復讐ものなのですが、復讐相手とその家族が非常に悲惨な目に遭います。確かによい人たちではなかったですが、こんな目に遭うほど悪いことはしてないと思います。
復讐相手→人間の女性を孕ませられる犬型の獣から獣姦され、その子(半獣)を産み精神が壊れる
復讐相手の妹→嘔吐や腹痛、錯乱などの状態異常付与→苦しみを和らげるために薬漬けに→たくさんの男性に体を開く→魔法で脳死状態に
復讐相手の姉→人間の女性を孕ませられる犬型の獣の妻としてサーカスで飼われる
復讐相手の両親と弟もそれぞれ奴隷として売られたようです。
復讐相手はともかく、その家族はそんなに悪いことしたのかと。
復讐相手も、ここまでされるほど悪いことはしてません。
どきどきはらはらの展開や、それをわかりやすく伝える文章、BL部分は非常によかったですが、それを打ち消してしまうほど、女性の扱いがひどすぎて悲しかったです。
優しいが言葉にはしない、ぶっきらぼうな攻
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恵まれた家庭環境ではないが、底抜けに明るい夜職受
→めっちゃかわいくていい子
はじまりは受けの一目惚れで、様々なことが重なり、二人は恋人のような関係に。しかし攻めと過ごすうちに、今まではなかった自尊心(自分を大事にしたいという思い)が育ち、受けが一方的に愛情表現をするだけの関係に疑問を持つようになる。二人の関係を確かめるために愛情表現を求めたが、それに攻めが応えなかったことで受けは攻めのもとから去る。
自分のもとから消えた受けを探す攻め。懸命に探す中で、自分が受けに愛情表現をしていなかったことに気付いて反省する。
ハピエンなので、当然再会して、収まるところに収まります。見所は二人の成長でした。
受けは自尊心などの情緒の成熟、攻めは相手に好意を示すなどの人との関わり方。
萌えでいうと、受けにフラれて探し回る攻めが軽く攻めザマアでよかったです。