舞台は西ベルリン。論文でも軍事記録でもなく、小説という作品で当時の東西冷戦の時代背景を描いた表現は十分すぎるほどで、執筆に至るまでのかわい先生の事前準備は相当なものだったとお察しいたします。私とかわい先生はおそらく同年代と思いますが、一応平和な日本に住まいながら、冷戦当時は漠然とした不安を感じており、しかし、当時想像していたよりは早くベルリンの壁が崩壊し、冷戦終結となったわけで、その激動の数年は私の人生の中で未だに最大の出来事です。半世紀生きてきて、ベルリンの壁崩壊のニュースは、希望を伝えるニュースで唯一私が震えたニュースで、未だにそれを超すものはないです。当時国家に翻弄されいとも簡単に存在を消された諜報員も数え切れなかっただろう時代、終盤に明かされる「α(アルファ)」の教え、そこでこの作品の主人公たちが自分の生きる正しい道を選んだこと、二巻途中からは涙が止まりませんでした。
ちなみに初めて知った事実。ベルリンの壁って、地理的にそこにあったの!?東西の国境にあったもんだとばかり思ってたーーーー!!!
舞台は西ベルリン。論文でも軍事記録でもなく、小説という作品で当時の東西冷戦の時代背景を描いた表現は十分すぎるほどで、執筆に至るまでのかわい先生の事前準備は相当なものだったとお察しいたします。私とかわい先生はおそらく同年代と思いますが、一応平和な日本に住まいながらも、冷戦当時は漠然とした不安を感じており、しかし、当時想像していたよりは早くベルリンの壁が崩壊し、冷戦終結となったわけで、その激動の数年は私の人生の中で未だに最大の出来事です。半世紀生きてきて、ベルリンの壁崩壊のニュースは、希望を伝えるニュースで唯一私が震えたニュースで、未だにそれを越すものはないです。当時国家に翻弄されいとも簡単に存在を消された諜報員も数え切れなかっただろう時代、そこでこの作品の主人公たちが自分の生きる正しい道を選んだこと、二巻途中からは涙が止まりませんでした。