『お互いを認めて生きていく』
そこが何よりも大切な事だったなぁと。
愛を知らない兄弟は、黒田と出会い
愛を知るんだと期待して読み進めました。
けれど2人は愛を知るに至らない。
でもそれで良いのだと
認めてくれたのが、黒田
この人が居ないと2人の世界は
誰にも認めて貰えず、、
愛を知るために永遠に誰かを
求め続けたかもしれない。
黒田が、そのままでいいんだと
2人の欠けた感情も、繋がりも全て受け入れると。
そんな風に思ってくれる人間がいると知れただけで
2人はほんの少しだけ生きやすくなったかもしれない。
そして、茜も最後は
『自分は明を特別に想いたいんだろうな』
って自分の感情を知ろうと、
向き合おうとするのが見える。
それだけでも、黒田が2人に与えた
ものって物凄く大きなものだと思う。
黒田に認めてもらって
これから2人は知らない感情を
知っていくのかもしれないと思うと
その先の2人を見てみたいなぁと思った。
このおどろおどろしい表紙に読むのをかなり躊躇ったのですが、読んで良かったです!!
先生の作品はコミカルでクスッと笑える部分が多いのですが、そこにサラッとシリアスでダークな素材を入れてくるんですよね。コミカルで読みやすく、けれどそのおかげでシリアスな部分が際立つ。このバランスが素晴らしいです。
今回のお話もとても良くて、7話は泣きました。
もうダメかと思った所からの…エンドがまた…泣
はぁぁぁ。本当に良かった。
Mりあ先生のキャラクターは不思議な魅力があります。
なんせこの焼け爛れたお顔の幽霊さんが可愛いく見えちゃうんですから本当に不思議♡