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ゆうちゃん コミック

蜂煮 

「陽キャ」と「陰キャ」狂気の奥にある真の意味とは

『うみのお城』で運命の出会いを果たしたとも言える、大好きな作家さんの作品です。

本作は、陽キャのかけるくんと、陰キャのゆうちゃんの恋物語です。
......と、一言で収められない程にセンス溢れたギャグとカオスな表現に溢れています!!!
うみのお城が好きな人は絶対に好きだし、ハマる人にはドツボな世界観です♡

しかし、それだけで終わらないのが蜂煮先生の唯一無二な点です。
終始狂気に思える作品は後半になるにつれ、メッセージ性を帯びていき、ラストには思わず涙ぐんでしまう程の感動が待っていました。

センスに溺れたい人、ギャグだけで終わらせたくない人、そして全人類に強く強く!!!!!!!オススメしたい........いや、何でもするので読んでください。切実に。

現状今年1!!大人の余裕に目覚めます。

ずっと楽しみにしていた同級生シリーズの新刊!!✨

個人的には同級生シリーズの中でも1.2を争う位物語に心揺さぶられました。
マイノリティに対して当事者・周囲の人々がどのように感じているか、どう対応するかの感情の機微が非常にリアルで終始胸が苦しくなりました。
受けの夏目くんの不器用だけど誠実に生きている様子は愛しく、応援したくなりますし、マイノリティの息子に否定的であった「父」の視点から一人の人間を掘り下げていくことに感銘を受けました。

そして物語性だけでなく、「大人の余裕」の魅力が存分に発揮されている作品でもあります!!!!
中村先生固有のしなやかな作画が、中年男性のキャラと抜群にマッチしていて、中村先生にしか出し得ない”耽美さ”が存在しています!!
(特に上巻は個人的にエロスを感じてたまらんでした...///)
今まで「The大人の男性”萌え”」を経験してこなかったのですが、子の作品で完全に覚醒めました!!!!!

物語重視の方は勿論、理想の大人の男性を探し求めている方、新たな癖を探している方にも是非オススメしたい作品です。

MADK 1 コミック

硯遼 

闇要素全部詰め!至高の闇BL!

闇BL初心者さんにもお勧めできる、入門闇BLだと思いますっっっ!!!

キャッチコピーにもあるように、人外、転生、カニバリズム、異常性癖等々、闇の要素をこれでもかという程に詰め込んだ作品!
にも関わらず、当社比グロくない!!
その上ストーリーも、悪魔として生まれ変わった主人公が成長していく過程を描く物語ですので、闇BLというよりも青年誌の雰囲気を感じました。

個人的には人外は得意ではなかったのですが、それでも「かわいい!」と思え、人外の魅力に気づくことのできた作品でもあります。(巻末にキャラ設定もあり、作家さんのキャラへの愛も伝わってきます...♡)

そしてなんといっても主人公のマコト君がかわいい!!!
真っ黒なお目々と黒髪短髪。気弱かと思いきや、異常性癖と強い意志をもった男の子!!
1人悪魔界に乗り込む人間としての成り上がり方がかっこよすぎます✨

硯先生ならではの素敵で耽美な世界観と、圧倒的なまでの画力。そして一度読んだら止まらない重厚な物語へと浸ってみませんか?

身近な出来事に焦点を当てたヒューマンドラマ

色んなところで作品名を拝見したので読ませていただきました!
「ゴミ屋敷」という日常生活に起こりうるテーマが中心になっているので、スッと世界観に入っていけました。

「ゴミ屋敷を掃除する」という大きな目標のもと、ゴミ屋敷の住人である受けさんと同じアパートに住む攻めくんが距離を縮めていきます。
テーマが絞られているからこそ、2人の周りで起こる事件の描写は最小限。その分、2人の関係性の進展を丁寧かつ自然に描いているのが印象的でした。
最後には「救済BL」に相応しい心温まる展開もあり、ゆっくりしたいお休みにぴったりの作品でした✨

イルカの耳骨 コミック

 

”大切”が辛い。

信頼関係、そして言葉の大切さと頑丈さ(良くも悪くも。)が強く繊細の描かれている作品。
コミュニケーションとは、言葉数、表現、また、それを受け取る人。全てのバランスが整った時に正しく伝わるのだと最実感させられました。普段から行っているこの行為がいかに奇跡なのかも。
もしかしたら自分の「言葉」を信じてもらう為の魔法が、人との信頼関係なのかもしれません。でも、その魔法は、かけるのが難しいと共に、解くのも難しくて。
人を大切にすることには大なり小なり「寂しさ」がつきまとう。
その寂しさをどう和らげるのか。「大切」の構築と別れのお話です。

二人の関係の正解は。

表紙の質感に一目惚れして即購入!

