さすがおげれつたなか先生と賞賛しかないです。こんなに心を揺さぶられた作品はこれ以上現れない気がして悲しいと思ってしまうほど、私の腐女子人生の中で価値観を変える作品でした。記憶を消してもう一度読みたいくらいです。
ここからはネタバレを含みます。
正直3巻の1ページ1コマ毎に感想をここに書きたいところですが、えらい文字数になってしまうと思うので、1番好きだったシーンについて書いていきます。
好きなシーンは死ぬほどあるんですけど1番この作品を読んでて良かったなと思えたシーンが電車でのシーンでした。旅館で朝を迎えてからもっともっと遠くに逃げないとと必死な千紘ともう何かを悟ってるはおれん。電車のシーンはもう泣きすぎて文字が読めなかったです。何が一番良かったかってはおれんの「死なないよ、死んだらお前泣くだろ」っていうセリフ!!泣くしかないだろ!!!もう千紘がマヤに拉致られてからはおれんは読んでるこっち側もしんどくなるくらい精神的に追い詰められてて、これ以上千紘に迷惑をかけないためにももう死んじゃうんじゃないかって思ってたから。直接はおれんの言葉で「死なないよ」っていうセリフ聞けて本当に嬉しかった。千紘も安心したよね。けど、「一緒に逃げるって言った!そんなのダメだ!」ってはおれんを必死に引き留めててる千紘を見るのが本当に苦しかったです。ここのシーンの何がすごいかって言葉の重みがあって涙なしでは読めないんですよ!!はおれんが自分が死んだら悲しむ人がいるっていうことを理解出来るようになったことが嬉しかったです。それが今まで愛に飢えてたはおれんにとって大きな成長であり、大切に思ってくれる人に出会えて良かったねという気持ち溢れ出てきました。私が今まで読んできたBL作品でこんなに人を愛す愛されることを改めていいなと思えたのは初めてでした!!この作品を出会うことが出来ては自分が腐女子であること、おげれつたなか先生が好きであることに誇りしかないです。ありがとう自分。ありがとうございます先生。
あと、はおれんが強引に千紘を電車に押し込んでから千紘が電車の窓からガガって開けて叫んでびっくりしてるはおれんと離れたくなくて必死な千紘と冷静なはおれんが可愛いすぎて禿げそうでした。
これからのはおれんと千紘の幸せな生活を見たいというのが正直なところです、、。
まだまだ言いたいことはありますが、最後にこの作品に出会えて良かったと先生に1番伝えたいです。はおれんと千紘幸せになれよーー!!!!!!!