素晴らしい作品に会えた。感無量です。
始まりから終わりまで、余分なことは何もなくて全てが流れるように起きて重なって、一つになっていく。ドラマのようでした。
人物設定がしっかりしていて主役カプはもちろん脇役までも魅力的。
あらすじ説明などに能美先輩がクズみたいに書いてありますが、深いところでクズではありません。弱い部分と向き合えず自分を大切にできていないだけ。
攻めの瑛人に出会って今まで知らなかった自分の心と向き合っていく。瑛という字には光輝く珠という意味があるようで。能美先輩を導いていく珠になってくれるでしょう。能美先輩は瑛人とあったことが人生の大きなターニングポイントになったと思います。
瑛人は自分をしっかりもった頑固な攻めですが、先輩をきちんと尊敬して、愛が深い。
相手の良いところを見つけ、伸ばす。これこそ真のスパダリかもしれません。
2人のそれぞれの愛の形は違えど、寄り添って溶け合っていく様がいい。
能美先輩の正孝という名前にも実家の格式の高さみたいのが滲み出ていて、ふたりの実家との関係やこれから先の進路も気になるし、続編を読みたいです。
今年のBLアワードにノミネートしてほしい。
たくさんの方におススメしたい。
BLを超えた作品です。
表情もコマ割も飽きさせず、最後の想いあったエチも綺麗なアングルで魅せてくれます。
でもちゃんとエロい笑。
ちなみに私は今回初めてちるちるでレビュー書きました。
この能美先輩の弁明をみんなに読んで欲しかったからです。
迷ってレビュー読んでるアナタ!
買って損はしないと思いますよ!
大麦こあら先生、どんな作品であれ次も絶対買いますね!!