実はあまり好きじゃないみなみ遥先生。絵柄は可愛くて綺麗だけど、ストーリーが胸やけするくらい甘くて苦手なんです。
ですが、今回はファンタジーということで、いつもは苦手な甘さや可愛らしさが世界観と合っていて、胸やけすることなく最後まで読めました。
なんせ、舞台が『獣耳族男子部 全寮制学園』ですからね(笑)けも耳しっぽがいっぱい!いや、けも耳しっぽキャラしか登場しない。
どんなにベタだろうが使い古されたネタだろうが、逆にありえない展開だろうが、けも耳しっぽだと許されちゃう不思議。
主人公は早乙女李、珍しい桃色の耳としっぽのせいで、入学早々に上級生から追いかけ回されるハメに。どうやらこの学園には‘桃耳伝説’なるものがあるらしく、エロいフェロモンの持ち主なんだとか。でも実際にいい匂いがするらしく、伝説ではなくそういう存在なんでしょうね。
同室の先輩(狼)は、親に大人しく躾られてるらしく、李を守ってくれます。さらに性欲を抑える薬も飲んでいるとか。そうまでしないと肉食系の本能は抑えられないなんて大変ですね。
この2人を中心に、生徒会長と副会長、ドーベルマンの自称ハンターと真のハンターユキヒョウ(養護教諭)とか、気になるカップルがたくさん登場します。
内容はもう、可愛いとしか言えない(笑)もふもふたちのラブコメ、季刊誌掲載だから続くとしてもだいぶ先ですね。
私のように、みなみ遥先生が苦手な方も、甘いお話が苦手な方も、チャレンジしてみてはいかがでしょうか。
楢崎壮太さんのコミックス初めて買いました。マガビー本誌で4話から読んでたので迷ったけど、買って良かった!
凹むと猫になる家系(しかも男のみ)というとんでも設定で、最初はアホらしすぎて読み飛ばしてたけど、これがまぁ可愛いこと可愛いこと!すっかりハマってしまいました。
主人公は猫谷家の末っ子亜以。入学式の日にカツアゲにあってる所を助けてくれた同じ高校の新入生・黒川くんと同じクラスで席も隣同士になり、どうしても黒川くんと友達になりたくてーーーというお話。
元来落ち込みやすい性格のため、小中とあまり学校に通えず友達もいなかった亜以ちゃん。高校からは変わるんだ!と頑張ってる姿が健気で応援したくなります。
でも、やっぱり猫になっちゃって落ち込んで泣いてる姿にもらい泣き。猫は涙なんて出ませんけどね(笑)そんなことはどうでもいいのだ。
人間の亜以ちゃんもすっごく可愛いけど、猫になった時の可愛さにやられましたよ。特に前足の動きがたまらん!
亜以の唯一の友達玄ちゃんとか、黒川くんの友達とか、脇キャラもいい感じ。眼鏡の駒野くんが気になる。あと担任の黒髪眼鏡も気になる。どんだけ眼鏡好きなんだ自分←
一番気になるのはやっぱり兄ちゃん達ですよね。パパも。なんておいしい家系なんだ!
今はマガビー買ってないから、続きが出るのを楽しみに待ちます!
こちらの神様シリーズ、
雑誌GOLDで読んでた時から大好きで、毎号癒されてました。表題作のマウリと竜だけ見逃していたので、コミックス化されるのを待ちわびてましたよ。
『マウリと竜』
タイトルのまま、村の少年マウリと竜の神様のお話。皆さん書かれてますけど、1ページ目からの「チェンジ!!」には笑いました。
生贄として食べられると思っていたマウリですが、神様は話し相手が欲しかっただけ。一緒に過ごすうちに恋しちゃうんです。マウリ可愛いってなってる神様が一番可愛い(笑)
帯に子づくりと書いてあるけど、Hは期待しちゃダメです。ほんわか癒し系BLですから、そんなシーンすっ飛ばして次のページでチビちゃん登場します。
表題作含めて4つの短編が入ってますが、どれも「巡り神」が土地を巡って恋をするお話。気持ちが通じ合った相手と同じ種族に姿を変えることができる。どの神様もどのお話も、とにかく可愛い!
