ページを捲る手が止まらないとはまさにこういう事だなぁと。面白かった!
合わなかった方のレビュー見てると受けの能美君のゆるクズキャラが苦手って声が多くて、まぁ私も序盤は挫けそうになりましたが(最後まで読むとただのクズキャラじゃない事はわかる)、でも主役がそんなキャラでありながらこれほどの高評価って逆にすごいな?!って思いました。
絵や構成、ストーリーが良いのはもちろんなんですが、作品全体の空気感がいい。
どこかで拝読したレビューに、ラブコメ要素が強いように見えて文学的で、そこはかとない虚無感が漂ってるとあり頷いてしまいました。
さり気ない哲学の要素が良いアクセントになってる。
読み終わった後しばらく物語の余韻に浸ってしまう素敵な作品でした。
続編もあるようで、そこで二人の過去や家族構成なんかも明らかになるのかな?と期待しております。
最初からグイグイ引き込まれて、気づいたら没頭してあっという間に読み終えてしまいました。
今年色んなBLを読ませて頂き、みなそれぞれ良かったけれど、最後までダレることなく引き込まれたまま読了したのは久しぶりかも。
特にキャラが良かった。攻めのギーチは最初ちょっと典型的な俺様キャラかと思ったら末っ子甘えん坊だし、仕草に品の良さが滲み出ていてギャップ萌えにやられました。
受けのユイは不幸な境遇ながら意外と逞しく生命力もあって、心から応援したくなるキャラ。
過去シーンの織り交ぜ方も絶妙だった。祖父と愛犬のシーンは何度見返しても泣きます…
後半は少し話の進み方が早くて所々あれっ?となりましたが、先生のインタビューを拝読して納得。
どう考えても頁が足りなくて詰め込んだ感があったので。それでもデビュー作と考えたら素晴らしい完成度。
出版社さん、今度はぜひ上下巻か続き物でお願いしますっ。
愛する人と帰る場所を手に入れて幸せになれた二人をまだまだ見ていたい。
修ぼっちゃんと仲間達(これがまた情深くて良い人たち)の今後も気になるし。
続編があることを期待しています。