わたしは主人公のすばるくんと似たようなところがあり、読んだ今現在もそのような状況下にあります。
あすかに対し『どうしてそこまで出来るんだ』と思うシーンがあるのですが…まさにわたしが日頃、"何かの、誰かの、自分の未来、そのようなことの為"一生懸命になり、頑張っている方々に抱いている感情でした。すばるくんの灯台は"お母さん"でしたね。元々、灯台があったからこそ、すばるくんは頑張ることができたのか、気付くことが出来たのか、と思いました。要はわたしは途中から少しすばるくんに対して"僻み"妬み"の感情があったようです…。
BL漫画でキャラを自分と重ねることはあまり無いのですが…今回は少し…苦しい気持ちになってしまいました。安堂ろめださんの作品はこちらが初めてで、イラストがとても綺麗であらすじを読み、即決で買わせていただきました。本当に素敵なお話だと思います。
私情が絡んでしまい…気持ちを切り替えられず、自分と重ね合わせ、楽しめなかった事が誠に申し訳ないです…。
わたしの見解なので誤解して欲しく無いのですが…この作品は『他人に肯定され許されて、自分を許せている人』は読んでも何も感じないかもしれないです…。
わたしはすばるくんの"お母さん"の存在や、大東先生の存在がとてもとても羨ましいかったですね…。
読む時を間違えてしまったかもしれないです…わたしはずっと…"高校を卒業後の2年前のすばるくん"のままだからかもしれません…。
『あてもなく生きるのが嫌』まさにその通りです。
何もないまま生きるの等、死んでいるのと何ら変わらないと思うのです…わたしの場合はすばるくんが持っていた"お母さん"からの焦燥感も無いので読んでいて…少し困ってしまいました。すみません。
良い作品です。本当に。
わたしもすばるくんのように、何かを見つけられたら良いなと思います。おめでとうすばるくん。
そしてごめんね、すばるくん…君は…凄い子ですね。
ありがとうございました。失礼致します。