chonyx2さんのマイページ

レビューした作品

女性chonyx2さん

レビュー数20

ポイント数95

今年度140位

通算--位

  • 絞り込み
条件

指定なし

  • レビューした作品
  • 神作品
  • 萌×2作品
  • 萌作品
  • 中立作品
  • しゅみじゃない作品
  • 出版社別
  • レーベル別
  • 作品詳細
  • レビューした著者別
  • レビューした作画別
  • レビューしたイラスト別
  • レビューした原作別
  • レビューした声優別
媒体

指定なし

  • 指定なし
  • コミック
  • 小説
  • CD
  • DVD
  • ゲーム
  • 小冊子
  • GOODS
発売年月
月 ~
レビュー月
表示モード

幼少期に自分がいじめてた人との再会

なんやかんやでお金を借りざるを得なくなった冴島は、道行く人に無利息で無期限にお金を貸す代わりに、金額に応じた社会的恥辱や屈辱を受けるという変わった(?)サラ金の話を聞き、そこに行ってみることに。でも、そこで待っていたのは、昔自分にゲイだと言われて登校拒否した赤羽だった。赤羽は「俺をイカせられたら、お金あげる」と言う。こうしてお金を借りることから始まった二人の物語!

最初は冴島がそんなにかっこよく見えなかったのに、ページをめくるたびにだんだんかっこよくなる…(泣) 赤羽の目線で描かれてるのかな…
最初赤羽は冴島に恨みを持ち、裏切られた気がして復讐したいと思ったけど、それでも自分は冴島のことが好き。二人はなんとか一緒に時間を過ごし、お互いの知らなかった過去を知ることになる… 二人を見てるだけで胸が黒くなるんです…

いや…わたし…赤羽のお母さん…亡くなったと思ってたら、生きてたんですね… てっきり生命保険金かと思ってたんですけど… 離婚慰謝料で受け取ったお金を株に投資したのかな… 作中で「赤羽は頭がいい」って言われる前に、わたしはすでに「大金を株に投資して儲けるなんて賢すぎでは!?」って思ってたんですよ笑笑笑笑
いや〜この時代に最も賢い人… 大金が手に入る理由はないけど、もし自分もそんなお金が入ったら、いいところに投資して金持ちになるぞ!(笑)

話を戻すと、スピンオフもめっちゃ面白かったです…!ううっ… ヤクザのボスの息子で女装青年xヤクザ部下…!?めっちゃ新鮮でした!

エロで殺され、ピュアで生き返る無限ループ

いやいやいやいや!!!正直ここ数週間、本を手に取る気力もなくて文字が頭に入ってこなくて、わたしの大切な日常だったBL読みを遠ざけてたんですけど、これ読んだ瞬間に一気にスパート入っちゃいました… とりあえず長髪クーデレ攻め、合格ですっ。

展開が面白すぎて、読むたびに一話ごとに一回二回は必ず笑った気がします。いや、医者に「前立腺見つけてください」って言って、見つけてもらったら「ち◯こ挿れてくれませんか…?」ってお願いする患者なんてどこにいるの(ここにいました)。いや〜ほんと笑いました、作者先生天才すぎる…

そしてほんとに究極のエロ… 強烈すぎて語彙力が追いつかない… でも、行動はあんなに激しいのに、二人の気持ち、特に佐伯の心があまりにもピュアすぎない? こういうギャップも最高です…

U先生の作品の中で一番好きな作品です!!!終わってしまってほんとに寂しいです… 二人の可愛い恋(お弁当作ってあげるのとかナニソレナニソレ)もっと見たかったな〜

ぜひみなさんにオススメしたいです!

エッチすぎて最高!

ちょ、ちょっと待って、ちょっと待って!千佳良は、自分は付き合いたい人とはみんな付き合ってみて、会って、別れて… そんな経験しておきながら、「大知に彼女いるの?」って聞かれて「いる」って答えたってこと…!?え、千佳良、ちょっと抜けてて可愛い〜なんて思ってたけど、そういう返事の仕方はさすがにアリなの…?自分が手に入れるわけでもないのに人に渡さないってどういうこと!ひどいよ!もちろん大知はずっと千佳良のことだけを想ってきたから、千佳良がそう言ってもあまり気にしなかったのかもしれないけどよ… 全部知ってしまった読者としてはちょっと複雑で惜しい気持ちになっちゃいました!千佳良は無意識に大知のことを好きだったのかな?うーん、それは違う気がするけど… 大事な幼なじみが他の誰かと付き合うチャンスを与えなかったっていうのは、少し残念に思ったかな!でも大知は千佳良だけをずっと好きでいたから、わたしに言う資格はないんですけどね笑

本を開いてすぐに「ああ、大知は幼い頃から千佳良に片想いしてきたんだな」って感じられたんだけど、千佳良が大知に言った言葉だったり、物語の展開が想像以上に良くて、ほんとに面白く読めました! いやもう、それにしてもエッチすぎる!!最高です!!!

