お付き合い後、獅子丸が礼央を傷つけてしまったことに対する礼央サイドの人物2人(ゆかりと先生)の言葉が正反対だったのがとにかく印象的だなと思いました。
ゆかりは傷ついた礼央を思うあまりなのか獅子丸に厳しい言葉をかけ、「被害者ぶってるけどあなたは加害者」とまで言う。
対して先生は「君が悪いとは思わない。悪いのは社会。」と言う。
同性愛に限らず趣味や病気や家族関係etc...他人から理解されない事は世の中たくさんあるし、人目が気になってしまって怖いという獅子丸の気持ちはわかる気がする。
だからといってそれが礼央を傷つけていい理由にはならないけれど、私には獅子丸を責めることはできないと思った。
なのでゆかりの「加害者」というあまりにも攻撃性の高すぎる言葉には読んでるこちらもグサリときたし、すごく苦しかった。そこまでハッキリ言い切っていいものなのかと。
そしてその後の先生の「君が悪いとは思わない」に救われた気持ちになりました。とても難しいことだけど、私も人にこんな言葉をかけられる人間でありたいと思いました。また、先生が恋人と歩んできた物語も読んでみたくなりました。
鹿乃先生ファンになったきっかけの作品です。一見アンバランスだけど実はパズルのようにピタッとハマっている2人の関係性にキュンとします。
受けの一八は20代中卒・ガテンでちょっとやんちゃそうな雰囲気ですが常識的で男気ある性格。押せ押せドンドンな匡史に絆されつつもいざという時には年上らしく匡史を受け止める包容力もあります。あと童顔・小柄で少年のようなルックスだけどHのときの表情がエロカワです(*≧∀≦*)
攻めの匡史は高身長イケメンエリート高校生。およそ高校生とは思えないクールで大人びた見た目ですが、性格はちょっと歪んでて一八に憎まれ口を叩いたりする子供らしい(?)面があります。(一八はそこが可愛いと言っていた)。だけど一八が好きでたまらないから戸惑う一八を押し倒して触りまくる…という肉食獣のような一面もあります。
Hシーンはスポ根漫画並みの激しさ&熱さ(暑さ)です!!若さみなぎってますww
個人的には一八と匡史がお互いを想いながら、それぞれ1人Hするシーンが好きです(〃ω〃)
匡史は一八からパクった使用済みタオルを使っちゃったりしてます(笑)そのシーンの構図が傑作です!!