佐竹先生の作品が大好きで全部読んでいます。今回も作家買い。
う~~ん、すごくレビューに迷いました。
キャラクターは佐竹先生らしく、かっこいいしハイスペ系なのに実はちょっとおかしい面がある攻めと健気で芯のある頑張り屋さんな受けって感じで好印象。
今回は特に攻めが苛烈な王でありながら、実は不器用朴念仁な攻めのぶっ飛んだ妄想や心の内で暴れ回る突然のニャンコが良い味出してました!
受けは女性的な見た目でありながら芯があり、はっきりと自分の意見を言うこともできます。
全体的にシリアスな雰囲気ですが、ふたりの距離がゆっくりと近づいていく様子はほっこりとした印象で、両視点なのでどちらの心情も分かるのが良かったです!
宝探しや陰謀も面白かったのですが、どちらかと言うと恋愛要素が強く印象に残りました。
2人とも実はDT!な「ゆっくり進む初恋同士の恋愛物語」で、それ以上でもそれ以下でもない気がしてしまいました。(ゴメンナサイ!)
佐竹作品の中で「冷酷な覇王の予期せぬ溺愛」や「龍騎士は最愛を捧げる」に雰囲気が似てるかな?本作がお好きな方はこれらもオススメです。
個人的な趣味ですが、佐竹作品の受けは前述通り芯のある頑張り屋さんが多いのですが、受け身なタイプだとちょっと自分に刺さらないようです。今回は墓守をやれと言われて3年間も(偶然攻めが見つけるまで)1人孤独に物乞いまでしながら、ただ言われたことを受け入れていた受け身なタイプ。
自分から運命を切り開いていくタイプの頑張り屋さんな受けのお話はドンピシャで刺さるので(例えば、「有翼の騎士の一途な求愛」「陸軍士官の甘い躾」「天才魔道士の過保護な溺愛」など)またそういう出会いがあるといいなと思いつつ、これからも読んでいこうと思います。
全体的な評価としては水準以上に面白かったけど、萌えには刺さらずということで萌2にしたいと思います。
大好きなシリーズ6年越しの新刊!!やったー!またこの2人に会えて本当に嬉しい!そして、更にまだ続いていることに大感謝祭。
お仕事BLや方言BL好きな方、こちら絶対に読んだ方がいいです!
コッテコテの九州弁がめちゃくちゃかっこいい。
攻めの無精髭で無骨な職人・槇さんは、実は溺愛で甘えたで「もっと俺を頼りにしろ」って怒る懐広いかっこいい男。
受けの幸典は、頭脳明晰なメガネ男子で都内で働いていたシュッとした感がありつつ、手先の不器用さから工場では役に立てないと、幼少期からのコンプレックスが多分に影響して一人グルグル悩んじゃう真面目タイプ。
なんだけど、も~~エッチの時の無自覚色気が最高で!今回は槇さんがソレに弱いの分かった上で、「わざと」使ってました~。あのコマの色気よ!
二人の関係性が…変わってないようで時々相手のツボを押さえた接し方をしてて…もうっ。
今回かなりシリアスなお仕事BL面が強く、甘さは控えめ。(元々そんなに甘み強くないけど)
ちょっっっとだけ物足りなさもあるけれど、考えすぎて眠れなくなっちゃう幸典が槇さん隣にいる安心感から毎度スヤーと寝ちゃって、二人寄り添い眠る愛しさよ。
普段なかなか甘えないくせにそーゆーとこ!元々面倒見よい槇さんがメロるの分かる…。派手さはないけど、じっくり萌えがあります。
今回は槇さんの元カレ三条が登場。スペック高くて、おじさんキラーでなんだか掴めない人で。仕事で関わるだけで幸典の自信のなさがビシビシ刺激されちゃってドツボにハマっていきます。
並行して工場には材料品切れという嫌がらせも続いていて…。黒幕は三条だろ!て思うけど、敢えて作中で「それはつじつま合わんやろう」と否定されてるので、果たしてどういう展開になるのか…?
恋愛面では「幸典と雰囲気似てる」「槇と付き合ってたのに弟(光)に手を出した元カレ」という爆弾が落ちましたが、毅然とした態度で拒否した幸典の成長や槇さんが早々にフォローしてくれたせいか、あまり不安要素にはなっていないようです。ちょっぴり宙ぶらりんな気がするから、まだこれから波乱があるのかな?
そして、三条てタチなの?ネコなの?