飾ドストライクすぎ…

阿古多先生のバンドBL!くぅ〜〜受けの飾がほんとにドストライクでした… 長髪で美人だなんて… しかもヘアスタイルまでわたしの大好物のタイプで……

ストーリーはざっくり言うと、飾は義兄の圭に片想いしていたのですが、それに気づいた虎太郎が「圭を忘れさせてあげるから、自分と付き合ってほしい」と言い出します。流されるように虎太郎の提案を受け入れてしまった飾。

実は虎太郎は、圭にバンドのポジションを紹介されるよりも前から飾のことを知っていて、飾の歌は昔から彼にとって大きな支えになっていたそうです。だからこそ、彼を幸せにしたいと思っていたんだろうなと。

叶わない恋の傷と痛みを、自分をひたすらに愛してくれる人によって癒やされていく過程が、とてもリアルでありながらもドラマチックでほんとに魅力的でした!飾の圭への想いに圭が全然気づいていなかったのも驚きで… 顔に全部出ていたのに、それでも「叶わない」とわかっていたから知らないふりをしていたのか、ほんとに気づかなかったのか…… 結局圭の結婚式にも行けなかった飾ですが、虎太郎と幸せに過ごしているなら、読者としては大歓迎です!笑

可愛い作品を読ませてもらいました!阿古多先生の絵柄はやっぱり最高です……

「愛」と呼ぶにはː̗̀(☉.☉)ː̖́

ちょっと辛口になってしまうかもしれませんが、それだけ真剣に読んだ証拠ということでご容赦いただければと思います。|ω・`)
もちろん作品そのものを否定するつもりはありませんので、その点はご理解いただけると幸いです。

まず、1巻から凌介が自分のものにできない涼晴に毎晩睡眠薬を飲ませてレ◯プしていた件。普通なら、その後、謝罪や涼晴からの許しといった何らかのケジメが描かれると思ったのに、一切触れられないまま、まるでなかったことのようにスルーされていましたっ… しかも凌介がどうしてそんな選択をしたのか、わたしには未だにも理解できません。体を調教すれば欲求不満で自分のところに戻ってくる、と考えたんですね。でもそれって「愛していた」というより、手に入らないものへの欲望、涼晴の“体”そのものを求めていただけにしか見えなくて… それを「愛」という言葉で済ませてしまうのは、ちょっと違和感があるんじゃないかと思いました…

そして、3巻で涼晴の子供時期が明かされて、彼が「何も欲しがらない人間」になった理由は理解できました。だからこそ、その後の展開で父との関係を掘り下げるのかと期待したんですけど、結末では有耶無耶に終わり、父は謝りもせず、会話も一方的に打ち切られて終了。その次の話では凌介が「俺が全部解決した〜」みたいな形になってしまって… せっかく背景を深掘りしたのに、解決までの過程が省かれてしまったのは残念で、ストーリーとして拍子抜けしてしまいました…

そして最後に、二人の「愛」についても、「初めて会ったときから手に入れたいと思った」とか「人生の目的になった」とか言われても、具体的にどんなところがそう思わせたのか描かれなかったのがちょっっと不満…でした… たとえば「凌介は一度決めたことは必ずやり遂げる、だから隣にいたい、応援したい、力になりたい」とかなら理解できるんすけど、実際には「凌介がいないと寂しい」程度の理由に聞こえてしまって… それはただ長い時間を一緒に過ごした結果とも説明できると思うので… なんか友達もいなくなったら寂しいじゃないんすっか… やっぱり少し物足りなさを感じてしまいましたね…

もちろんBL読む人の中にはストーリー重視の人もいれば、単に男同士のイチャイチャが好きで読む人もいると思うので、そーいう意味で高評価になるのは分かってます。でも… いや、睡眠薬飲ませて毎晩、長い年月、少なくとも3〜4年、レ◯プする攻めなんて… わたしには危うさしか感じられません…

しかも凌介は、この作品のスピンオフ元である『淫らなΩは恋をしない』でも、蒼士が嫌いという理由だけで、蒼士の好きなオメガ・七緒にひどい仕打ちをしたり、「オメガとセッ◯スできるチャンスをやる、鬼ごっこで捕まえたらできる」なんて言ったり… いやいや、やっぱ危険人物でしょうこの人…

