「両片思い」で真っ先に思いつくのがこの作品です。
この作品の一番のポイントは、セリフ以上に攻・受の内心が描かれているところ。「いや、そんなことないよ涙」「あーーーもーまたすれ違った(悔)」「頑張れ!!」とキャラクターに思わず声をかけてしまいたくなります(かけながら読まざるを得なくなる)。
"ラブコメ"なのでコミカルに描かれている部分が多々あり、読者が展開を予想できない というのも読んでて面白いですね。BLに限りませんが、特に恋愛ものは展開が予想ですぎちゃうと「はいはい、お決まりのね。」ってなってしまって少し気持ちが下がってしまうことがあるのは否めませんから笑。
エrも程よくあり、バランスが整っています。
2巻の発売気ままに待機です。
私は普段、商業BL漫画においても日常・現代世界をテーマにしたものしか読んで来ませんでした。
以前天官賜福のアニメを見たことがありましたが、独特の世界観を理解するのに時間がかかってしまうせいか、中華ファンタジー系のジャンルにはどこか苦手意識を持っていました。
しかし、肉包不吃肉の「病案本」にドドドハマりし、この先生の他の作品も読んでみたい!と強く思った結果、「二哈和他的白猫師尊」を読むに至りました。
前半は世界観理解に苦しつつ、また、読めない漢字やわからない単語の多さに苦戦して(自分が勉強不足なだけ)「??」と思うことも多くありましたが(前半部分が面白くないというわけではありません)、後半は慣れてきたのか、めちゃくちゃ面白く感じてきて(やっと面白さがわかってきた!という感じでした)読む手が止まりませんでした!!!現在1巻を読了して2、3巻も購入しましたが、特装版を買わなかった過去の自分をぶん殴りたいです笑。
メンタル強強なド執着攻め×淡白で堅物なスパダリ受け(ただし、不器用な面あり+攻めに不意をつかれると動揺)というカップリングが最高ですね。これは同じく肉包不吃肉先生の書く「病案本」に共通する点も多いと思います。
現在1巻まで読了の私として、一番感情がたかぶるポイントは、普段感情を表に出すことのない厳しい師尊(しずん)の楚晩寧(チュー・ワンニン(=受け))がとても弟子(攻め含め3人)思いだということがわかる言動です。
あと、カップリング以外のところで言うと、個人的に弟子3人の掛け合いも好きです。バチバチの仲悪い(?)2人(墨燃(モーラン)と薛蒙(シュエモン))とそれをなだめようとする師昧(シーメイ)の3人はバランスがとれていますよね。そして、それを見守る師尊はもっと好きです笑
とにかく、今まで自分が苦手意識をもっていたファンタジー分野で初めて心掴まれた作品として、「二哈和他的白猫師尊」は自分にとって特別な作品となりました。本には登場人物表が挟まっており、「これ誰だっけ?」となってもこの表を確認しながら読み進めました。あとは3枚の挿絵を楽しみにこれを目指して読み進めていきました笑
よくわからない部分があっても初めは完璧に理解しようとはせず(いつかは理解したい)、とりあえず全体を読みきってみるのがいいと思いました。
やってくれました2巻。1巻との違いはそう、圧倒的にエロが加わっているのです。
いやいや、1巻あんな感じだったのにどうした!?!?となりますが、
安心してください(?)、あの二人のバチバチ加減はそのままです笑
私は今までほとんどBL小説を読んだことがなかったのですが、漫画以上にセリフの1つ1つのエロ度(?)が高い気がします。
あの堅物な受けが攻め(13歳年下)にどっrrrrろどろにされるのは、私にはたまりませんでした笑
挿絵(全枚)もよかったです。イケメンなんだこれが^ ^
これだけだとエロいだけかと思われてしまいそうですが、ストーリーとの関係でも重要になってくるであろうキャラクター(特に攻め・受け)についての謎が2巻を通して明らかとなっていき(まだ残されている謎も多い)、1巻に引き続き先の気になるストーリー展開に釘付けとなりました。
あと、どんなに受けに拒まれても執着し続ける攻めのメンタルがすごい笑笑(わたしも見習いたい)。簡単には攻めはどっかに行かないだろうから(?)読んでいて安心します。受けはそのまま拒み続けてください(いつかは歩みよってくれ)。
全8巻らしいので続巻生きがいに頑張ります笑
自分にとって初めての中華BLかつBL小説となった作品でしたがものすごく刺さりました。とにかくキャラクターとストーリーが魅力的でどんどん先が読みたくなる展開が素晴らしかったです。
何と言っても、攻め(19歳)×受け(32歳)の年の差カップリングが堪りません、、、。
1巻でえちえちな絡みはほとんどありませんが(1巻は「この先BL展開あるの?、、、」と言う感じでしたが)、絶対に仲良くなれないだろう2人がちょっと歩みよってきたと思ったら罵り合いまたスタートに戻るというループが読んでいて最も楽しいと感じたポイントです。腐男子・女子のみなさんの感情をジェットコースターにすること間違いありません!
(個人的に刺さった)キャラクターの属性としては、
攻:ど執着/金持ち/不憫/童貞
受:元精神科医・現医学部教授/淡白でガード激硬/妹思い/ヘビースモーカー
ストーリ自体はサスペンス的要素が強く、常に先が読みたくなる構成でした(試験前に読み始めるのはお勧めしません笑)。物語の各所にぼんやりとした伏線が散りばめられ、これが回収された時の快感がすごいです。舞台となっている現代中国の雰囲気も気に入りました。
すべては先生の表現力すごさゆえですね。
とりあえず続巻が出るまで死ねないなと思いました。
中華BL・BL小説デビューに「病案本」をどうぞ!!!
第1巻で衝撃的な終わり方をしていたので続きが気になっていましたが2巻も期待を裏切らない神作でした。
[キャラ属性]
飴と鞭の使い分けが上手な攻:行瑠と、普段はツンツンしているがサブスペースに入ると可愛くおねだりしてぐちゃぐちゃトロトロになってしまう受:律路
二人とも結構裏表のあるキャラクターですが、だからこそ相手にしか見せない一面がたくさんあり、読者もそのギャップにやられます。
[感想]
プレイが生半可ではなくちゃんと激し目なので(個人の見解。ドムサブだと標準くらい?)エロの面でも満足できますし、ただ激しいだけではなくてそれがちゃんとストーリーと絡み合っているので、飽きることなく読める、とても読み応えのある作品でした。
そして、キャラクターの表情がどこを切り取っても魅力的で、狂気的な表情もあれば、コミカル・可愛らしい表情が描かれている部分もあり何度も見返してしまいました。
ストーリー的に続きが気になる、早く読みたい↔︎あのときどんな表情でどんなセリフだったっけ…? で結構読破するのに時間かかりました。
今回もまた続きが気になる…… !!!という感じで終わっていました。後半で新キャラが登場し、今後その新キャラがどのように関わってくるのかが楽しみです。