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じわじわ…?

びっくりと同時にガッツポーズです。再会までひと巻ぶんくらいあったらどうしようと思ってましたので!

城谷さんの、黒瀬くんの、細かいいろいろな表情にドキドキします。
(繊細な城谷さん、S滲ませる黒瀬くん、目線が気になる三上さん(笑)…後半怒涛のふたりきりパートで、満喫はさせてもらいましたが、できれば、周囲の人たちとの関わりも、描いていってほしいところ)
黒瀬くんの過去も、これからキーとなってくるでしょうか。
物語の拡がりに期待してやみません。


※理解度低くて大変申し訳ないようなんですが、ふたりが食事に行ったのって「日曜の夜」?
読んだ限りだと、食事→黒瀬くん家、の時点で少なくとも夜9時とかになってそうな雰囲気だなって思ったんですが、「今日休みですよね」(←これも、あれって思ったんですけど;;)って時点ではもう翌朝っぽい…?月曜日?買い物に行けちゃうの?
そこだけ!どうしても!もやもやしちゃいました!こんなところでごめんなさい(>_<;)

予想外の。

久しぶり作家さん。
実はあらすじを読んで、そんな萌えないかなと思って敬遠していましたが、
ばかばかそんなワケなかったじゃん!っていう。

のっけから勘違い会話の応酬で、いったいどう転んでいくのか(笑)引き込まれて。

加辺が、「ああ、この人が好き」なんだな、って自分でわかっていく過程がものすごく好き。
瀬ヶ崎がけっこう下心満載で(笑)、家政夫契約結ぶところとか、
渡海先生の描写って、くどくないのに心の動きが移ろっていく様子というか、
例えばもやもやしてる、はっきりしない気持ちも「そう」とわかり、
それが「ああこういうことだったんだ」ってわかる時の感じがとても好きだな、と思います。

譲は最後まで救済ネタないのかなと思ってたら、う~ん、一応、お兄ちゃん子からは一歩、進めたのかな?
予想としては、もっとがっつり加辺にくっつくようになって、お兄ちゃんと本気で取り合いっこする展開かなとかあったんですが、やっぱりそこはそれ、渡海先生は予想外展開してくれててそれが良かったです。

素で人心を惑わし、というか騙して嵌めて悪びれない心理はよくわからないままですが、
そうなった原因は別として、わかっちゃったら人としてどうなのよ、と思わなくもないので、そこはブラックボックスでいいのかな。
脇田は残念というか、これはけっこうありがちな人でしたね・・・スパイスとしてもパンチが足りない気はしましたが、譲というトンデモキャラがいるし、そこはそのぐらいでよかった。うん。

かわいいツンデレ貧乏神、というだけではなく!

素直になれなくてツンデレ発言を繰り返すビンと名づけられた貧乏神。
昔の男(?)が忘れられなくて、傷つくのがこわくて、傷つけるのが嫌で、卑屈。
ビンは人間を、「貧乏」であるか「裕福」であるか、でしか幸せを測れなくなっていて、
プロボクサーのイチと出逢い、その生き方に触れることで、価値観を変えていきます。

そもそも神様のビンがなんでイチには見えたのかな?とか、
ところどころ、(つくりが)甘いな~と感じる作品ですが、全体に漂う不器用なやさしさや、思いやりの存在にこころ癒されます。

貧乏神とボクサーっていう組み合わせは自分的に新しかったです。

じわじわ、ゆっくりの恋

最初、真山先輩のイメージが湧かなくて、宝井先生のイラストに大いに助けられました。
けどなんというか、話し言葉の感じとギャップが(笑)
でもきれいなお顔(←)キャラだしいいのか。

ともあれ本編。
お育ちが良すぎて友達いなさそうな・・・という印象も受ける高良。
でも性格良すぎるわけでもなく、「できすぎ」感も読後はほとんどなくなった。

じわじわと熱がこもるような、それでいて高校生ならでは?の清涼感のある前編「きみが、好きだった」。
諏訪の残念さ加減もある意味1本筋が通っていて、それでもよしとしてしまう真山の気持ちは切ないが理解できてしまう。だってさびしいんだもん!て開き直れる強さと弱さはうらやましくさえある。

高良の強さ、単に執着質なのかとも思える真山への想いが重たくなく深く感じたのはなんでかな。
後編「ずっと、きみが好きだった」で高校以来の再会を果たし、諏訪もいないことだしトントン進むかと思いきや、そうはいかなかった。やっぱり諏訪出てきたし。
でもこのふたりの関係は諏訪なしには始まらなかったし深まらなかった。

う~ん、主役ふたりさしおいて諏訪の感想しか出てきてない(笑)
いいヤツではない。でも憎めないといったところかな。抱えてる事情も事情だけど、確かに「生きてる」感じがいちばんする。かも。でもふわふわしてんだよな~(←)

高良と真山はきれいに段階ふんで(紆余曲折があっても)まとまってく感じで、そういう意味では安心して結末を追えた。
気になるのは諏訪。ずっとあのままなのか、そばにいなくてもいいからその人だけ、みたいな人とめぐり合うのか。

スピンオフ、でないかな。

恋、売ってますか?