ほっこり幸せなBLを読みたい方にオススメします!
1巻でメインだった一見と糸君はもう安心でしょうか?まだ最後までものにされてないし(笑)一見はなんだか吉利谷さんと知り合いみたいだし、まだ波乱はあるかな?
個人的には糸君には癒やしキャラであってほしい。
2巻は、前半は曜明と火弦のお話。1巻でも火弦が可哀想だったけど、この巻も最初は可哀想すぎて、だからこそ曜明に優しくされてる火弦によかったなぁと嬉しくなりました。曜明の過去もちょっとだけ明らかに。母親がとんでもない!亡くなったお兄さんがどんな人だったのか気になります。
座薬を入れるシーンはエロくて良かったです。その後ぐずってる火弦が可愛かった。
後半は、大輝と沢斗のお話。今のところですけど、個人的にこの2人が一番萌えますね。カップルとしては。ツンデレ沢斗が可愛すぎるw
「そう取るんだ」のくだりに激しく萌えました。
この2人、出会ってからまだそんなに日が経ってないですよね。で、おそらく大輝は何らかの原因で記憶を失っている。その3ヵ月の間に大輝と沢斗は関係を深めていったのかなぁ。その辺は次巻で明らかになるかな?
この漫画、登場人物が多いし視点がコロコロ変わるし、何度か繰り返し読まないと頭に入らなかったりするんです。
でも後半は過去話だったからか、固定カップルのお話が続いたので読みやすかったです。
たくさんの登場人物たちが複雑に絡み合っていく進め方も面白いんですが、読みやすさで言うと、ある程度まとめてくれた方が嬉しかったりします。
あとはやっぱり吉利谷さんが気になる!受けだといいなw
志水ゆき先生といえば、どうしても『是』のイメージが強いので、次にどんなお話を描かれるのかワクワクしながら待ってました。
黒装束が出てきて、またファンタジー系かな?と思いきや、普通の田舎町を舞台にした若者たちの物語でした。
とはいえ、人口千人にも満たない田舎町にあんなイケメンばかりいて、しかもホモ率が高い時点で十分ファンタジーですけどね(笑)
あとがきによると、今のところメインカップルは3組。
・一見×糸川
・大輝×沢斗
・曜明×火弦
1巻は、一見×糸川がメインとなってます。ドS攻めの健気受けで王道ですけど、糸君がとにかく可愛くっていい子でお気に入り。虫嫌いなところも一生懸命なのに上手くいかないところも可愛いのです。
メイン以外で一番気になったのは吉利谷さん!かっこいいです。気になります。2巻を読むまでは、吉利谷さん×火弦の方が萌えるなぁとか思ってたw
それぞれが色々な辛い過去を背負っていて、1巻ではまだ全貌は見えませんが、それぞれのキャラが複雑に絡み合って、さらに面白くなっていくんだろうなぁと思います。
志水ゆき先生だからカップルは固定されると思うので、その辺は安心して読めますね。
私の勝手な思い込みなんですが、タイトルから『新宿ラッキーホール』のようなゲイポルノ業界を舞台とした漫画だと勘違いしてました。
人物紹介に‘間違われた’って書いてありますよ!あらすじにも‘別人’とはっきり書いてありますよ!
でも、これまた勝手な思い込みで、別人だと嘘をついてるだけで実は本物なんだと思ってました。思い込みって怖いですね(笑)
蓋を開けたら、ストーリーもキャラクターもよくある普通のBL漫画でがっかり。なんであんなタイトルつけたんでしょうかねぇ。
勘違い抜きにしても、攻めの朝岡龍一という男が大嫌いなタイプで、最後まで好感が持てなかった。ドSでも腹黒でも鬼畜でもいいんだけど、乱暴で幼稚な男は受け付けない。
なんでこんなに高評価なのか本気で分からないよぉ、誰か教えて?私がおかしいのか?
趣味じゃない評価でもよかったけど、同時収録の同人誌作品は好きだったから中立で。
他の作品を読んでみないと何とも言えないけど、私には七海先生は合わないのかもしれない…。
やっと!やっと読めた!ずっと気になってたんです。
読んだ感想は、一言『続きが早く読みたい!』これにつきます。他にも続きが気になる作品は数あれど、これほど待ち遠しいのは初めてかもしれない。(言い過ぎかな?)