こんなに泣いたのは久しぶりです

もしかしてわたし、泣いてますか?はい、泣いてます… あぁ… 漫画読んで泣いたことは時々ありましたが、BL読んで泣いたのは初めてです…

レビューに入る前に、ちょっと個人的なことをお話しさせていただきます。わたしは母がとても厳しい家庭で育ち、20歳になるまで母が決めた夢を追い、母が敷いたレールの上を生きてきました。それを完璧に再現できなければ自分の存在には意味がない、そんな風に感じて生きてきたのです。だから母という存在は、ある意味、育ててくれたことには感謝していますし、どこに出ても負けないように強く育ててくれたのはありがたいんですけど、心から「愛する」対象ではなく… ただ小説に出てくるような、優しく包み込む母親像に対して漠然とした憧れを抱いている、そんな感じでした。
だから『后宮のオメガ』を初めて読んだ時、イリヤの家族の描写にはほんとに色々と考えさせられました。そして『雪花の章』でイリヤと父との関係が描かれたとき、過去を消すことはできなくても「互いがどんな思いを抱いていたのか」が浮かび上がってくる展開に、涙を抑えることができませんでした…
わたしの母もいつか、わたしにそんな言葉をかけてくれる日が来るのでしょうか。その時、わたしはイリヤのように母を抱きしめることができるのでしょうか… そんなことを考えさせられる一冊でした。

また、オメガを単なる「オメガだから」という理由で道具のように扱うイリヤの祖国。その国の厳しい状況を思えば、「強者だけが生き残る」というやり方が全く間違っていたとは言えないでしょう。そうした背景があったからこそ、絶え間ない争いの中でも国を守り続けられたのだと思います。そうした世界観とオメガバースを自然に結びつけて描いた作者さまの筆力に感服しました。作画もほんとに素晴らしく、特にイリヤの装飾品や衣装の細かいディテールにはいつも感動させられます。

今回の章では、先ほどお話しした家族愛や傷と癒しがわたしにとって大きなテーマでしたが、それ以外にも途切れることのないハーリドとイリヤの夫夫愛、他者のための犠牲など、様々な要素がぎゅっと詰め込まれていて、一つの壮大なドラマを観ているようでした。

それにしても…子どもが5人ですって!? しかもタルジュも!!!うわぁぁ!子どもたちや子虎たちが成長していく姿をわたしも見届けたいです!どうかこの話終わらせないでください…

なんとなく、マルジャーナは双子のイグバールをいつもいじめて、お兄ちゃんのハリーファがその仲裁をしている姿が目に見えるようです。そしてリズクはハーリドの髪+イリヤの顔だなんて!!可愛すぎませんか…!?

ほんとに心が温まる一冊でした。素晴らしい作品を読ませていただき、ありがとうございました。

全人類必読書に指定希望

わぁ……本閉じても余韻が消えなくて、しばらく壁を見つめながら「わたしは今、何を読んだんだろう…」と考え込んでしまいました。語彙力のないわたしをお許しください…そして、どうかそのままこれを読んでください。この本は全人類必読書に指定したいくらいです。

こんな愛もあるんですよね。世界人口が81億人もいるんですから、こんな愛が存在しないはずないですよね。でも20年、どうやって待つんですか?愛する人が他の誰かと付き合って、同じ部屋に入り、灯りを消す…それでもなお、その人を愛し続けられるんですか?カズマが改めて別の存在に見えてきました。ナオトがこの愛を重く受け止めるのは当然ですよね、彼はその20年間、何も知らずに過ごしてきたのだから。

まずは、先生の作画とセリフに立ち上がって拍手を送り、感謝の礼を捧げたいです。はぁ…前にも言いましたが、二人の感情が高ぶったときに色彩が濃くなること、ほんとに天才的だと思います。胸を打つセリフもあれば、同じ骨壺(爆笑)のようなユーモアある描写もあって、リビングにいたお母さんに聞こえるくらい声を出して笑いました。

あぁ…終わったなんて信じられません。なぜ……終わってしまったんでしょう。二人は今もきっと熱い愛を育んでいるはずなのに(このリビューを書いているのは夜なので)、もうその愛を覗き見ることができないなんて信じられません。足りないです。

こういう執着、たまらなく好きです。横田が何も知らずに、ただナオトの体に残った傷跡を見て「それはちょっと…」と言ったとき、カズマが「俺らの歴史、1秒たりとも知らねぇやつが?」と言った場面、わたしも全力で頷いてしまいました。前作を読んだときは「ふむ、カズマは少し強引だなぁ〜」程度に思っていたのですが、今回の続編を通して、カズマの感情をより深く感じられたというか、もっと理解できた気がします。前作のわたしは横田寄りだったけど、続編では完全にカズマ派になって「うんうん、そうだよ横田、お前が悪い」と思っていました笑 そして横田にそんなことを言われて、他人にカズマの一面を知らさせてしまってイライラし、悔しがるナオトもほんとに可愛かったです。このシーンが一番印象に残っています。横田には今後一切、ナオトに触れてほしくないですね。

正直、ナオトが後横田と会うと聞いたときは、「え、何を話すんだろう?横田はカズマが自分にしたことを伝えるのか?それを聞いたナオトはどう反応する?…そもそもナオトはカズマと一緒に横田に会いに行くのか?」と気になっていましたが、描かれなかったことで、逆にわたしの精神衛生上は良かったのかもしれません。元々、どんな愛であれ、当人同士が幸せならそこに第三者が入り込むのは大嫌いなので笑笑

あぁ……ほんとに、ほんとに楽しく読ませていただきました。素晴らしい作品をありがとうございます。先生、どうかお元気で長生きされて、これからも素敵な作品をたくさん……描き続けてください……!ありがとうございます!

