ついに一夜を迎える二人です。
まぁ、迎えるまでに喧嘩したり変な雰囲気にもなったりしたのですが、
そのぶん二人とも成長したし、必要な事だったのでしょう。
とにかくいつもは比較的無表情の蓉一が感情むき出しで表情がくるくる変わるのがとても良かったです。
怒ったときの顔、恥ずかしいときの顔、全てが可愛い。考えることも可愛い。
桜井さんと一夜を過ごす時の蓉一は恥じらいやら桜井さんへの愛やらで可愛いすぎます。
読者にとっては勝ち目無いと思われている藤本についても丁寧に描かれていてとても好感を持てます。
玉砕してしまって落ち込んでいる藤本をサラッっと慰める竹さん。
竹さんは水川邸における良心ですね。シメがとても笑えました。
天真爛漫をよそおって(?)人の事をよくみている菖太。
悶々としている兄貴分2人をよそにバリバリ煎餅をほおばるシーンがとても良かった。
「いらないならその服ちょうだい、煎餅あげるから」がとても菖太らしくて微笑ましかったです。
人の事をみる術は環境がそうさせてしまったのだろうけど。菖太は奥行きのあるキャラですよね。
本当、日高ショーコさんは人物を描くのがとても上手だと思います。
桜井さんの転勤はどうなるのでしょう?
次は最後までいって欲しいなー・・・ヒソヒソ・・・と思いながら次巻を待つことにします。
周りの人の証言は過言ではないくらい、蓉一は周りに守られてそだったんだろうなと。
初めて家系外の人物に興味を持ったがために蓉一は色んな事に気付き始める。
っていう内容です。
思っている事を必死に伝えようとする蓉一が何とも健気で可愛い。
あと、蓉一と親密な関係になるにつれ桜井さんはやっぱり大人なんだなーと感じます。
でも離れてると結構必死なんですよねwそこもまた人間らしくて良いです。
桜井さんは桜井さんで、歳の差とか、色々葛藤することはあるわけで・・・
でもそこが蓉一の成長にもつながっているのかな。
登場人物全員に過去があって感情があって色んな関係性があって、
それを丁寧に表現できる日高ショーコさんは本当にすごいです・・・!
考え事をしていて茶碗を落とした蓉一に対する大人の反応から、どれだけ甘やかされて育ったか伺えますよね。食事シーン本当に好きです。
毎回ご飯をガツガツ食べている菖太が、今回つらい状況に会います。
菖太には幸せになってほしいなぁ。竹さんよろしく。
今回桜井さんと蓉一がらぶらぶで満足です。
やっと始まった!色んなことが。
今回は蓉一サイドのお話が多いです。
蓉一は気持を素直に口にできるんだけど、自分がどんな気持ちかに気付けない。
周りに守られて、深く考えなくてもどうにかなる環境で育ってきた所以だとおもうのだけれど、
そこがもどかしくて良いですね。
今回やっと蓉一が桜井さんへの感情に気付きます。
気付いたときの赤面した表情がなんとも幼く色っぽい!
1巻でのレビューでも書きましたが、日常の細かい1コマに各キャラの性格が表れていてとても和みます。
とくに食事のシーンが好きです。遠目だとお箸をグーで握る菖太、無言で醤油を差し出す蓉一・・・こういう演出はキャラがどこかで生きていると感じさせますよね。
だいたい衝撃の場面に立ち会うのは菖太っていう、チョコマカ元気キャラもよい^^
吉冨さんと柏木さんの関係性もとても好きです。
アテ馬的存在の藤本がいることでだいぶアクセントになってるしだいぶ重要な役目ですね。
とくに桜井さんにとっては踏み切る良いきっかけになっていると思います。
全く好きになれないキャラですが。
蓉一と同じくらい桜井さんも好きです^^
初日高ショーコさんです。
一言で言ってとっても良かったです。
もともと急な展開が苦手で好きキャラをゆっくり長く見ていたい方だったので、
この作品のゆっくりな進行ペースがとても好きです。
と言っても、私は既に4巻が出てる時点で一気読みしたのでそんな事が言えるのでしょうねw
これ一気読み出来なかったら次巻発売までもだえ死ぬ自信がありますw
(まあ、4巻はまだキリが良い所で終わっているので・・・w)
中堅サラリーマンと大学生の組み合わせなんて、なんだか仲悪そうだし最初はどうなる事かと思うのですが、なかなかどうしてドキドキします。
とにかく黒髪の大学生蓉一がイケメン!
