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メディア展開が幻となってしまった…

※最終巻でもレビューしましたが、
本作が完結して数年たったので1巻の内容を交えて
総評レビューします。辛口です。


強迫観念の潔癖症で心に闇を抱えた社長秘書の美青年(隠れM)と
「人に触れ、汚すことで快楽を得る」という心の闇に蓋をした心療内科医(ドS)
との10カウントから始まるカウンセリングステップアップエロラブストーリー。

1巻の印象は好調でした。
個人的にも
「続きはどうなるんだろう?どんな心の闇を隠しているんだろう…?この2人はどこへ行き着くんだろう?」
と表紙の印象から受けるように
まっ白でダークな作風かと期待しました。
二人の関係はゆるやかに進んでいくのかな…。と。

しかし、2巻以降は
「カウンセリングに託けたSM調教によるショック療法とそれを利用した恋愛攻略」
という…。
なんともアニメ化が頓挫しても納得せざるを得ないお話です。

描写はほとんどが性交渉と性描写です。
当時の今作は人気作でしたし、BLの豊作期でもありました。
二人の関係に愛がないわけではなく、結末もハッピーエンドですが、焦燥的でこざっぱりとしておざなりに感じました。

長い過程で描かれるのがちらつくトラウマの重々しい空気に反して
SM調教のエロ重視…
結末も相まってストーリーの全体的なバランスも悪く、
作画やデザインが美麗なだけに残念でならない作品です。

※かつてモバゲーに、
正統続編であるスピンオフゲーム版テンカウントが
人知れず存在していたことをご存じでしょうか。
こちらも4年前サ終しました…。

独特な世界観が魅力。しいては鬼バース?

鬼と人が(一応)共存している世界。
鬼は「より人らしく」進化し、
人類の九割が"鬼"となっている。
本来の人類である"人"はよもや絶滅危惧のような扱いで
なにより"鬼"は"人"を本能的に捕食してしまうという…。というお話。

この『捕食』本能にも設定があり
『人』は『鬼』に捕食されるとき、恐怖を和らげるために脳から快楽物質が分泌されて、
襲われていながら、「気持ちよい」と感じてしまうという。
一方『鬼』は『人』に強く惹かれると強烈な甘い匂いを感じて、理性が効かなくなるらしい。
つまり『捕食(意味深)』なのでしょうか。
しいていうなら昨今あふれるBLバース世界の
鬼バージョンといった雰囲気です。
世界観も設定も細かくて、
作者の『このシチュエーションのここが好き!』が
全面にでている作品でした。
平成のBL学園ラブコメっぽさもあり
傲慢寡黙不器用俺様×意地っ張りツンデレ天然男前
が楽しめる方ならおすすめです。

"恋”と”憧れ”の狭間で揺れるお仕事BL

ボイスドラマから気になってはいたのですが、
表紙絵の子が某作品のあの子にそっくり
声優さんも某あの子の声の人で、と少々引っかかり本作を購入。

エロシーンはコミック巻末の描き下ろしのみ
お仕事の描写が重点的
CG会社の内情も作者が取材して協力を求めたようで
あとがきにも書かれいるのでけっこう入念に描かれています

主要人物は
表紙の子の金田くんは普段は眉間にしわを寄せて口数も少ないけど
内に秘めたる純情をぽろっと出してしまうギャップ萌えの青年。
一方の柳瀬は、長い経歴から精神が摩耗して自尊心が低くなり、
金田くんから向けられる憧れと恋心の混じる眼差しに
柳瀬が惹かれていく様子が物語の中心となります
続刊があるようなので速やかに手に入れたいです!

非常に読みやすく、さわやかな読後感。
人にもおすすめしやすいです

どこに出しても恥ずかしくない!?さくっと読める小ネタBL

鉄面皮の超人系クール天然男子×ちょいとメンヘラ(?)目つきが悪いドラネコ系男子
+それをそっと見守る隣の席のモブ女子

…という構図で繰り広げられる両片想いショートコントギャグ

クラスメイトの蓮くんは
誰にも懐かず隣の席の女子にさえ鋭く睨んで威嚇する
その様はよもや近所のドラネコ
そんなドラネコのような蓮くんは
幼馴染の惟臣くんにこっそり(クソデカ感情)想いを寄せており
惟臣くんも実はひっそり(クソデカ感情)を持っていて

そんな二人の恋路が二人の間の席のモブ女子目線で展開されます
この女子は話が続いていくにつれて作者のアバターと化し
二人の恋路をそっとサポートします
女子目線BLが苦手な人にはあまりお勧めできませんが
1話1話が短編でモブ女子にも不快感はなく
シュールな小ネタコントでゆるく読ませていただきました
エロは皆無なので軽くさっくり読めちゃいます

