読了後「あれ?」って気持ちになりました。何というか、うっかり100ページくらい読み飛ばしてしまったんじゃないかと…。
何といいますか事件の起こっていないミステリーみたいな感じです。最後に明かされる謎(冒頭で大体分かっちゃいますが)に関しても別に誰の迷惑にもなってないし、お話の鍵になってるってわけでもないし…。
これが原因で何人がお亡くなりになっていれば面白いと思ってしまうんですが、逆に何もしてないことに驚きました。
ご主人様と下男…のわりに案外、障害と葛藤がなかったラブラブなお話です。この時代の雰囲気は素敵、絵も素晴らしく美麗で絡みも濃厚です。
圧倒的に枚数が足りない、私が読み飛ばした100ページがどこかにあったら凄く読みたいです。