1巻は中堅サラリーマン桜井さん主体で進むので、蓉一はまだまだミステリアスな存在です。
周りの登場人物の人物設計もしっかりされてて、
日常の何気ない1コマに「キャラが生きてる」と感じさせる作家さんですね。
こういう描写はやっぱり連作じゃないと表現出来ないことだと思います。
まだまだ始まったばかりですが、1巻を買った方はとりあえず2巻目も読む事をお勧めしますw
2巻まで読んだら絶対全巻揃えたくなりますからw
円満になった二人にふりかかる数々の問題が、今回のテーマですw
同僚へのカミングアウト、
矢野さんの元カノ?の登場、
生意気で矢野さんにタッチ癖(?)のある新人の入社、
矢野さんと違う部署への異動、
宮坂の元カノの再登場・・・
苦難(主に宮坂にとって)を乗り越えるごとに二人の関係は近くなっていって、
前作よりラブラブしたシーンが多いと思います。そして宮坂のエロさが明るみに。
矢野さんにとっても宮坂が必要な存在になっていく様子が、かわいいです。
(具合の悪い時に見た夢ってどんな夢だったのでしょうか?)
宮坂のワンコっぷりは回を追うごとに増し、矢野さんの節操の危機(笑)には猛犬となって矢野さんを守ります。
うーん、ワンコの本気を見た思いです。悲しきかな、矢野さんは危機に全く気付いてないのだけれど;女性のおしりタッチにはむしろシカト。ガード甘すぎ・・・w
カミングアウトしたからか、同僚と仲良く会話したり飲んだりするシーンも増えて全体的に喜怒哀楽があって楽しいです。
最後の矢野宅で無理矢理情事をはたらいた翌日のボコボコに腫れた宮坂の顔に吹きました。
今回もギャグありエロありでとても楽しく、次回作を買わずにいられないところで終わります。
まんまと東京心中中毒です。
同人で知った作家さんですが、
独特の雰囲気をもったお話を書かれる事が多いです。
舞台は北アメリカ アラスカ州デナリ。
周り一面を銀世界で閉ざされた山脈でホテルをきりもりしている兄弟。
兄のチルチルは生活の為に男と寝るあばずれ。狩りなどの力仕事は弟に任せっきり。
腹違いの弟ミチルは生活の為に外に狩りに出かける。学がなく、読み書きは兄にたよりっぱなし。
「戻って来るまで弟の事を頼んだぞ」と言い残して去った父親を兄はひたすら待ち続ける。
父が戻ったら兄は自分の事を見放してしまうのではないかと不安を抱く弟。
そんな彼らの日常を静かに綴った作品です。
舞台・時代背景がしっかりしていて、世界観がとても美しいです。
雪国特有のもこもこの外套、毛皮のコート、どれもかわいいものばかりです。
兄弟を客観的に見るミルクマンもクールで魅力的。
静かながら、少し危うい関係性を持った作品。
お勧めです。
※未読の方へ※
この漫画はエロ本です。
とにかくエロメインです。
なので細かいことを言ってはいけませんよ!
エロにむかって話が進みます。よって、ギャグですw
そのエロも濃厚しっとりエロではなく、外国人の激しく突っ走るエロ、みたいな感じw
激しいです。
『三つ巴』はずーっと気持を隠していた真義のちょっと切ない気持と、そのあとの箍の外れっぷりが爽快ですね。
特筆すべき『ウンポポ王子と下僕教師』2作は、もう設定から何から自由すぎるw
ア・ナルジボイ・ウンポポ王子と貫通係(?)のチンチロ、その使いのナスとキュウリ(イケメン)・・・くっw
そのウンポポ王子というのが、13歳になると貫通の儀式というものをしなければならない国の王子様で、男の子なのにニーハイが似合って先生と一緒にいる時はズボン無しのノーパンである。
「新田は病気になった。」
「ウンポポもまた病気だった。」
ええ、そうでしょうとも。
そしてこれを読んで喜んでる私もまた、病気であった。
ここまでエロメインなのに、こんなにも楽しませてくれるのは、
やっぱりSHOOWAさんの力量の賜物です!
