maguboさんのマイページ

レビューした作品

女性maguboさん

レビュー数162

ポイント数1104

今年度16位

通算--位

  • 絞り込み
条件

指定なし

  • レビューした作品
  • 神作品
  • 萌×2作品
  • 萌作品
  • 中立作品
  • しゅみじゃない作品
  • 出版社別
  • レーベル別
  • 作品詳細
  • レビューした著者別
  • レビューした作画別
  • レビューしたイラスト別
  • レビューした原作別
  • レビューした声優別
媒体

指定なし

  • 指定なし
  • コミック
  • 小説
  • CD
  • DVD
  • ゲーム
  • 小冊子
  • GOODS
発売年月
月 ~
レビュー月
表示モード

最初の印象とガラリと変わる

BL小説界の不朽の名作に名前を挙げられるパブリックスクールシリーズ。
スピン元CPよりこちらの方が好きそうだったので、スピン元未読で読みました。

表紙の謎めいて妖艶な攻めの表情に目を奪われます。
が、最後まで読んでみると攻めスタンの印象がガラリと変わる。
まだ10代だから…いや、10代らしく…?思っていたより若く、傲慢だけど傷つき臆病で、不器用で藻掻いている子でした。
樋口先生らしい独占欲強めの執着攻めだなという気がします。

受けケイトは思慮深く健気。ケイトも最初の頃の仮面が剥がれどんどん素直な感情を表に出すようになり…全体的に涙が多かった気がします。(良くも悪くも)

萌え〜!や感動…!は無かったけど、途中切なくて自分も泣いてしまう場面があり、1冊とても読み応えがあり満足です。
ハッピーエンドで終わっていますが、お互いに愛が重く愛に飢えているので、彼らはこれからまだまだ試練がありそうだなと。
続刊にこのまま進むつもりです。(ちょっとハラハラ)

小坊主に萌えはなくとも読んでみて欲しい

これ、良かったーーーー!!!
想像以上にとっても良かったです。
夢乃先生のチベットなど中央アジア風世界観BL。

表紙の受けがちょっと少年ぽいかなと思いましたが、小坊主なんですよ。個人的に小坊主に萌えはないですが(笑)小坊主verと脱小坊主verを上手に描いてらっしゃるので、特に小坊主感は気にならず両方楽しむことができました!

受けは幼い見た目だし俗世や自分の村の外のことはほとんど知らないけど、前向きで物事の本質をきちんと捉えられる頑張り屋さん。ナヨっとしてないので、素直に応援できる。
旅慣れて頼れる攻めに導かれ、作中でグングン成長していきます。

盗賊衣装が似合いすぎる格好いい攻めも良かったー。
相手の素性も分からずに付いていくしかない受けを自然に守り導いてくれるのが、器の大きさを感じました。

物語は謎が多い中で進んでいきますが、終盤は夢中になれるし、受けは勿論、攻めがなぜ受けを選ぶのかもしっかり納得のいくもので2人の恋物語も素敵でした。
読み終わってみるとタイトルに唸ります。

「籠の小鳥は空に抱かれる」「花は獅子に護られる」
こちらも読もうと思います。

一貫しておバカちゃんなのが良い。

やっと読めました、完結巻。
このシリーズは陽介のおバカちゃんぷりが一貫してましたね!筋間さんへの気持ちの変化はあったものの、割とどうしようもないクズ受け性質は変わることがなくて、それが良かったと思います。(途中で改心して別の分野でメキメキ力を伸ばしていく成長クズは結構見かけるので)

そして常に表情かわらないけど、それに振り回される筋間さん。その儘ならなさがイイんですね。

甘いような甘くないような2人だったので、この2人が名実ともに恋人同士になるなんて。安定した関係になって、お互い愛情を隠さない様子が見れてハッピーです。
良き完結巻でした!

さすが小説原作

「装うアルファ、種付けのオメガ ~財閥オメガバース~」(小説)
「孕むアルファ擬態するオメガ」(コミカライズ)
という2作の関連作品は未読で、こちらから読みました。

財閥!!!という豪奢な設定に、オメガ軽視の社会。
蔑まれ座敷牢に入れられてしまうオメガが主人公です。

ただ、そんな状況にも関わらず割と飄々とした雰囲気と境遇に負けない強さが受けの言動に垣間見えて、可哀想すぎないところが良かったです。
攻めはベータと偽り復讐に燃えるアルファ。
前半は薄く漂うくらいの甘さしかない2人の関係ですが、ほんのりとしたお互いの情が最後には実を結んで本当に良かったです。

また受けの出生の秘密なども絡み合い、さすが小説原作といった感じでした。
とにかく弟に執着し続けた一清兄ちゃんの幸せを祈る。。

インビャクらしいお話

インビャクのサイドストーリー!
シリーズ最推しCPなのでお話色々読めるのが嬉しい。

護衛で来た街であれこれ見て楽しもうと誘うイングルに喜ぶビャク。
だが、キャラバンのラクダに好かれイングルが身動き取れなくなってしまい…!?というお話。
ラクダの存在感よ…砂漠ならではですね(笑)

困るイングルに気を遣うビャクと怒るザザ。
ラクダの対処法が面白かったし、ナチュラルに「イングルよりかっこいい奴なんていない」と思ってるビャクが超絶可愛かったです。

イングルの大きい手(多分)とビャクの細腰の対比がいいんだよなぁ~。お互いを想い合うインビャクらしさ全開のお話でとても良かったです。

意外とピュアな2人。良くも悪くも年相応。

リオナ先生大好きなので作家買い!

