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幼馴染 × 執着攻め!

初めて読んだ作家さんです。
読む前から「幼馴染」「10年来の執着」という設定でかなり楽しみにしていた作品でした。
攻め視点と受け視点で進んでいくストーリーで、1話目を読み終わったときに、「あれ、これは受けの計算で落とす策略か?」と思ったけど、そういうわけでもなかった。攻めが一方的に長年片想いを募らせているだけではなく、受けの光もハルの一番になりたい、とお互いに執着しててこじらせている感じ。
お互い好きで求めあっているのに、気持ちが通じ合っていない感じがもどかしくて・・・気持ちを告げあった後、ハルが甘えているのが子供っぽくてかわいかったです。付き合ってからはすごい独占欲・束縛カレシになりそう(笑)そんなハルをかわいいな~仕方ないな~ってなだめる光が見たいなという妄想がはかどりました。そしてハル、あのスペックで絶対モテないわけない!

個人的にはもう少しがっつりエッチシーンがあったらもっともっと最高でした。

あがってたんせ コミック

yoshi 

すごいほのぼの系

yoshi先生の絵が大好きです。
ストーリーは、出てくる人達がみんな良い人で優しい世界のBLです。
主人公は東京から身一つで東京から東北の米農家を求めてやってきた春希。
大雪で足止めをくってしまったときにたまたま出会った双子高校生の家に転がり込むことに・・・ていう。
東京から来た見ず知らずの男性を「嫁にきてよ」というのも少々厳しい気もしますが、結果、お互い好きになってくっつくのいいんじゃないでしょうか。
特に大きな障害もトラブルもなく、優しい人たちに囲まれた優しい世界で幸せにまとまるお話です。
さらっとほのぼの系を読みたいときに読む本かな。
エロシーンは最後ちょろっとあります。


切ない

メアドと名前しか知らないセフレから始まったライトな関係かと思いきや・・・
めちゃくちゃ切なくて、ハピエンでした。

感情が読めない攻めのヒロミチも、軽い感じの受けのハヤトも、お互いのことが好きなのに気持ちを抑えて一旦離れるんだけど、結局2人とも抑えきれないんですよね。
ハヤトは愛情に飢えていて誰かと真剣に恋愛がしたい。だけど好きになれそうな男は婚約者候補がいて・・・
ヒロミチはゲイであることにコンプレックスと傷を抱えていて自分を偽って生きていこうとしている。
そんな二人が出会って、お互いのことが好きになってきているのに進めないところがもどかしくて切なくて泣けます。
ヒロミチの婚約者候補の女性も本当はヒロミチのことが好きなのに強がって離れてあげたんですよね。素敵な女性なので彼女にも幸せになってほしい。

「誰かに愛されたい だから誰かを本気で愛したい」
というハヤトの心情吐露が更に切なかった。
ハヤトの兄に対する気持ちは恋慕に近いものがあったのでしょうか。
幼少期から家族愛に飢えていたから愛情というものに信用がなくヒロミチの愛情も素直に受け取ることを怖がっていたのかな、と解釈しましたが。

最後、兄と3人で会ったときの「俺がいるので」でハヤトの臆病になっている気持ちも払拭できて安心しました。

個人的には、ヒロミチの過去、心情をもう少し知りたいと思っていたので、番外のanother storyで描いてくださったので補完することができました。

吸血鬼モノで一番好きです

吸血鬼、亜人種・・・その他BLならではの特殊設定作品色々読みましたが一番面白かったです。
バイター、ネクターという言葉の語源はわかりませんが、バイター(吸血鬼)の大好物である「ネクター」という人間の中の特殊な人種。
吸血鬼は昼間動けなくて虚弱体質、という個人的な既成概念を良い意味で裏切られました。強いバイターめちゃくちゃかっこいいです。
バイター同士の戦闘?シーンが何度かあるんですが、躍動感がすごくてかっこいい。
ネクターのミツルが初めに襲われるシーンの、アンナの「殺すぞ」に最高にシビれました。
バイターとネクターが血を交換して一生お互いの血を与え続ける「契約」という設定で、アンナは幼少期から想いを寄せているネクターであるミツルの血を本能から欲しているのに、ミツルを想う気持ちから契約はしたくないと思っている。
お互いの想いを確かめ合ったときにミツルの男らしさげ噛ませて契約するんですが、アンナが想いを告げるシーンに胸が震えました。
血を吸うときに噛むと性感が高まるという美味しい設定もあって、エロもとてもよかったです。描きおろしの繁殖期でないエッチも最高でした。
もっともっと読みたいと思ったので、続編があったらうれしいです。