イマドキこんな19歳いやしねーよと真っ先に思ったものの、意外としっかり社会経験を本気で積もうとしてる姿に・・・志賀さんじゃないけど・・・ほだされた、かな?

読み始めはいわゆる「じいや」にアパート探しから家財道具一式やらなにからなにまで準備していただいてて何様だワレ、と実は思い、志賀さんも突っ込んだようにエンゲル係数を気にしないお坊ちゃまにこめかみに青筋が浮かぶぐらいでしたが、そこはそれ、料理ができる志賀さんに素直に感嘆しつつ、自分の足りないところを良くしていこうという前向きなところが読んでて気持ちよかったです。
なんだか「ふつうに」なろうとしてる根本的な理由がいまひとつはっきりしないな、とは思いましたが、強烈な兄と弟に挟まれて、それなりに思うところがあったのか誰かに釘を刺されたのか・・・
志賀さんがわの言い訳(笑)も掌編で読めて、その後も平和に続きそうでなにより。ごちです。

初読み作家さん。面白かった~

表紙ふたりの組み合わせより、「先輩ですから!」のふたりが好きです。
というか、さんざん「地味」分類されてる雪人くんと二宮さんが好き。かわいいな~。
「友人ですから!」で良き友として邂逅したふたりが笑えるほどツボにはまりました。

そして違う進化を遂げたふたつの世界が折り重なる、そんなお話も素敵でした。
逃げるようにして見出したお互いが、いつのまにか「そこにいて」、なんの約束も未来もなくても、いつだって「そこにいる」。
ジノが見えたり聞こえたりする幻が、「そこにいる」誰かと繋がりたい、自分が変わりたいと思うからこそ形を得たようにも思えます。それも良かった。

哀愁漂う・・・けどなんて

こんなにも「花」モチーフが全体をやさしく包み込んでる作品ってないなぁと思います。

基晴も晶も、せつなくて哀しくて、でも想いあってるのがちょっとしたところから伝わってきて・・・
踏み込みたい、踏み込めない、ほしい、許されない、そんな気持ちがもどかしい。
濃やかに描かれてる背景や小物や、なにより「花」がこの作品にはなにより必要不可欠で匂いたつ。
最後まで読んではじめて、こんな風にも「幸せ」のかたちってあるんだなぁ、と、じんわりしました。


「花のみごろに」では、その後の有川と御崎、というか、これからのふたり、がとてもよかった。
「花のみぞ知る」でのラブラブなその後もじゅうぶん未来を感じさせてくれたけど、積み重ねてきたものがあって、だからこそこれからまた紡がれていくしあわせの予感が堪りません。
タイトルに立ち返ったとき、なんて素敵な意味だったんだろうと。
しあわせになるんだね、と思いました。なってね、って思ってたけど、ちょっと変わったみたいです。

やわらかくても芯がある、かな?

なんだかおとぎばなし。
いまにも「むかしむかしあるところに・・・」と聞こえてきそうなやさしい感じ。

地の文でも月浦くんが呼ぶのでも、「呂久さん」っていうのがこの上なくほんわか響いてよかったです。



でも本当の田舎はね、徒歩圏内どころか車でもないとコンビニには行けないのよ笑←そこはどうでもいいすみませんw

どきどきする。藍ってふかい。

なんてこった、どストライク・・・!!

藍色を、「黒に砂糖をすこし混ぜたような...」とか、そういう表現の雰囲気でつながるシーンがとても好きです。

どうしてもつかず離れず離れられず、気の置けない仲だから越えられない壁がずっとある。
本編は攻目線ですすみますが、垣間見える受の心中思うと切なくなります。というかしあわせとあきらめとちょっと欲、が見え隠れしててしずかにしずかにどきどきする感じ。

まさかの展開(バッドエンド)を予感させる流れが堪らなかった。やめてくれほんとに。
でもむちゃくちゃな流れだな、と思えなくもない本編ラストスパートが良いものに思えるのは、「藍づくり」のような日々の積み重ね、その重みや尊さが、ふたりにあるように思えるからか。

短編も好き。このふたり、とてもいいです。

なかなかのラインナップ!

連載第一話以外は読みきり。久々購入でどんな感じか忘れてましたが、やっぱり小説ディアプラスの雰囲気は好きだな~と再確認。

ディーラーとか神主とか宮大工、建築士とか、塾講とか教師とか、しっかり書き込まれてて深い。どの物語も深い。でも読みきり。シリーズとか長編も好きだけど、読みきりでここまでしっかり読ませてくれる小説ディアプラスはいい。とても。貴族とかが楽しめれば自分的には満点な号でしたがまぁ仕方ない。
月村圭さんと小林典雅さんの対談は、ある程度お二方の作品読んでないとちょっとついていけませんが、わりと解説が親切にも(笑)用意されてました。