広告と試し読みでどうしても先が気になって、我慢できずに単話を購入したのですが、見事にドハマり。漫画って、ラブストーリーって、こんなに面白いものだったのか!!と衝撃を受けました。
攻めの梶さんは完璧なしごできイケメンだけどナルシストで性格に難あり、受けの深見くんはモサメガネとエロ可愛さのギャップが最高ー!ドタバタ意地っ張りコメディ!…というのももちろんこの作品の大きな魅力の一つですが、読み進めるほど、そして繰り返し読むほど見えてくる二人の内面にとにかく大注目です!
この単行本1巻は、深見くんと出会ってから嫌でも自分を見つめ直さなければならなくなり、葛藤して揺れ動く梶さんから目が離せません!
今までにあまりBL漫画を読んだことのない方にもおすすめしたい作品です。
広告を見てエロ可愛い深見くんに惹かれて読み始めたのですが、全然それだけではありませんでした。とにかくキャラクターが魅力的です。
梶さんも深見くんもものすごく善人とか完璧というわけではなく非の打ち所はめちゃくちゃありますが、心に抱えているものがあったり、性格悪いなーという部分もありつつ優しさや気遣いもあったり、すごく人間らしくてリアルだなと感じます。
また、「心に抱えているもの」と書きましたが、必要以上に重苦しく描かれてはおらず、アラサーくらいになったらみんな大なり小なり傷を抱えながらもフツーっぽい暮らしを送ってるものだよねという感じでこれまたリアル。
人としての相性サイアク(by松本あやか先生)だったはずの二人の凸凹が何度もぶつかるうちに少しずつ噛み合っていき、大人になっても欠けたままになっていた心を埋め合う関係になると思うと、ラブストーリーだけど人間ドラマといえるのではないでしょうか。
(ルックスがめちゃくちゃ良いことを除けば)身近にいてもおかしくないようなキャラクターなので、漫画を読んでいるというより人生を見守っているような気持ちになって本気で応援してしまうし、二人の幸せな未来を願わずにはいられません。
エロシーンはしっかりエロいし、とにかく表情が良い!!
受けの深見くんはもちろんエロ可愛くて最高です。回を追うごとにやらしさを更新してきます。タイトルに偽りなし。
攻めの梶さんも、ちょっとSっぽい笑みを浮かべたり、切ない顔になったり、想いが溢れていたり…こちらも最高です。
コメディ的なシーンにも毎回笑わせていただいてます。イケメンでナルシストなのに深見くんのことになると空回りしてばかりの梶さんが可愛いし、ますます応援したくなっちゃう(笑)
大事なことを書き忘れていました。
物語はずっと攻めの梶さん目線で進み、深見くんのモノローグはありません。
深見くんが何を考えているのか分からなくて、読者は梶さんと一緒に深見沼にズブズブとはまっていきます…
きっと二人は出会わなくてもそれなりには生きていけたと思うけど、偶然人生が重なったことで少しずつ変わっていく二人が愛おしくてたまらない。
エロいし笑えるけど時に胸が痛むほど切ない梶さんと深見くんの物語、全力でおすすめします!!