思い込みと愛の重さが異常なノンケ受けちゃんと、超遊び人でずるいオトナな攻め様。大学時代から友達の二人がワンナイトして...と始まる恋です。

お互いがお互いにブンブン振り回して心をかき乱していく様子がたまらんたまらんっっっっっ!!!!!(にちゃぁ)

受けの豆ちゃんの思い込みの激しさは令和BL界No.1!!
でもそれは、本人が「愛」に真っ直ぐだからというのがまた愛おしい!
そしてそんな豆ちゃんに心の領域をドンドン奪われていく、攻めの真澄さんも愛おしい!!!

恋愛観の異なる二人が、次第に距離を縮めて友達以上の新しい関係を築いていく様子が非常に自然で丁寧に描写されています。
二人の関係性が最後どうなっていくのかの描き方も新鮮で、BLのテンプレートにはめるところと外すところの塩梅やポイントがとても考えられている素敵な作品でした✨

最高の不正解

こういうのが読みたかった!!
ハートフルで、でも闇はどこまでも暗くて。
作風としてはコメディタッチで進んでいきます。上巻に関しては、「これBL要素あるの??」と思うほどドタバタファミリーのコメディという感じ。
上巻最後からぐっとBL要素も入ってきて、家族愛、そしてBLのバランスが丁度良かったです。(えち要素は少なめです。)

自分の夢、誰かを愛し共に生きること、正しさ。そして、それら全てを内包した生き方について。全部が全部美しい訳ではないからこそ輝いて見えます。

仄暗い泥の中で真っ直ぐに生きていく3人の笑顔がたまらなくかっこいい。
2024年、3本の指に入る最高の不正解な終わり方です。
大好きな作品がまた一つ、増えました。

爽やかな執着攻め

みんな大好き執着幼なじみBL!
淡くほのぼのとした二人の関係ですが、二人の繋がりはめちゃくちゃ強固なんです!
幼い頃からずっと近くにいすぎたせいで恋心に気づかず、普通に大学入って彼女作って~な二人。
次第に幼少期から攻めの中で蓄積されたクソデカ感情が、心の一番深い所で渦巻いているのを自覚していくのが見ていてもどかしくなります。

私は独占欲の強い執着攻めが苦手なのですが、この作品の攻め・きぃくんにはそれを感じなかったのが好きポイントでした。執着攻めではあるし、独占欲丸出しではあるのですが、だからといって受けを束縛するわけではなく、ちゃんと本能で自制できている感じが好きなのかも...?

そして受けの春人くんも無自覚に(?)心の中に常にきぃくんがいるのが愛おしい!!感情の起伏が緩やかな子だけど、独占欲を垣間見せるシーンもあり...♡
二人の信頼関係が行動から見て取れるのが素敵な部分でした。

二人の関係を動かす火種になるキャラも、また魅力的で応援したくなっちゃいました!

タイトル回収が秀逸

キュン×フェチのえちえち作品ですが、プラスで物語の構成も上手な作品でした❤
攻めがきっかけで女装+ひとりで...♡が趣味になってしまった受けの子が可愛くて...♡しかも生徒会に所属する優等生!!!(こんなの嫌いな人いないですからね)

えちは期待通りの濃密さでありながら、物語やキャラクターの内面も緻密に作られていたのが良い意味で期待を裏切られました。どうして受けの子は女装癖を持つようになったのか、攻めの子は何を思っているのか。これらが徐々に明かされていく構成と、理由付けの部分がきっちりしていて、ただ「萌え」だけで終わらせないのがグッときました!

「好きなら脱がせて。」というタイトルの回収っぷりにも圧巻です!

「夢」と「恋」のせめぎ合い

物語重視のBLとして凄く良い作品でした!
恋愛感情はあるけれど、攻めの夢を邪魔したくないという一心で気持ちを控える受けと、罪悪感はありつつも受けの恋愛感情を利用して夢を追う攻め。二人とも人間味が強くて、お互いに共感しながら読んでいました。

日常の些細な出来事がある人にとっては、人生のお守りとなるような決定的な出来事になっていたり、種類は違うもののお互いを信頼しているから中々関係を進めることができなかったり...。

ドラマチックとリアリスティックの塩梅が丁度良い神作品です✨