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展開にヒネリが欲しい…

心臓外科手術の様々についての細かい描写なども手抜かりなく、作者の本作に対する取り組みの真剣さが窺えました。

<作品の雰囲気>
お耽美、のひとこと。
全編通して、桐嶋の「あなたの指に解剖されたい」という台詞が出てきますが、この小説はフェティシズムとか、死のバイオリズムに対して美を見出す傾向があって、そのあたりはホネフェチで筋肉フェチな私的にはツボでした。この人の手で解剖されたいっていうのは究極の殺し文句ですよね。
桐嶋の意識のなかには身近なものとして常に「死」があって、この危うさが作品に色気を添えています。

<ストーリー展開> ※ネタバレ有り
前述のとおり、小説全体に立ち込める雰囲気は私の好みでした。
しかし展開は、BL的な「お約束」が多く、容易にオチが想像できてしまうのが残念。
たとえば、
・桐嶋(水斗)が長山の愛人で、かつ彼の息子の影武者役をさせられている
・桐嶋が子どもがえりしたとき、樋口の彼に対する異常な過保護ぶり(これはこの作品の萌えポイントの位置づけですがね)
……BL小説らしいとも言えますが、ちょっと安易過ぎる印象を受けました。
そして、肝心のラストですが、成人男性としての自我を取り戻した桐嶋と樋口がのやりとりが、ぎこちなくて、ラストらしい色気はなくなってしまっていました。
お互い、何かにつけ遠慮が先行してしまっていて、桐嶋の精神が幼かったころのほうが感情表現がストレートで「恋愛小説」らしかったですね。

<総評>
お耽美な雰囲気、舞台装置はとてもうつくしく、ロマンティック。
ストーリー展開は、単純で分かりやすく、BL的「お約束」の詰め合わせといった印象。
これらのお約束を、そうこなくちゃ!と思える方か、マンネリと思ってしまうか。これが本作の評価を分けるポイントなのではないかと思います。
前者ならば、本作は大変楽しく読めると思います。
後者ならば、本作に物足りなさを感じてしまうかもしれません。

私個人の意見としては、やはり読者の予想の上を行くストーリー展開であれば、非常に高評価できた作品になったのに、と思います。

 

「すごく」面白かったわけではないけれど、初コミックスということを斟酌すれば、まあまあではないかと思います。

この単行本のタイトルは「ひとり占めセオリー」なのに、表紙イラストの二人は「恋落ちルール」「蜜月ルール」の主役カップル、裏表紙の作品解説もやはりこの二人について……いいの?これでいいの? と思わずつっこまずにはいられませんでした。業界的にアリなんですか?
しかも「恋落ち~」「蜜月~」を音声ドラマ化したCDのタイトルはやはり「ひとり占め~」だし。
確かに「ひとり占め~」のほうがBL的には売れそうなタイトルですが、こういう混乱を招くような真似はして欲しくないと思いました。


一番面白かったのは、やはり「恋落ち~」「蜜月~」それから「おまけかきおろし。」の一連のシリーズですね。
「俺子どもできちゃったみたいなんだけど」のくだりは結構好きです。
頭がいいのにバカな攻めってかわいいですよね。ビジュアルもかっこいいと尚更。

「ひとり占めセオリー」は、「恋落ち~」群と舞台を同じくするお話ですが、受けの子が想いを伝えられずに悶々としてるのが殆どなので、展開が平坦で、入り込みにくかったです。
そしてHシーンですが、受けの子が、攻めの上に跨ってからやっと告白するのって、ちょっと順番としてどうなの!? と思ってしまいました。H中の盛り上げる感じの台詞じゃなくて、告白ですよ?
これだけは納得できない……。

「ほころぶのは誰のため」は、萌えでした。リーマンは最高。

「いつもお世話に~」は、あとがきを読まないと作品のテーマがわかりませんでした。

BLと非BLの中間地点として。

原作も好みだったし、ユギ先生大好きだし、懐も暖かかったので購入。

ヒューマンコメディとして面白くコミカライズされていると思いました。
原作からかけ離れて暴走することもなく、漫画と原作の距離感が丁度良かったです。
(暴走しているのはルルの化粧くらいでしょう)
山田ユギ先生の、人物の表現力があってこそ。
ビジュアルも立ち回りも主役級ではないキャラクターこそ生き生きと描かれていて、これがユギ先生の魅力だよなあと思いました。
「おひっこし?」が好きな人なら楽しめるかと思います。

端からBLと期待して読んでしまうとがっかりしてしまう危険性大です。
この作品は確かに、腐女子として名高い(?)しをんさん原作で、しかし非BL、なのに作画は山田ユギ先生、という、ちょっと微妙な位置にある作品です。
しかし、BLに発展させる妄想の余白は用意されいるので、この作品をBLと取ることは不可能ではないですし、勿論、非BLとしてエンタテイメントとして楽しめる内容でもあります。

私の提案としては、BLと非BLの中間地点にある作品として、楽しむのもありなんじゃないかと。腐女子という存在が大分明るみに出て、世間で色々いじってもらえるようになったので、これから、こういう中間地点的な作品がもっと増えると思うんですよね。BL、非BLという括りで捉えないことも、ひとつの括りなのかなと、思いました。


余談ですが、私はまほろのモデルになった都市の近所に住んでいるので、ユギ先生の漫画で、自分の知っている街の景色がそこここに描き込まれているのがすごく嬉しかったです。
同郷の漫画家さんが、地元を舞台に描いていらっしゃる作品は何点か知っているのですが、全く出身地が別の漫画家さんが自分のよく知る町を舞台に漫画を描いてらっしゃるっていうのが、すごく新鮮でした。