猫コミックさんのマイページ

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女性猫コミックさん

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ラブコメ(ラブ3割コメディ7割)

※続編の「おかわり」まで読破済

すっっっっごく面白かったですww
教師(変態のゲイ)×生徒なんですが、これは笑い転げながら読む作品ですね。
多くは語らないので、気持ちが疲れてる時や重い作品を読んだ後に是非読んでみて欲しいです。
BL作品って当事者や周囲の人間が同性愛に対してありえないくらい凄く寛容な事が多いと思いますが、この作品では同性愛者に対する一般的な反応が見られるので笑えるだけじゃないシリアスな一面も感じることが出来ると思います。


ここからネタバレです。
1つ注意点として、続編の「おかわり」では2人が結ばれ受が高校卒業後の話になりますが、2人ともお相手意外との男女含めた行為があります。私はそんな気になるほどでもないというか、それがあったからこそ深みのでる物語だと思いますが、それが極端に苦手な方は避けた方が無難かなと思いました。

買わない方がいい

こんなに続きが気になる作品は滅多にないと思います。重音サークルに所属している長髪美人が出てくる某人気作品の雰囲気が好きな人はめちゃくちゃ刺さると思います。最後に次巻のダイジェストが載っていましたが、何となく障害になる内容の全容ががきっとそういうことなんだろうなとは察しましたが、それをどう乗り切っていくのかが楽しみです。分かっていても分からない、そんな作品だと思います。読み出したら続きが気になってしまうので、完結するまで買わない方がいいとすら思ってしまいました。焦らしプレイが好きな人は今すぐ手にとって私みたいに次巻までモヤモヤして欲しいですねw

これは好みの問題

まず、擬人化自体苦手なので好みの問題ではありますが、レビューで評価が高かったので、大丈夫かなと期待していました。ハードルはかなり上がっていたと思います。それもあってか思ってたより普通、ふわふわとしすぎていて私は涙腺に来なかったし、あーはいはいという感じで読み進めてました。育児を題材にした話は好きですが、これは内容も絵も私には合いませんでした。ほっこりぼのぼの系が好きな人は好きだと思います。
ただ、擬人化の取り入れ方は自然で上手いと思いました。

私の知ってるBLじゃない

※上下巻読破済

雪の王国に生まれた美しい王子はΩという性を持つことから王族でありながら虐げられてきました。そんな心を閉ざした彼が政略結婚という形で別の国(Ωを尊ぶ国)の王様に嫁ぐことになりました。未来の夫にも会わないまま結婚式まで過ごしている中である少年に出会います。
その少年との出会いから彼の中で止まっていた物語が動き出していくのですが、壮大な話でした。とてもただのBL作品とは思えないくらい満足感がありました。南国×エジプト×中華という感じの雰囲気の作品でした。というのも、この国の宗教観がエジプトに酷似していたり、背景は南国の宮殿ような雰囲気だったり、服装に少し中華っぽさがあったりという感じでした。主人公(受)は色白ですが、お相手(攻)含め登場人物の殆どは褐色の肌を持つのでそれが苦手な方は向いてないかもしれません。
Ωの主人公は母国での経験によって冷めた性格をしていますが、彼の成長や心境の変化が細かく鮮明に描かれていて、気づいたら物語に没頭してしまうと思います。

実話ではないかと思えるくらい忠実すぎて怖い

※上下巻読破済

良い作品ってその気持ちを言葉にして伝えるのが難しいですよね。今、そんな気持ちで書いてます。風〇を取り扱ってる作品は多くあるけれど、リアルを感じられるものって中々ないんですよね。というのも、テレビで放送される医療ドラマもそうですが制作側は寄せてるつもりなだけで実際の業界に詳しい人が見ると、「これ違うよ、こんなことしないよ」とツッコめちゃうんですよね。かくいう私も、そんな理由で夜職に関してはシビアな目で見てしまうというのが根底にあります。(忠実でなくともファンタジーとして十分楽しめますが)
こちらの作品では、受けのカナエ先輩がゲイ向けのマット専門の箱ヘルスで働いてるということでそれなりに店内の様子や接客描写が出てきますが、とても忠実だと思いました。洗体の仕方やマット上の足の関節を使った技、三指も実際にあるものなので忠実さに驚きました。
恋愛過程も丁寧で、変に贔屓せず店では客として、学校では先輩として接してるところも、夜職特有の割り切った感がカナエ先輩から伺えて、関係がリアルだな〜とあっという間にピンクハートジャムの世界に入り込んでしまいました。
攻め視点が苦手な私ですが、主人公(攻め)が健気すぎてついつい感情移入してしまい、あっという間に下巻まで読み終わってしまいました。
しっけ先生の作品ははじめて拝見しましたが、他の作品も見てみたいと思いました。今まで読んだBLコミックの中で1.2を争うくらいに好きになりました。

関西弁って萌えますよね、わかります。

関西弁って良いですよね(唐突)。
なんかこう、グッとくるものがあるんですよねw
受けのユキくんが可愛いんです!事前情報から美人系と知っていたので、もっとこうクールビューティなツンデレ系かと思ってたら、美人だけど年相応に突っ走ってる可愛い子でした。というか、可愛すぎてユキくん目当てで読み進めてましたw