井上佐藤さんの作品は、「エンドルフィンマシーン」「子連れオオカミ」しか読んでませんが、とにかくエロいという印象を一番強く受けました。絵柄がエロいんですよね。フェロモンむんむんなんですよ(笑)いくら絡みのシーンがあっても、全くエロスを感じない絵柄の作家さんもいらっしゃるからね。
そんな井上佐藤さんですが、こちらの作品はBL的要素は皆無なんです(珍しい!)ちょっと悪戯ノリの軽いチュウが一回あるだけ。にもかかわらず、誌面から漂うエロさはさすが井上佐藤先生!
社交ダンスの知識なんてほとんどないけど、わりと本格的に描いてあると思います。なんちゃってダンス漫画ではないので読んでると勉強にもなるし、社交ダンスに興味もわいてきました。笑いどころもあって堅苦しくないし、正反対な2人のキャラ達も面白い。
あぁもうとにかく、早く続刊が読みたい!今年中には無理かな?来年かな?(詳しい内容は他の方のレビューをどうぞ)
前に一度読んだっきり放置してた『よろめき番長』ふと思い出して読み返してみた。
わかぺーは可愛いです。面白いです。でも、好きか嫌いかで言うと嫌いです。
漫画の世界だから可愛いと思えるけど、実際にこんな30男いたらイライラしてしょうがないだろうなぁ。大嫌いですよきっと(笑)
友達の鳴海にしても下心があったわけだし、めっちゃいい奴な吉川だって、若葉が不細工くんだったら好きになってないでしょ。結局は顔が良ければ多少の欠陥も許せちゃうんだよねぇ。周りがほっとかないんだよ。
くすっと笑える場面も多いし若葉の可愛さにキュンとなったりもしますが、また読み返すことはないと思う。依田さんの他の作品も読みたいとは思わなかった。でもまぁ時がたって、他の作品を手にする機会があれば、その時はこの『よろめき番長』に対する評価も変わるのかもしれません。
初読み作家さん。ちらほらと名前は聞いてたけど、手に取るのは初めてです。
絵柄もキャラクターも安定していて、安心して萌えられる作家さんだなと感じました。
『いちばん近くで恋をする』
血のつながってない兄弟もので、へたれ年下攻め。よくある設定によくあるストーリーで目新しさはないけど、すっごく可愛いお話でした。2話でゆき兄がぼろぼろ泣いちゃうところがたまらなく可愛い。普段男前なだけに余計ね。
3話で終わりなのが良かったのかも。こういうお話はダラダラ続いてもマンネリにしかならないからね。とか言って、本誌で続いてたらどうしよう(笑)
『獅子も拒まず』
いきなり第2話ってびっくりしたけど、1話を読んでなくても楽しめる内容でした。表題作より好きかも!
樹はこれっぽっちもイケメンだと思わないけど、こちらの里見先輩はイケメン!というより美人さん。もっとドSな感じだったらさらに萌えてたかも。
本郷の友達(?)腐れ縁の名前が分からない彼が気になる。
『リンゴに蜂蜜』ではコマノのキャラクターが好きだったけど、お相手の夏樹はあまり印象に残らなかったんです。
でも、こちらのコミックスでは、夏樹の不安な気持ちとか、幸せが怖いとか、がっつり夏樹に感情移入して読んじゃいました。男同士ならではの葛藤や切なさがちゃんと描かれてあるのもいい。
‘思い出をつくろう 幸せな思い出をたくさん それさえあれば死ぬまで生きていけるように’
この一文に胸がぎゅっと締めつけられた。
対するコマノはやっぱりいいキャラクターだよ。こんな奴が恋人だったら楽しそうだよね。いや、でも友達にいてほしいタイプかも。
ズバズバと遠慮なく悪意なく核心をついてきて、悪く言えばデリカシーのない男。だけど、良く言えば真っ直ぐで嘘のない信頼できる男。
夏樹にはこれくらいの男が合ってるのかもね。
ただ甘いだけのお話は嫌いだけど、切なさや苦しさとかもあっての甘さなので、胸やけすることなく読めます。書き下ろしは必見!