この作品を知って即購入、2巻一気読みしました。
時折泣きながら読みました。読んでよかったな思えた作品です。色々感じて考えさせられて、読むと人生が豊かになる本じゃないかなと思います。
以下ネタバレ感想です。
トレヴァー(弁護士、歳上)×ジーン(青年)の少し年の離れた2人の話。
2人はひょんなことから出会い、次第に互いに愛が芽生え、愛し合って幸せなひと時を過ごす。
そんな中でジーンは2人で過ごすことに幸せを感じつつも、新たな自分の人生を歩みだしたいと思うようになる。
トレヴァーもジーンがそうしたいならと背中を押し、ジーンはトレヴァーのもとを去っていく。2人の生活は幕を閉じて...
ジーンは、自分の人生を歩みだすために海外の大学に1人行ったわけですが、その後もトレヴァーとは会うことはなくそのまま十数年。
私の理想を言えばジーンには大学卒業後、すぐにトレヴァーのもとへ帰ってきてまた2人の幸せな生活を続けて欲しかった。
自分の居場所はトレヴァーのもとであり、必ず戻ってくると。
ですが離れ離れになるとき、2人がこれで最後だと区切りをつけていればもうその素敵なひと時はそれで終わりなんですよね。
どちらが冷たいというわけでもなく、そのひと時は2人にとって人生の1ページ、思い出となって幕を閉じたと。
時は経ち、トレヴァーの甥が再び2人を繋ぐ架け橋に。恋が再び始まるかそうでないかはわからないけれど、2人の心の結び付きはきっと生涯続いていくんでしょう。
2人にあるのは大きな“ 愛”であり、もしかしたら恋愛か家族愛が何愛かなんてさしたる問題じゃないのかもしれません。
自分らしい生き方ってなんだろう、家族って愛ってなんだろうと考えさせられる作品でした。
色々言いましたが、トレヴァーとジーンは再び恋人となって生涯楽しく幸せに過ごして欲しいというのが正直な気持ちです。また2人の幸せな生活が見たい...!
特装版のほうを買いましたが良かったです。特装版おすすめですよ!