シリアスで重いお話の合間に読みたくなる痛快エロです^^
ついに宮坂と矢野さんが致す巻となっております。
しかし前回「しようか、セックス」の流れでスッとするのではなく、もちろん矢野さんに振り回され、ひと悶着もふた悶着もあるわけで・・・w
この漫画の最大の魅力だと思うのですが、
いつもは宮坂に対して主導権があってSっぽいところのある矢野さんが、受けという事実w
普段の無表情といやらしい事をされている時の表情のギャップがなんともたまりません。
体位が恥ずかしくて、嫌だ嫌だ言ってしまう矢野さんが最強にいやらしい。
しまいには我を忘れて大阪弁が出てしまうあたり・・・うーん天然の魔性の男だ。
矢野さんの行動にいちいち一喜一憂し、いくら殴られたり「うっとうしい」とか「めんどくさい」とか言われてもめげない宮坂のワンコっぷりも本当にかわいい。
逆にいくらうっとうしくても宮坂から離れない矢野さんもかわいい。
体格の差ですぐ押し倒せちゃうのに、全く思い通りにいかない矢野さん・・・宮坂も苦労が絶えないねw
普段表情に出さない矢野さんが、宮坂との情事を思い出して赤面してしまうシーンが好きです。
ちょっと違う感情で赤面してるとは思いますがw
一言で言うと独特だと思います。
好き嫌いが分かれるであろう作品、私も最初は「?」と思いましたが、
読んでいくうちに矢野さんの謎な魅力にハマってしまう、宮坂の矢野さん愛に笑ってしまう、
つかみどころの無い矢野さんの行動が気になって無意識に次巻を手に取ってしまうという、
恐ろしい中毒性を持った漫画だと思います。
たいした動機もなくテレビ制作会社に入社した新人AD宮坂と、その上司矢野さんのお話です。
矢野さんは29歳なのに女の子みたいな容姿、しかしながら中身はオッサンで仕事熱に熱い、時々何を考えているのかわからない、厳しい上司。
何にでも順応性を発揮し比較的すぐ仕事をこなしてしまう宮坂が、本当にやりたい仕事か疑問を感じていたときに、矢野さんの魅力に惹かれて思いを変え、矢野さんと着実に仕事をこなしていく、という、半BL半熱血漫画な内容です。
何が魅力って、仕事に厳しくて宮坂にもつらくあたったりするのに、ふとした拍子にキスとかしちゃう、宮坂がキスをせまっても拒まない、矢野さんとの絶妙な関係。
宮坂が「好きです!」って言っても「知ってる」しか返さない、恋人未満な不思議な関係。
さらなる魅力はネタバレになるので下巻で少し。
ただ、矢野さんの作画が安定しないのがちょっと気になるところです。
宮坂の作画やデッサンはしっかりしてると思うのですが、矢野さんだけが毎回気になります。
作画重視の方はちょっと入り込めないかもしれません。
かく言う私も比較的絵重視ですが、、、
(しかし、要領が良くて何でもすぐこなしてしまう宮坂みたいな人、現実にもたまにいるけど、ほんとうらやましいなあ・・・)
初・商業BL購入がこの本です・・・
と書くと、初めてでなんちゅう表紙の本をレジに持ってってんだwと思われますが・・・///
でも、この本がBLのはいりクチじゃなかったらここまでBLにハマってなかっと思います。
まんまと心つかまれました。人生狂わされた・・・(歓喜
ゲイAV制作会社の社長・苦味さんと副社長・サクマさんを軸とするお話。
元々ゲイビのカリスマモデルだった苦味さんの、ちょっと若さの薄れた色気にやられます。
まあその後サクマさんの枯れた色気にもやられるのですがw
今でこそ飄々としている苦味さんですが、そこにいきつくまでにはつらい過去と一途な思いがあって・・・
苦味さんとサクマさんの過去は胸がギュッとなりました。
今はどうなのよ?というサクマさんと苦味さんの関係も、もどかしくて萌えます。
AV制作会社ということもあって、毎回えちシーンがでてきますが、
雲田はるこさんの色気と可愛らしさの入り混じったスッキリした絵柄のおかげで、良い意味で生々しくなく、だけどエロい絶妙な感じで、
なので3Pだろうがリバだろうが全く気になりませんでした。
毎回出てくるサブキャラも魅力的で、各話ごとのドラマがすごい。(レニくんのTシャツ・・・)
色々サクマさんに文句言ったり反発したりするけど、
チューされるとその気になっちゃう苦味さんが・・・もう!
書き下ろしでは、サクマさんと2人きりでしか見せないであろう、若い頃の表情が垣間見れたり…
大人な感じと可愛らしい感じが同居する独特の雰囲気は
雲田はるこさんにしか出せないワザだと思います。