切なさで心が焼ける

パフェと甘いもので友達になった立山と島崎。薄井先生の作品はすべて読ませていただきましたが、やっぱり先生が描く切なさや哀しさは格が違います…!!目に見えるようなその切なさが、紙面を突き抜けて伝わってくるようです。

最初はパフェやスイーツを食べに行くカフェ仲間として始まった二人。しかし、いつの間にかお互いを好きになっていて…!それでも島崎は傷つきたくなくて、お酒を飲んだ日に起きた出来事を、何事もなかったかのようにやり過ごそうとします。一方で立山は何度も自分の気持ちを伝えようとするけれど、それが島崎には届かない。ならば理由なんてどうでもいい、ただ島崎のそばにいたい――そう思って始まった二人の同居生活!

ああ… 絵柄がほんとに良くて、そのひたむきで胸を締めつけるような感情が、ページをめくるたびに息を止めさせられました。気づけば深夜2時に読んでいて…お腹が空いてしまいました… わたしも甘い恋をしながら甘いものを食べたくなりました…!笑笑

素敵な作品、ありがとうございます!

二十年熟成の愛と執着

どうしよう、このカズマの愛。正常じゃないことはナオトもわたしも分かってるけど、「…それがナオトを俺にくれるの?」なんて言われたら、あぁそうだよな、カズマはこうやってナオトを愛さずにはいられないんだ、閉じ込めたくなるよな…って思ってしまうんです。あぁ… セリフのひとつひとつがわたしの心をぶん殴ってくる… すごすぎです… 正直『ヒーリングパラドックス』はそこまでハマった記憶はないんですが、この続編がこんなに良かったら…そりゃ狂いますよね…

そしてカズマがちょっと狂った(?)ときに、カズマとナオトの顔色が黒く処理される演出、読者としてうわっ!ってなる迫力がありました。

いやもう、作画が神がかってます。カズマのひとつひとつが色気だだ漏れ。表情も筋肉も血管も体も…そしてカズマの執着が極みに達したときのあのゾクリとくる感覚が紙面から溢れ出してくる。はぁ…カズマみたいな男は怖い。執着攻めは怖い。でもカズマは本気でナオトを愛してるから、読者としては、ナオトもカズマの本気を知ってるわけ、「早く好きって言ってあげて!」って応援せずにはいられない。この愛はただの狂気じゃなくて、二十年も熟成させた、あのどんな味噌よりも長く寝かせた愛だから…読者としては「うんうん、そうそう」って頷くしかないんです。

あぁ… 二十年の忍耐とナオトへのカズマの愛、そして執着… 言葉にできないほど没頭して読みました。ふぅ… ちょっと息を整えて、下巻を読みに行ってきます。

じょうぶは今日も我慢する

もしわたしの記憶が正しければ、この漫画はわたしが初めて読んだDomが受けの漫画でした!我慢する攻めが、まぁ、ほんとにほんとに大好きなので、ずっと妄想していたシナリオだったのですが、うわぁ… とっても良かったです… じょうぶ、我慢するのじゃ!と応援したくなるし、じょうぶの表情描写もほんとに素晴らしかったです (՞⸝⸝ᵒ̴̶̷᷄꒳ᵒ̴̶̷᷅⸝⸝՞)

DomとSubの主従関係・信頼関係が大きな軸ではありますが、Subが狼人という設定が独特で、説明も丁寧で納得感がありました。新しい狼人設定を通して二人の過去が描かれ、離れたくても離れられない二人を結ぶ強い糸が見えてくる。さらに、大きな事件を通して「自分のSubのためなら、自分のSubだけが大事」というDomの欲が伝わってきて、ほんとに良かったです。

一冊の漫画とは思えないほど内容がぎゅっと詰まっていて、メイド服/女装のシーンもありましたし!笑笑
登場人物が少ないBLなので事件の主犯は予想しやすいものの、解決方法が自分の予想とは全っく違っていて驚きました!

斬新で独特、そしてなによりじょうぶがとても可愛かったです… じょうぶ… 我慢して、我慢して、また我慢する姿がたまらなく愛おしいです… はい、わたしは何回も我慢する攻めが好きです。