしたようで、『錆のゆめ 左 右』ファンにはたまらない作品です。

 ごめんなさい、淫魔のしくみとか説明されていてもいまひとつよくわからなかったんですが、とにかくスズの心の動きがウブで健気で、夢中で1巻読み終わってしまいました。
 下巻に進みます。


東湖がはらはらと泣く姿に涙

 大学病院での教授選とか、昔家にテレビがあった頃にドラマで観たくらいしか知らない世界で、メインは奥村と東湖のカップルなので、すみません、権力闘争の部分は飛ばし気味に読んでしまいましたw
 やましい過去を知られて奥村に距離をとられ、東湖がハラハラと泣くシーンに胸がしめつけられはしましたが、このまま離れ離れサヨナラという結末になるはずもないので、ワクワクしながらページをめくりました。
 奥村の男気で無事再び結ばれてメデタシメデタシですが、「思い出したよ この辺で.....」のセリフ、ちょっとオヤジ入っていて笑ってしまいました。
でも口元のほくろがセクシーなので、良しとしましょう(ほくろって受けにあることが多いのに、これもちょっと珍しくって良かったです)。

 上下巻並べたときの表紙、奥村の優しい眼差しと二人の手の表情が本当に素敵です。中身も表紙も眼福な作品でした。

 
 

ウノハナ先生の絵柄が好き

 ウノハナ先生の作品が好きで、コミックになっているものは全部読んでいます。
お話もトガッていて最高ですが、人物の描写がトガッってて、顎とか身体の線とかも尖って刺さりそうなくらいキレッキレで一目見てウノハナ先生とわかる絵柄が好きです。
 写真から起こしたような写実的な作品、とくにエロなシーンではそれも良いのですが、なんかそれなら映像で撮ればいい。写実でない独特な個性がある方が、絵に描く価値があると思うんです。

 この作品を読んで、ウノハナ先生の絵柄、昔に比べると随分流麗になったなぁ、と思いましたが、洗練されてもなお強く主張するアクに惹かれ、画面を見ているだけでもトキメキます。

 今回は始まりがドイツのクリスマスマーケットという非日常での4日間。ほかのBLにはあまりない設定で新鮮でした。
ウノハナ先生も現地に行かれて、それを元に描かれたのかな、などと思いつつ、上下合わせて買ったので、作品の感想は下巻でまとめて書くことにします。

瀧宮はなぜ貯金がないのか

 出だしでは、滝宮はスポーツマンで何でもそつなくこなせるイケメンで、遊び人でちょっとヤなやつかな、と思ってしまいましたが。
読み進めていくと真面目な性格で生活も堅実で好感度がどんどんアップ。
 「ご飯いく」が飲み屋でなく滝宮のアパート、しかもスタイリッシュなインテイアの中でシェフ顔負けのイタリアンとかでなく床座りでギョーザとかw、もう山田じゃなくても「???」となりますが、いいですよね、こういうの!
 で、暮らしも質素で外食ぜず自炊(しかもギョーザ)で、何で貯金がない設定なのか、と。
 滝宮は職場の仲間とつきあいがいいので、普段の飲み会代がかさんでいるのでしょうか? それとも親御さんに仕送り?

 本筋とは関係のないところでちょっとひっかかりましたが、滝宮の一途な大型ワンコぶりにほだされていく山田に目を細めつつ、レビューランキングで1位を続けた作品はやはり魅力があるな、もっと早く読めばよかったと思った年の瀬でした。

 ぞう工場先生、素敵な作品をありがとうございました。
 

安定の碗島子ワールド

 碗島子先生の作品は作家買いをされる方が多いようですが、私も新作が出ると迷わず読んでいる一人です。

 今作も主人公・春生くんのズレ具合が絶妙で、島子ワールド。自分も友達がいないので、とくに今回の春生くんの逡巡にはグッとくるものがありました。
 秋充くんも最初の登場が喧嘩場面だったので(まぁ、ふっかけられてただけですけど)コワモテかと思ったら、以外に純情で、春生くんのことを誠実に思ってくれていて、とてもいい子だとわかり、ほんわか。
きっと描いている島子先生ご自身が、優しい方なんでしょうね。

 番外編の宇宙人の話、ぶつかったのがお互いにアタリで、こちらも良いお話でした。

ごちそうさまでした♡2

 『花嫁の休日』がとてもロマンチックだったので、『とっておきの一日』も続けて読んでみました。

 「おしおき」、素敵でした。
コミックスで読んであると、挿絵のない小説でも、幸村先生の描く怜悧な圭騎さんと愛らしい理玖の姿であんなことやこんなことも脳内再生できるので素晴らしいですね。

 この穏やかな一日に至るまでに、とんでもない非道いことがあったことをうっかり忘れそうな甘々な二人でした。

 シェルターの話、本編にも出てくるのか、あるいはこの先、短編の続編が出て読むことができるのでしょうか。
 小説本体もよんでみなくては。

 

ごちそうさまでした♡

 αの花嫁は、すみません、まだコミックしか読んでいませんが、素敵なお話だったのと、短編なら小説でも読みやすいかと思い、読んで見ました。

 コンシェルジュのいる豪華なマンション。都会なのに身近に自然もあふれる住環境。おしゃれなカフェ。高級スーパーで値段をきにせず食材をカゴに入れて豪華料理を作ってくれる恋人(←ここ、特にポイント高いです)。
 シゴデキで素敵な恋人が、自分にだけ甘々で溺愛してくれるというだけでも糖度が高いのに、様々なセレブ要素も盛り込まれていて、ウットリお腹いっぱいになりました。

 ごしそうさまでした♡

タイトルの破鏡とは

 作品を読み終えて「ほーっ」としたところで、いい作品だったけど、なんでタイトルが落花と破鏡? 

 里先生ご自身が作家インタビューやホームページなどで言及されているものがないかと探しましたが、みつけられなかったので、自分で意味をググってみました。
(どこかに先生のご説明があれば、教えていただけると嬉しいです。)

「落花」はなんとなくわかるとして「破鏡」とは?
中国では「離散した夫婦が再び一緒になったり、別離の夫婦がまた巡り会う」といった意味で使われるそうです。
 でも「落花破鏡」で調べると、「落花枝に返らず 破鏡再び照らさず」。一度離婚した夫婦は再び元に戻ることはないというたとえ、となっていて、いや戻るのか戻らないのかどっちやねん。教養が追いつきません。

 まぁ、この作品では、故郷を離れて東京で働いていた真智が仕事に疲れて故郷に戻ってきて、然に再開し、結ばれるというお話なので、前者の意味ですね。

真智は姉の事故のトラウマと他人の気持ちがわからないこと、然は母親のこと。どちらも悩みをかかえてもがいていたけど、二人で支え合うことで前に進んでいくことを決める。
 同棲も、お寺は部屋数が多いということで難なくクリアーしw、周りの同級生たちもみんな優しいので将来的なカミングアウトも何とかなりそうですね。

 タイトルに「破鏡」とあり、読んだときはその意味を知らなかったので、何か不穏でサスペンスなお話かとハラハラしながら読みましたが、ほんわかとした良い読後感でした。