まろみ谷さんのマイページ

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女性まろみ谷さん

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タイトル通り

最初の印象からはいい意味で予想を裏切られた。
攻め受けどちらもゲイの社内ラブ。
出張で相部屋になったモサ男くんが眼鏡を取ったら可愛い子ちゃんで、お互いにゲイだとわかり、一夜を共にする。ヤリチンナルシストの攻めは乞われるなら付き合ってやってもいいよ、な上から目線でいたけど、モサ男の受けのほうがあっさりしていて、一夜限りで終わってしまうのか……。というところから始まり、セフレの関係になり、徐々に互いを知ることで、恋愛感情が芽生えていく感じのお話でした。

攻めも受けも遊び人系は苦手ですが、こちらの攻めはちゃんとそうなった背景が描かれていて、受けに対しては一途さも見られて、話が進むにつれのめり込んでいきました。受けも、恋愛に対して冷めたところがあるのですが、妹や妹の子供に対しては面倒見の良いお兄ちゃんタイプで、ちゃんと誰かと幸せになってー!と応援したくなるキャラでした。
梶さんの転勤でどうなるのーとハラハラさせられたけど、深見君が勇気を出してくれてよかったです。

絵が綺麗

前作シリーズから追いかけています。前作同様、運命の番系のお話。今回は受けが年上。
子供の頃に一度出会っていて、運命の番を匂わせるようなエピソードがあり、その後、受けが大学生のときに再会してヒート事故で関係を持ちます。チョーカーをしていたため番にはなっていません。攻めには生後二か月の許嫁がいます。
ストーリーとしてはここまでは運命の番としてはよくある話で、特筆するような真新しさはありませんでした。ストーリーからはあまり萌えや切なさは感じられませんが、絵がとても綺麗で、イラストの満足度は高いです。
二人とも名門の家柄のようなので、今後は実家絡みでの障壁が出てくるのかなと期待しています。

神回


伏線回収&大団円の巻でした。
ダンテの本心が2巻で明らかになり、今回は脳内お花畑か?ってくらいの溺愛モードで、恋愛面では何の憂いもなく新婚カップル感がありました。お目付け役のニコロとダンテの小競り合いが、すごく好きです。
ダンテ父にも、彼なりにガルディノファミリーに復讐しようとした理由があり、それだけ深く妻を愛していた彼だから、ダンテのことも見殺しにしたりはしないとジーノが信じるところがじわりました。
てっきり今巻で最終回だろうと思って読み進めていたら、協力者のリーに関してはまだ話が続きそうで、嬉しい誤算でした。最強のニコイチとなった彼らの活躍を、楽しみにしています。

寓話を読んだような感覚

 両親から愛されなかった我儘王子の人生やり直しストーリー。
 魔法使い系の人物に悲惨な未来や死に際の光景を見せられ、それを回避するために心を入れ替える、という設定は、死に戻りとほぼ同じ。
 王子のエセルは唯一の心の拠り所だった元近習のオズワルドが、本心では自分を嫌っていて、出世のために自分を利用していただけだと知り、一度は彼への好意を捨てようとします。

 攻めも受けも、こういう生い立ちでこういう環境にいてこんな経験をすれば、こんな人物になる、という人物の描き方がすごく納得がいって、モヤモヤせずに読むことができました。

 その分、BL的な萌えは薄めでした。
 オズワルドが置かれた環境だけ見て甘ったれ王子を嫌悪する気持ちもわかるし、何人も愛人を作りながら王子の好意を利用してのし上がろうとする彼に攻めとしての魅力を感じないから、王子の切なさにも共感できない。
 オズワルドのエセルへの感情は、「愛憎相半ばする」という感じなのかなと思います。
 最後はエセルをかばって刺されたりして、献身ぶりがうかがえました。

 これだけこじれて、反省と人としての成長を経てハッピーエンドに着地させるストーリー展開は、さすがだと思います。
 このお話自体が寓話を読んだような感覚でした。

5人の王 9 コミック

絵歩  恵庭 

覚悟の上なら

先の読めない展開でここまで切なさを感じつつもワクワクしながら楽しみに読んできましたが……。
ルリ様が青の女になりご懐妊……。今巻は切なさを通り越して一気にBL熱が冷めてしまいました。

王として所領に平穏と安寧をもたらすためにも、身を固めて後継者を作る必要がある、とかならまだわかるのですが。アージェントはエールのために、エールのふりをしているだけなんですよね。それはそれで覚悟の上だと思うので、だとしたら、きっぱりとセージへの未練は断ち切って、エールとしてルリ様と生まれてくる御子を幸せにしてあげてほしいです。
セージには、赤の王とか、誰かセージのことだけを一番に愛してくれる人が傍にいてほしいと思ってしまいました。王ってただでさえ孤独な存在ですから。民のことを第一に考えなければならない分、誰よりも王のことを大切に思ってくれる人が一人くらいいてくれないと、救われません。

ルリ様にも、いつかちゃんと記憶を取り戻して、青の王のことは、エールではなくアージェントとして愛してあげてほしいです。