表紙に一目惚れしで買いました……!これは絶対に良いと……!初めての作者さんでしたが、予想通り最高でした。
美しい見た目のせいで噂が独り歩きして「マドンナ」とまで呼ばれる東城先輩と、転校生の君野純恋(きみのすみれ)
ひょんなことから2人でいる時間が長くなり、噂とは違う先輩を知り、徐々に惹かれていく純恋。
ストーリーはよくある学生ものですが、東城先輩の絵画のように美しい見た目とは裏腹に不良っ気が強かったり、かと思えばキザな1面があったりとそれに振り回される純恋もめちゃくちゃかわいい。見ていて幸せ。東城先輩がとにかくスパダリ。あーかわいい
そして本当に絵が綺麗。
ちなみに純恋×東城先輩です。
わたしは年下攻めが好きなのでどストライクでしたが一見表紙では東城先輩×純恋に見えるかもしれないのでお気をつけください〜!
とても好みの表紙と、裏表紙の
「好きです。野末さんが好きです。死ぬほど。」というシンプルで胸に来る短いフレーズに惹かれて購入しました。
2人ならではの言い回しやいつもの会話が作中に何度も出てくるのが二人の関係性が少しづつ積み重ねられていくようで見ていてほのぼのとします。豆板醤のくだりがとてもすきでした笑
以下ネタバレ含みます。
四十路手前、2度目の成人を目の前にした野末(のずえ)が欲の浅い、掴みどころのないふりをして、出世の責任が増えることや恋愛をすること、これから何か新しいことを始め失敗することを恐れていることを、野末さえも無欲なだけだと自分に言い聞かせているようだった。
テレビでみた美味しそうなパンケーキを食べに行くことさえも。
そんなことを駅のホームで若い女の子たちを眺めながらこぼした野末を見計らった外川(とがわ)は”女の子ごっこ”と体の”アンチエージング”をしようと持ちかけ、野末はそれに承諾する。
こうして始まった二人の女の子ごっこはパフェを食べに行ったりガールズトークのマネをしたりアンチエージングの一環で写真を撮り合ったり…と順調に進んでいく。
そんな中で垣間見得る外川の野末への愛情の大きさが要所要所にあり、ドキドキ出来ます。
最初は新しいことを恐れ、出世の話や合コンを全て断り続けてきた野末が外川とのアンチエージングの末、外川への気持ちに気づき思いを伝えるシーンには序盤の無欲なふりをしている野末とは思えないです(´-`)アンチエージング大成功ですね笑
また左岸左岸先生の作品は初めてでしたが訪れる店の内装や2人の自宅、どの背景や注文したメニューをとってもどこもオシャレですごいです。
ほぼ表紙買いでしたが成功でした!
内容もページも厚く、軽くひとつの映画を見てるような気分になれるので時間がある時にゆっくり読むのに適していると思います。
拙い文章でわかりにくく申し訳ありません。
ありがとうございました!