光に手を出しかけたって…どっちの立場で?(謎)
今回はまだ三条の真意も分からず、幸典も悩みまくりでやはりモヤモヤは残る巻でした。
幸典はもっと槇さん巻き込んで、頼ってくれ。頼む。一人で追い詰められちゃう幸典がもどかしいよ〜。
機微に敏い槇さんだから、もう一緒に住んだらどうだろう(個人的希望)
まだまだこの先が読める幸せ噛み締めつつ、引き続き続刊を待ちたいと思います。
大きな事件起きずとも二人の日常やお仕事の話など、長く読めたら嬉しいなぁ。
「君がいないと駄目になるのは、俺の方だ」
「俺だって君を手放せるなんて、もう夢にも思わないよ」
あまーーーーーーーーーーーーーい!!!!!
攻めの御影さん愛重ため、言葉を惜しまず随所でこんなこと伝えてくれるクールで美形な甘々攻め。年下の友春くんに甘える仕草を繰り出す御影さんすごく良かったです~。
そして、どんな御影さんも怪異もw受け止める度量の大きな友春くん。童顔なだけで平凡という自己評価ですが、この子エッチのとき物凄く可愛いんですよね~。なんでだろ。海野先生の描写がお上手なのか?
可愛いし更に御影さんが友春くんを甘やかそうとするので、とにかく友春くんがぐずぐずにされるのがデフォ。回数はそんなに多くないけど全編通して甘々エッチが堪能できます。
物語は、怪異アパートの隣人で恋人同士な2人が、まだ付き合いたてということもありちょっぴり遠慮がちだけどラブラブな生活を続けているところから始まります。
彼らの日常の中に潜む怪異の紹介的な導入部分で早速ヒヤリとし、自分の家の暗い廊下の先がやけに意識に入り込んできたり、ちょっと壁際に背を付けて座り直したくなるような、そんなヒヤヒヤを味わいながら読みました。
今作では、御影さんのスランプを受けて2人で取材旅行に行くのですが、前作と変わり今度は友春くんがピンチに陥ります。
物語で友春くんの思考や行動を追いかけていく内に、こちらも緊張感が高まり常に闇が隣にあるような薄暗さや不安を感じながら読む手が止められず…一気に読み進めてしまいました。ピークを過ぎた後の御影さんとの現実的なやり取りで、本当に先ほどまで感じていた薄暗さがパアーと晴れていくような感覚を味わいました。(めちゃくちゃ没頭しているw)
海野先生、今回もすごかったです。
先生によると前作より怖さがマイルドになるよう書かれているそうです。基本ホラー苦手で本格ホラーには手を出さない私がヒヤヒヤ読むのが楽しいくらいのホラー度です(伝われ)前作が大丈夫だったら大丈夫かと思います!
この2人は怪異に邪魔されたり遠慮し合ったりで細かなすれ違いも良く起こるんだけど、しっかり話し合ってきちんとお互いの気持ちを伝え合うのが好きです。
怪異アパートから引っ越して新居で同棲生活を始める2人にもやっぱり怪異が憑きものwと信じて、またこの2人のエピソードが読みたいです!
受けの記憶喪失から始まるお話。
全体的に穏やかな切ない雰囲気でストーリーが進みますが、ありがちな記憶喪失ものではなく一捻りある展開が随所に見られ、最後まで楽しく読むことができました!
受け視点なので、攻めはずっと寡黙でミステリアス。行動力で示すタイプで過保護に世話をしてくれる様子から受けは徐々に心を開いていきます。
この2人、実は…な関係性なのですが、ここは大事なネタバレなので語らずにおきます。
受けの亡くなった弟くんも大事な存在。私には君が太陽のように感じられたよ。。
伏線から想像し得るその後の展開を良い意味で裏切られることが多く、お話の構成力に驚くばかりです。(下手に書いてしまうと面白みが無くなってしまうので、私のレビュー力では語れることが少ない…!)