今回の2人は寮で同室の先輩後輩。
2人ともモテるタイプなのに意外とピュアで、良くも悪くも年相応な感じが可愛かったです!

オナニーするときは部屋のノブに輪ゴムを掛ける約束。
ずっと攻めに部屋を取られていたから、受けがアナニーのためによっしゃ!と気合いを入れて臨むものの輪ゴムが外れて…というお約束な展開ですが、その見つかり方や反応がリオナ先生節で面白かった!
それにしても、なぜ輪ゴム縦に引っかけた???(笑)

受けのアナニー目撃して興奮しちゃって、リュック背負ったまま迫る攻め。興奮が抑えきれずイイゾイイゾ…と思っていたら、なんとDTだった!というのが攻めの可愛さ爆発してました。
結構単純で自分本位というか…色々と事後報告タイプなので、受けも苦労が絶えなそう。

ラブコメでもしっかりストーリーを読ませてくれる先生ですが、今回はそんな攻め由縁のすれ違いがメインなので全体的に少しアッサリ目に感じました。
もう一捻りなにか欲しかったなぁ~。

DDの可愛いCPが読みたければオススメです。

クセになる山田と2人の関係

ふぉーーー、山田…クセになるなぁ!!
最初は無愛想で真面目で堅物で、なんとも生きにくそうな不器用受けに見えたのに、2人の関係が進むにつれ山田の可愛さや芯の強さ、ブレなさが地味なのに強烈で、山田に沼ってしまう攻めの気持ちが分かってしまった。

山田目線では若干胡散臭い陽キャに見えた攻め瀧宮も、ただのハイスペ攻めで良い男でした。恋愛力も高め。そんな瀧宮の誠実さや格好付けようとしているけど(瀧宮なりに)上手くいかない様子が可愛らしくて、これまたそこに安心した受けの気持ちも分かってしまった。

良い2人ですわ。
2人の恋愛観を表すようにおじいちゃんになるまで長く長~く一緒にいてほしい。
もっとこの2人が見たくなる、ジワジワと染み入るCPでした。すごく良かった!

言おうよ。

シリーズ続編!わーい!
今回もまた上下巻。下巻は12月1日発売とのことです。

前作後、1年寝たきりの三輪が突然行方不明になり、焦る慶臣とまた何も言わないで単独捜査する紀人。
紀人と連絡つかないものだから慎二の助けを借りて三輪を探しに行く慶臣。そして怪しい伝説を持つ村にて…。
まあそうなるよな、というお約束の展開です。

面白いんだけど、上巻の内容のボリュームからするとミステリーとしてはそこまで深掘りされてなさそうかな?前作のが濃くて怪しかったような。(予想が外れて下巻深イイ展開だと良いなぁ)

慶臣が自然体で慎二と仲良くなってるもんだから、相当嫉妬してますよね、紀人。言えばいいのになぁ〜。
捜査のことは一般人には言えなくても、自分の気持ちは言えるじゃん…。
紀人はいつもカッコいいけど、とにかく言わなさ過ぎ&飄々としてて相手に伝えなさすぎー。そりゃ慶臣も泣くよ。
愛してるとか綺麗なことだけ伝えて、何も知らせず守りゃいいんじゃないのよ。大体分かるでしょうが。守られてるだけの受けじゃないって。
恋人同士のトラブルの元ですよ…。(老婆心)

何はともあれ、下巻の主軸は三輪がどうなるか。目を覚まし慎二と幸せに暮らす姿が見たいです。慎二、三輪に呼ばれてたよ。(慶臣伝えてあげて…)
今作は人間味があり根が温かい慎二の人柄がより伝わってきます。

4人を最後まで見守りたい。下巻楽しみです。

絆の深さもしっかりと感じられた素敵な続編

大人気作品の続編。今回はイリヤの"イヤイヤ"里帰り編。

オメガを蔑む国、冷淡な父親そして兄。
とにかく美しく常に落ち着いた振る舞いのイリヤですが、無駄に争わず、しかし基本強気で言いたいことは言うし歯切れの良いスッパリ型で大変小気味よかったです。

故郷では色々ありつつ、イリヤの情が深い面もよく出ていたし、ハーリドとの絆の深さもしっかりと感じられた素敵な続編でした。
この二人はすごく盤石な夫婦だと感じさせられる。

最後はみんな幸せな風景が見れて、とても良かったです。

読み応え抜群!男同士のサスペンスBL

カジノを舞台に、最初から最後までハラハラドキドキの緊張感のあるシーンが続く作品。
甘さは控えめだけど、ノンケの男同士惹かれ合う理由も説明されているし、納得できるものでした!

攻めの根っこが泥臭くて優しくて人間くさい。
他者を巻き込んで死なせてしまった責任感から味覚障害になるまで自分を削って捜査する受けの根っこに、生命力の強さをじわじわ染み込ませていくような存在なのが良かった。

2人の初夜は苦しさもあったけど(スパンキングもあった)、攻めが嫉妬と独占欲出してくるの大変漲りました。

2人ともタイプの違う格好よさ。
主人公の潜入捜査官という職業と駆け引きの続く状況ゆえハラハラシーンが多いけれど、まとまりがあってこの世界観をじっくり楽しめました。