文春パパラッチ×関西弁の美人系人気俳優という、接点が思い浮かばないというか、浮かんでも仲良くはならないよねって思える関係ですが、ちゃんと話が展開してて面白かったです。
内容は芸能界物だけど、ガッツリと言うよりもライトな感じなので重々しいものもなく、気楽に読むことができました。

攻め視点の作品って、読むけど感情移入しずらく、基本的にあまり得意では無いのでよっぽど設定が刺さるか人に勧められない限り手を出さないようにはしてるんですが、これは手を出してよかったです!w
最後のオチも上手く話がまとまってるしテンポ感良く、読みやすいと思いました。

秘書の前川さんになりたい!

事前情報で受けが41歳と知ってリーマンは好きだけどそこまでの中年は無理かも…と思って読み始めましたが、受けが人間的に柔らかく穏やかな性格の初心すぎる童貞っていう設定のおかげか、年上感をそこまで感じることはありませんでした。基本的に、男女問わずリアルでも2次元でもうじうじしてる人が見てみて不愉快なので性格面も心配でしたが、この受けはオドオドしてるけど嫌悪感がなく、その慎重すぎるネガティブな性格にも背景があったので納得のいくものでした。年上らしく期待しないように弁えなきゃと自分を律しつつも、少しずつ恋に浸っていく可愛い恋愛でした。
受けの秘書をしている前川さんが、彼氏の連絡で浮き沈みする社長を傍でニヤニヤして見守るのに最高のポジションだと思っちゃいましたw

それから、ちょっとしたことですが、ラウンジでオーダーしていたシャンパンが絵柄的にベルエポックだったり、ソウメイなどを選ばれたことから、作者様が夜職を忠実に再現してるのが嬉しかったです。

吸血鬼物が好きな人にはぜひ1度手に持ってもらいたい

※上下巻読破済
少女漫画やラノベ、乙女ゲームで吸血鬼が登場する作品を多く読んできましたが、この作品を読んでその概念をひっくり返されました。今まで私の中では吸血鬼とは人間の上にあぐらをかいているようなカースト制や貴族制のイメージでした。BLでいうオメガバのαのような、人より優れている支配や捕食する側のイメージです。しかし、この作品を読んでその概念を覆されました。
最初は、とある男子生徒の首筋に2つの血痕が残っていたということから、この全寮制の学校で吸血鬼が出たのでは?!吸血鬼は誰だ?!という小さなミステリーから始まりますが、徐々に物語が進み、5話の終わりから手が止まらなくなり一気に読破してしまいました。上手い、の一言に尽きます。良い意味で騙されたというか思い込まされていたと言いますか…、そういうことかぁと謎が明らかになるにつれて腑に落ちました。設定の裏付け等もしっかりしていて、置いてけぼりになることがなくストレスなく楽しめました。そして、メインCPではないCPの話に涙が出ました。そのCPも読み返すと伏線がしっかり描かれていて、作者様に拍手を送りたくなりました。
寄宿学校、身分差、すれ違い、シリアストーンなどが好きな方にはおすすめしたいなと思いました。

素敵なストーリーなのでじっくり小説で読みたかった

時代背景が大正っぽいモダンな雰囲気の作品はとても好きですし、執事×お坊ちゃんっていう身分差のある恋も好みです。その上、Ωのお坊ちゃんが不憫な身の上なのも私のツボをついててとても期待できる設定でした。
それもあり、ストーリー自体は良かったです。主従関係である身分差とオメガバース、更に各々の過去が上手くそこに取り込まれていました。残念な所を1点あげるとすれば、ストーリーの内容自体は素敵ですが、少し話のテンポが早いかな?と感じました。トントン拍子に進んでく感じがBLコミックあるあるなので、普段だったら気にならないけれど、こういったシリアスな作品にはその速いテンポがトーンを上げて全体を明るくしまってるのが勿体ないなと感じました。それから、これは完全に私の好みの問題ですが、毎回ではなく、角度によるのか時々受けの下半身のボディライン(臀部、太もも)が女性的すぎてアンバランスだなと思ってしまいました。女性に比べて男性は太ももが太めですから肉厚に描くのはわかるし私も好きですが、丸みのある女性的な印象を時々受けました。

好きだよ、親友! 電子 コミック

桜庭千嘉 

ネタに振り切ってて好き

同じ会社で勤務している、研究者×黒髪リーマンの、笑い要素9割のネタ系ライトBLでした。先に書いておきますが、全く私の好みではないです。
ただ、中途半端な作品ってどうも消化不良というか、モヤモヤした違うんだよな感が残ってしまうのですが、こちらの作品は良い意味で振り切ってて楽しく読めました。各話それぞれで1つのテーマが完結してるので見てて飽きずらいと思いました。個人的には2話の酢豚のくだりが1番好きですwストーリーも単純で糖度も低いので正直BLとしては読む人を選ぶと思いますが、ここまで振り切ってると頭を空にして割り切って読むことが出来るので、なんかさくっと笑えるBL読みたい!って時には休憩には良いと思いました。