BL要素な面で語りますと…
割と重めな執着攻めで、とにかく受けの親友(元セフレ)の話題は地雷で嫉妬爆発、後に親友と3人での飲み会をセッティングさせ直接牽制。
受けに長いこと翻弄されてきた為とにかく「過去の男の存在」に敏感で、年上の受けに甘えられると喜び、自分が「受けの初めて」だと分かるとギラギラします(笑)
受けの頑なさも複雑な関係性も、長い時間をかけてこんがらがっていた糸がするすると解けるような結末で良作だと思います。
手嶋サカリ先生の次回作また楽しみにしています。
もう最初っから笑いが止まらず、振り切ったギャグセンス最高すぎる!!!のに、めっちゃキュンキュンする。読むと明るい気持ちになるBL。
先生がXにて攻め伊吹を建国顔ならぬ「建チン顔」とイラスト投稿されててそれだけで購入w
こちらではワンコ属性攻めになっていますが、個人的にはワンコというよりやんちゃ気質を感じました。明るくコミュ強でやんちゃ、思ったことをそのまま言ってしまう若干ノンデリ気質だけど包容力もあるイケメン。基本ワンコ属性苦手な私がめちゃくちゃ気に入りましたww
このCPは面白いくらい正反対で、受けの律は美人で生真面目、人と関わることが苦手でコミュ障な陰キャ。でも苦手なタイプのはずのノンデリ伊吹に「思ったこと何でも言うタイプでしょ」「いちいち近い」とかハッキリ伝えることができる芯の強さが好印象。
終始ニヤニヤ笑いながら読んでいたのですが、中盤攻め視点が出てきた辺りから椅子に座り直してめちゃくちゃ集中して読みました。2人の気持ちが盛り上がってきたところの、すれ違いが切なくて。お互いに対するすごく真剣な気持ちが伝わってくるのが良かったです。
いや、恋愛面だけでなく究極のチンポを作るというお仕事面も真剣でwww
伊吹の思い入れや仕事に対する姿勢、律のディルドへの向き合い方、真面目に商品開発するシーンも多く、とにかく読み応えがありました!
2024個人的ベスト5に入るの間違いなしです!
もっとこの2人を読みたいから続編期待です!!
ハピクソ6巻!長くなりましたねー。
クズカス2人のニコイチ無自覚イチャラブが安定しきってて、同棲(???)日常ギャグBL感が増し増し。2人の間の波風がチョコミント論争レベルでさざ波過ぎる…w
1回目は穏やかな気持ち(?)で読んだのですが、レビュー書くのに再読したら要所要所に小さな萌えが詰まってて無理ってなりました。
「チョコミントキス」の嫌はどちらに掛かっているんでしょうね~~~。いつか2人のキスが見たいです。
上京したときはジャージなのに帰省はオシャレする葛谷。単純に気になりました。葛谷オシャレ出来るんだぁ。笑
今回は特に横島の念願成就?回が熱かったです。
横島、粕谷との出張が決まって我知らずスキップしちゃうの可愛い。そして、横島との出張が決まって葛谷に愚痴って甘える粕谷が可愛い。
横島NTRは波すら起きず…wwwむしろ見せつけられる相変わらず不憫な当て馬役です。横島も大概だけどな。
長く続いている分マンネリに感じてしまうかな?と思ったけど、既刊含め読めば読むほどスルメのようにいつまでも楽しめてしまいます。やっぱり楽しいです。
お互い「受け入れてもらえる」が前提のクズカスの言動の数々…もうほんとこの距離感がただの仲良しカップルなんだけど。
この2人の距離感が絶妙で最高。永遠に見ていたいです。
Xで見かけた表紙の上巻の攻めのカオと、下巻の鎖骨舐めてる攻めの舌に釣られて表紙買い!
ナニコレ、舌だけでエロい!天才!???
作中でも舌の描写は本当にエロくて作者さまが力を入れているのが分かります。
上巻終わりに亜蘭に期待したのですけどね、
亜蘭…お前ってやつは!!!独りよがりの豆腐メンタルかよ!!!!
(何となく想像はついていた)
でもその後反省のため黒髪にしてくるアホの子愛い奴。調教フラグ立ってたからいいか…元No.1俺様ドS攻めとの絡み読みたい。
3Pの後はスーツ着た攻めレオのお仕置きエッチがやばい。
あのドSな視線の上目遣い最高すぎる。もっとくれ。
最後の最後までしっかりAVのお仕事面が強調されてて、上巻で心配していたような鈴がレオ以外受け入れられない問題をしっかり納得のいく形で収めてくれました。新しい仕事着も似合うぜー!
2人のエロな表情も切ない顔も、一コマ一コマが美麗でとても刺さった。特に下巻のお話の持っていき方が良かったので、上下巻まとめて読むのがおすすめです!
Xで見かけた表紙の上巻の攻めのカオに釣られて表紙買い!
