デビューコミックスだそうです。
ハヤカワノジコさん推薦の帯と、表紙デザインが素敵だったので購入しました。
先によかったなあと感じた点から。
絵が背景もよく書き込まれていて好印象でした。
トーンや素材などはあまり使わない方なんですね。
空気感を感じさせるコマ割り、構図が好きでした。
内容に関してはほとんど惹かれる点がなかったです。
ポエムのようなモノローグがすごい多いのが1番気になりました。
多い割りに読んだ後印象的だったなと思えるものがなかったので、もう少し減らしてみてもよいのでは…。
作風なのかもしれませんが、例え一つでももっと納得の行く言葉も使った方がいいかなと。全体的に抽象的すぎて読者にはわかりにくいです…。
感情移入がまったくできず、最後まで特に何も感じずさらっと読み終えてしまいました。
はっきり恋人になる描写はなかった(わかりにくかっただけ?)ですが、ここはこの2人の同族のような、家族でも恋人でもただの友達でもない唯一な関係性を考えるとこういう展開もありなのかなと思ってあまり気になりません。
丸々一冊じゃなくて、他にもタイプのちがう作品見て見たかったですね。