私が初めて読んだ(!)思い出のBL作品です。腐女子の友人と旅行に行った際に貸してもらいました。その後古本屋で見つけて購入。
絵はアナログ感のある強弱がはっきりした線です。細い線の絵を見慣れている方には雑に感じられてしまうかもしれません。絵柄はナウいです。
表紙を見ればわかるように、ストーリーというよりは濡れ場シーンに極振りしている作品です。導入は単純明快で「主人公の俺は、憧れの大学教授のエロ実験に付き合わされてます!」というもの。個人的に好きです。ほっとけばご飯も食べるのを忘れちゃう教授のことを気になっていく気持ちについて悩む、世話焼き主人公と、意識はしていないのだろうけれど時々大胆なことをしてきてドキドキさせられる、不思議系の教授。ただエッッなだけじゃなく、BLの王道「三話に出てくる障害」で深まる関係も読みごたえありです。
某古本屋で見かけて、タイトルに惹かれて購入しました。
アナログな絵柄と少しだけ前の時代感の雰囲気が良いです。
「人に触れられるのが苦手なくせに隙だらけな内気の受け」が性癖なので、ページを開いて天を仰ぎました。有り難う御座います。背景の書き込みが少ないのが、かえって良い味を出しています。主人公の過去回想については、初見だとややセリフのつながりが分かりにくく、意味をすぐに読み取れないところもありましたが、読み返す楽しみが増えるので無問題。
ベッドから飛び起きて鎖骨のキスマを確認したときに主人公が泣き崩れたのを見て、堂島さん、受けちゃんを泣かせるなんて……!と思いましたが大丈夫でしたね。「田中さんと手をつなぎたい」のシーンで無事悶え死にました。
で、過去の相手が登場して、それを慰めたいと思っている堂島さんと、一人にしてほしいと願う主人公のすれ違いのシーン。電話に出ようとしたら鳴りやむ携帯が悲しいです。何気に主人公の制服も冬物になってるんですよね。過去の相手に迫られる主人公を助けにくる堂島さんと、その後の濡れ場! 「言わないと伝わらない」普段は口にできない感情を言葉にする主人公! 「同じで 嬉しいね」で締めくくられる濡れ場!
最後のキスに堂島さんへの愛を感じました。
「人に触られるのが苦手なくせに隙だらけな受け」性癖の方は是非!