ゲイビ男優同士のAVお仕事BL。
がっつりのエロにエロを重ねてエロ度半端ないエロが楽しめます。
全体的にすごくパワフルエロ(褒め言葉)
作者さまのデビュー作とのことですが、絵も綺麗で筋肉がすごい。
上巻の中でもどんどん絵が美しくなっていってます。
タチだった受け・鈴は男っぽさを残したまま可愛くなっていくし、攻めのレオは色気がある。身体に入っているがっつりしたタトゥーもかっこいい。
ただ、上巻現在、2人の関係はまだお仕事上の部分が大半なので攻めはミステリアスな雰囲気です。漏れ出る誠実さ、穏やかさと可愛さ!は感じるけど、果たしてどんな人なのか~~。
お仕事上特定の人(攻め)以外受け入れられない男優となるとプロ失格になってしまうと思うのですが、最後良い感じにドS後輩亜蘭と仕事で絡んでこの先が楽しみです。(色々辛そうだけど…)鈴のスーツの下のエロい下着姿は必見です。
さて、下巻読んできます。
性分から甘える・頼ることが不得意な受け重治と、頼れる社長として前作からぐぐっと成長著しい攻め久瀬のお話です。お仕事BLとしての側面が強く2人がイチャイチャするシーンは少なめ。
攻め受け2人とも、そしてベンチャー企業とその社員たちが育っていく成長ものとして、とても楽しく読むことができました!
重治は仕事では泥臭く時には無鉄砲で行動力第一なシゴデキ営業なのに、プライベートではネガティブに思い悩み1人でぐるぐる深淵の縁まで落ちていってしまう難儀な性格ですが、今回も変わらずぐるぐるしてました!笑
でもその性格を久瀬がしっかり把握していてくれるから…重治の悩みどれもこれも久瀬に会えば・顔を見て話しをすればすぐに吹き飛ばしてくれるのになぁ~と、読者すら自然と思える久瀬の安心感が半端ないです。
年下攻めらしく甘え上手なのに頼りになる、いい男に育っています。
でも重治もところどころ気づいているんですよね。(←成長)自分の良くない思考癖に陥っていると。そんなときに限って一瞬会えた久瀬ともすれ違っちゃって、益々ドツボにハマっていく。仕方ない。人間だもの。
それでも前作より一歩進んだ重治の様子が好印象でした!
そして2人の貴重なラブラブシーンも、重治は遠慮がちなんだけど時に出るデレが久瀬の萌えポイントを的確に突いていて微笑ましいです。最後の重治の決断は彼らにとってすごく大きいものですよね。浮ついた同棲生活ではなく地に足のついたリアルなウキウキや不安、すれ違いが見れそうで同棲編めちゃくちゃ読みたいです。
派手さはなくとも、とてもリアルな人物像で読ませてくれて、やっぱり海野先生お上手。個人的にBLとして萌え!!!という感じではないのですが、2人&会社の成長を見守るのが楽しいです。また続編が出たらマストバイ!勝手に期待して待っています♪
4巻まさかそんな風に終わるなんて!?
最後のページ何度も見返してしまいましたwww
でも、また続きがあるってことですね〜うふふ。
二人の関係がしっかり進んでて、貴宏×希雄の呼び方がすっかり定着してますね!
安定感のある二人〜と思いきや、4巻はすれ違い…。
ハプバーの一件以来、貴宏はまだ希雄を信じきれない面もあり貴宏の持つ根深い闇がチラチラと…。
お互い想いがあるし今すぐ別れる別れないの危うい関係ではない(と思う)けど、二人で乗り越えていかないといけない大事なところ。
次巻では二人がきちんと話して理解し合えますように!
逃げてる場合じゃないぞ貴宏。
希雄はある意味どっしりしてて、家族に愛されて受け容れられてきた強みなのかな。
貴宏の前では常に可愛い希雄がお母さんにはちょっとぶっきらぼうでカッコつけてて、「息子」って感じがリアルだなと思いました。そして察するけど深追いしない母。親子関係が良好なのが伝わってきます。
そして、昔は何を考えてるか分からないミステリアスなえっちぃ攻めだったけど、貴宏という人の内面がどんどん見えるようになって、それが続刊で続いてる醍醐味だなと思います。今回ダサい貴宏が多かった。でもそれが人としての弱さやズルさ、優しさを感じられて良かった。希雄が貴宏のどこに惹かれたかしっかり描いてくれてたけど、とても分かる気がした。
お母さんとの対面でダサかった貴宏、私も愛す(笑)
貴宏の過去を含め二人でどう決着を着けていくのか今後も楽しみです。
あと、貴宏は希雄のことかーなーり頻繁に「可愛い」「可愛いからいっか」て思ってるwww大好きが漏れてるぞーーー。