先にDVのかんちゃんを読んでたので、「これの受けストーリー…んー(~_~;)」って買うの迷ってました。でもおげれつたなかさんの作品どれもステキなので、思い切ってポチりました!みごとに大正解☆
最初のお話も好きですが、やはりかんちゃんのが最強!
淫乱!天邪鬼!こじらせ男子!でも、時には男前☆かんちゃんを好きになりました〜♪DV野郎からの成長萌えです。
そして後日談のカメラのハメドリのお戯れは大変美味しゅうございました☆
今回、Kindleで購入しましたが、局部は真白でちょっと残念です。製本版はいかがだったのでしょうか?機会があれば手にして確認したいです。
関連コミックを先に読み、そのときの堀さんが美人で大人な雰囲気ですてきだなぁと思ってました。
収録されていたショート小説の宮村氏と堀さんも素敵なカップルで、「ふたりの馴れ初め」なら是非読みたい!と、意気込んで買って読んでみたら……。
まず、イラストがコミックの堀さんよりも「大人な美人」感が低下してました。(木下さんのイラストは好きです。)コミックの堀さんが美しかった…。
ストーリーに関しては、このようなゲイの受けが報われるノンケ好青年×ゲイ美人ネタは大好物なはずなのに何故かグッとくる要素がありません。…ちょっと物足りないかな。
求めるとしたら、堀さんにもう少し年上感だして堂々としてほしかったです。宮村氏を惑わしてほしかった。
涙して読みました。素晴らしいです!
一巻より二巻、二巻より三巻というふうに話はどんどん加速をつけて面白くなります。
この物語は主要人物が三人だと思っていたら4人だったんですが、その誰もが主人公になれるほど皆過去や感情を深く描いてあります。
そのため、台詞の一つ一つ、相手に掛ける言葉一つ一つが感情的で読み手にもずっしりと伝わります。
だから彼らに涙させられてしまいます。
慧介は出生の秘密のせいや司への思いから警察官である意味を自ら問い、母へも“産んで後悔しなかったか”などしたくない質問をしてしまう。
司は慧介との新しい生活に憧れながらもサキとの絆を決して切ろうとはせずサキを救うことに危険すらかえりみない。
流に“蛇は自分だ”と告げサキを絶対に責めない。この二人が絡んだのはこれくらいだったがそのシーンの存在感はとても大きいです。
流もサキを追いながら益々自分の無力さに苦しむ。サキをもっと早く救いたかった、早くやめさせたかったと。
サキの最期を流が見届けたけど、これがせめてもの責任のようで、やはり全ては遅かったという結果のようでもありました。
サキは慧介には酷い言われかただったけど司を利用している自覚がありながらも司を守りたいし繋げ止めたい、本当は独占欲だけだったんだと思います。彼のことを救ったのは子ども時代も最期も司だけだったし、サキにとってはそれで十分だったはず。ちゃんと自分の気持ちは司に届き、司のサキへの執着心も目にしたのだからサキにとってあれ以上の最期はなかったと思います。
本当に素晴らしい物語でした。
これから慧介に甘やかしてもらいながら早く司が心から元気になって欲しいです。夜が来ても辛くならないくらい元気な心になって欲しい。
慧介に“もう大丈夫”だって思ってもらえるくらい。
サキも望んでいるはずなので…