警察学校の同室、から始まった遊びのような行為。
警察官になって別に配属されて1年、連絡などとっていなかったのに
非番だからとやってきて関係は簡単に再開されてしまった。
二人共警察官、というおいしい設定をこれでもかとジューシーに料理してもらった作品でした。
どこひらいてもえっち。
その中でも、不愛想な攻め×やんちゃでちょっとおばかな受けのおいしさが
充満している良作です。
二人共鍛えているからなのかかなりアクロバティックなプレイもやっているし、
寮の中、ラブホ、自室(隣に姉あり)などシチュエーションのバリエーションも豊かです。
どっぷりえちえちに浸りたいならもう何も考えず購入ボタンを押してください。
後悔はしないと思います。たぶん。
※王子様の伴侶はバツイチアラフォー のスピンオフですが、
前作読んでなくても大丈夫。
失恋をして海外へいった主人公。
海辺で景色をみていたら自殺と間違われて海へぼっちゃーん。
ごめんねごめんね、と謝罪をされたが、なんとそのひと王子様でした。
っていう、わりとありがちな導入なんですが、なんと「日本へ追いかけてきて、八百屋さんで働き始めたら商店街のために働くことに」なってて(笑)
ずいぶんフレンドリーな王子だなとおもったけど、
読んでいくごとに王子の性格もあって違和感は消えていくんですよね。
ふっしぎー。
今すぐスパダリが摂取したい!!そうしなきゃしんじゃうぅぅぅ!!
って人にはうってつけの一冊です。
あなたにこれを処方いたします。
おだいじに~~!!
あ、欲を言えば国へ連れて帰るお話も読みたかったっ!!!
※上巻読んだ人はかならず下巻も読んだほうがいいです!
下巻を読んでわかることがいっぱいありますよ!!!
先祖が妖から得た心臓を継いでいる主人公、ってところで
「どういうこと?」って思ったんですが
この設定がずーーーっといいかんじで効いてくるんですよね。
お互いにうけている影響が強い理由にもなるし、
主人公が相手に抱く気持ちの発端にもなる。
個人的に嬉しかったのは、受けが「妖」(公式には大妖ってなってるけど)なのですが、
しっぽがあること!!!!!
あるいみ異種間BLといえるのかな???
えちえちもかなりボリューミーなのでそういうものを求めている方も満足できるかも?
小さなころ、アルビノだからと捨てられた。
怪我をして死を待つだけだったところを、助けられてから、
王位についてもらうことを目指して仕えてきた……。
中華風の世界観なんですが、
主人公はアルビノ(作中では白子)なので外見的特徴が少し違っています。
また、捨てられたときの怪我が元で足が不自由。
その二つの特徴もあって攻めにとっても世話を焼かれてしまったりするんですが!
それがいい!!
主人公は王位につけたいけど、攻めにとってはそれはどうでもよかったりして
そのちょっとしたすれ違いもよかったです。
2つめのカップリングも設定がしっかりしてるのと、
1つめのカップルとちゃんと繋がりがある(しかもけっこう重要な)ので
どちらも読みごたえがあってよかったです。
個人的には作中が「ち〇こ」呼びだったのがよかったwwww←なんで
冤罪ではあるが痴漢の加害者とされ、
それを理由にリストラされてしまい、
妻と子をかかえて……
そんな主人公が働く先としてたどり着いたのは夜の商売。
ホール係といわれてきたはずが、男性を相手にするといわれて……
表紙はさておき、中にある挿絵もそうなんですけど
徹底して「主人公の印象が薄い」んですよ。
意図してそうされていると思うんですが、これがすごくて。
作中で行くと度なくそういう描写がされているから、その印象通りなんです!
そんな男がどうしてこの「悪辣」な男と関係を持っていくのかが
もう!秀逸すぎて!!
そんなところから罠張ってたの~~!!と途中で気づかされるんですが
まさかそうなるとは思わなかったなーって読み終わって感心しています。
読み終わって改めて表紙のイラストとタイトルみて
「ほんとだよ……そりゃ悪辣だよ」って思いました……。
とはいえ、痛い描写は少ないですし、
エロシーンもどちらかというと淡々とすぎていくのですが、
それよりも「妻」ともう一人の女性の描き方ですよ……。
お み ご と !
税理士事務所所長×新卒
電車で酔っぱらいに絡まれている女性を助けようか逡巡している中、
さっそうと助けに入る男性。
そんな男性に感心しつつ、動けなかった自分に感じるうしろめたさ。
実はその男性が自分が勤めることになる事務所の所長とわかって、惹かれていく。
その気持ちは徐々に膨れ上がっていく……。
1巻目なので、徐々に惹かれていくところまでなのですが
読み終わって思わず声に出しちゃいましたよ。
「そりゃあ、こんな人絶対惚れるよォ」
それぐらい魅力的なんですよ。
作中で魅力的だけどダメ男みたいに言われてますけど、
それも納得できるんですけど……
でもいい男なんですよ、そりゃ惚れるわってすっごく納得するんですよ。
さすが木下先生はこういう揺れる気持ちを描写させたらうまいですよね……。
期待値を上回って悶えさせてもらいました。
まるで学生のような進度の恋だけど、
この作品のキモは「大人同士の恋」だということだと思うんですよね。
続きに期待しかないです。
で、2巻はいつ発売なんですか?
デビュー作品だそうです。
盲目の主人公は、ある日仏花を買いに来た人と出会います。
メガネ(実はサングラス)を忘れていったその人とは、不思議な縁で繋がります。
いろいろと親切にしてくれるその人を、頼りにしはじめるのですが、
その人は極道の道に生きる人でした……。
この「盲目」というところがこの作品のキモで、
「見えてないからわからなかったこと」と「見えてないからわかったこと」が軸になってお話が進んでいきます。
そのお話の運びがお見事です。
お部屋の家具の配置とか、花屋さんの看板の文字とかが、細かく描かれていて
そうだよね、盲目だったらこんなかんじなんだろなっていう説得力があります。
丁寧に世界観を構築されている作品だと思います。
ただ、説明文にある「執着愛」というほどなのか、というと疑問ですね。
そこまでの強さは感じません。
「一緒にいたらお前も危ない」はやくざモノのど定番ですし。
「それでも一緒にいたい」もセット販売されるようなものでしょ。
新人さんというには、絵柄がもう完成されている気がして
次回作を期待せずにはいられません。