古い作品なので今まで手を出さなかったのですが、一気に読んでしまいました。
最初の山崎先輩が少しだけおっさんクサイだけで、あとは10年以上前の作品なのに古さを感じさせせませんでした。
たった2冊なのに人の半生を濃厚に読ませてもらった感じがしました。10冊くらい読んだ気がして、読み切ったあとの読後感が半端なかったです。
2人の気持ちがそれぞれにわかり、途中山崎先輩の気持ちに寄り添いすぎて胸が痛く痛くなりました。
誰とくっついても別れてもおかしくない状況で、悪気ないとはいえ竹中に腹が立つこともありましたが、うまく話も回収され、本当にこれほどに「山崎先輩良かったね!」って思える話の終わり方はなかなか無いです。
久しぶりにこんな作品が読めて良かったです。
若手の漫画家さんの中で今一番好きな方です。
今回まず感じたのが、すごい勢いで絵が上達してます。
最初に1・2巻出たあとに特装版が出て、その時もだいぶ修正されて上手になったなと思っていたのですが、今回また上達した感じで。
内容は1巻から面白かったですが、3巻はまた甘さが倍増して終始ニヤニヤキュンキュンしてました。
秋がかなり良い彼氏っぷりを発揮してくれてます。メンヘラ八尋もそりゃまぁ心底安心しますわね。安心愛されてる八尋が可愛くって仕方ないです。
秋の彼氏っぷりは恰好つけたりするものじゃなくて、相手を思いやる優しさで溢れてるって感じのホント素敵な彼氏なので、八尋と一緒にそういう人に甘やかされたい人はこの本はぴったりだと思います。なかなかこういう彼氏は他の本では出てきてないかも。
4巻は一緒に住むところから始まるのかな。二人の生活もメッチャ楽しみ♡
「すごい」と思うと同時に、大元である人物(夫婦)が結局なにもお咎めがないのが消化不良ですっきりはしませんでした。せめて誰か罵ってでもくれていれば多少すっきりしたかもしれません。
また、加害者だと言われた主人公は当時もう成人していますので、子供を強姦殺人しておいて、判決が15年とはだいぶ違和感ありました。
話の設定上、それ以上の判決だと話のつじつまが合わなくなるからなのかもしれませんが、無期懲役でもおかしくないのにあまりに短いかな。
性犯罪の法定刑で強姦致死の場合、5年以上~無期、または死刑(殺意ありの場合)なので、間違ってるかと言えばそうでないのですが、ここ最近の判決として、強姦致死で24年、強姦致傷で懲役21年の判決がでた例もありますし、どう軽く見積もっても20年以上は確定かと思います。
あとこういう事件の場合、DNA検査すれば冤罪起きないよね?DNA検査しなかったの?彼のお父さんはそこまで力のある人物だったの?とか。
また最後の方で本当の犯人が捕まりますが、そうすると主人公の冤罪が決定する訳ですが、その点についてなにも描かれていないのも納得はいっていません。
全体的に悶々としたものが残るお話でした。