美麗作画で話題のオメガバースBL・大学生編、突入。

濃密な評価は他の方がしてるのでさらっとしたレビューです。
オメガバース作品でありながら
オメガバースの重々しい世界観は今回おまけ程度なので
個人的にすんなり読めました。

前作の続きで、高校を卒業後した春斗と雅。
大学へ進学した二人の同棲生活が描かれています。
幸せいっぱいのはずが世話焼きすぎ世話焼かれすぎ問題で
お互いを想いすぎてすれ違い
序盤、独占欲が強すぎた春斗くんが嫉妬心や執着が過ぎて
作画も相まってサイコホラーBLぎみではありましたが
二人の間は純愛でちゃんとつながっています。
作画は相変わらず繊細でどのコマを切っても美麗。
この方は相変わらず人物の肉体の描かれ方が濃密で生々しい中に
美しさがありました。

今回は二人のその後の生活と一条家家族との面会が主でしたが
二人の間を取り持つ、後々キーキャラかあるいはサイドカップルになりそうな子が出てきて物語は続きます。
完結はまだ先なので「萌え1」今後が楽しみです。

表紙買いでしたが個人的に当たり作品でした!

TL作家さんの初のBL作品ということで
当て馬的な女の子がキーキャラとして存在感有りで出てくるのが特徴です
登場する女子キャラは美少女でありキャラも立っていて
デザインも魅力がありました。
この作家さんの一般作のラブコメ作品も読んでみたいです。

しかし本作は何を隠そうBL作品です。
ちゃんとBLでその上ハッピーエンドです。
再会した初恋相手との少し拗れてしまった関係を
あれやこれやしていくうちに関係の成就までをふわさらっとした軽い空気と
少女漫画チックな美麗作画で描かれています。
肉体関係こそ巻末のみで描かれていますが
すらすら~と読める作品でした。
作風はシリアスで叙情的、男子高校生の恋愛なのでかなり初心者におすすめできます。

「BLに女の子は不要!」と主張する人にはキツイ作品ですが
繊細なタッチの美麗作画で
可愛い女子が多く登場し、男子二人の関係を壊さない程度のキーキャラとして当て馬になっている展開などが気にならない人なら読んで良かったと思える作品だと思います。

普段は成人漫画を描かれている作家さんでBL作品は当作品が唯一ですが
もしもう一度何かのきっかけでまたBLが描くことがあれば
再び挑戦していただきたいです

※批評ぎみになります。白黒キャッチ―な色使いの表紙が目にチカチカ…

※こちらの単行本は作者さんの前作のスピンオフとなります。

この作家さんの作品に手を取ったのが本作が初めてなのですが
登場人物たちの性に対する倫理観のあまりのなさのクズっぷりに少々違和感がありました

唐突ですが、ちなみにこの表紙の先輩が受けです。
主人公は表ではクールと平静を保ち内心では「モテる」ことを自覚したうぬ惚れ屋の佐野くん(1年生)。
そんな佐野君が一方的にライバル視しているのが
女子たちから「ヤリ〇ン」だと噂されるモテ男の先輩・吾妻君(2年)
ある日あこがれのクラスメイトの女の子が階段の陰で吾妻君に跨っている現場を
目撃し佐野君のイライラが爆発して先輩に詰め寄り…――というストーリー

佐野くんというキャラは美人局に引っかかってDT捨てている設定にもかかわらず
キャラクター性が初々しく描かれていったい何のための設定だったのか甚だ疑問でした
一方、受けの吾妻君(表紙絵の子)は、普段は常にドヤ顔ですがその実「来るもの拒まず去るもの追わず」
のらりくらりぼんやりとしており性に関して快楽に弱く、受け入れてから
どんどん距離を詰めてきて、距離を取ると泣き出し、
仲直りすると困ったように笑い
女子の噂話を耳にすると独占欲を初めて向けるピュアな生き物。

私事ですが
同作者の「弱虫男子、恋愛始めます」のスピンオフ続刊ということを知らずに
購入してしまい、なんとなく出来上がっている空気感に戸惑いました。
吾妻君が前作の主人公の友人ということで、前作主人公がっつり登場します。
さらに巻末おまけで前作キャラが登場。ここで初めて「スピンオフ作品」である
ということを知りました。
作者さんの表紙コメントにも前作キャラ登場と発言もありましたが後から知りました…。
表紙背景デザインの白黒ギザギザが見づらく
背表紙にあるあらすじも
ちっちゃな文字でつらつら書いてあり正直読み辛かったです。

ここからは良い点ですが
物語自体は二人のあれこれのみで簡潔に完結してるので読みやすく
前作を知っていればなおのこと楽しめるお話かと思います。

性に奔放的なキャラ、少しでもモブ女子の当て馬描写が地雷な人には注意。

透明感と繊細さが魅力・BL熱を再燃させてくれたきっかけの一冊。

かなりお気に入りで高い評価を得た作品です。
大学生二人の恋愛の機微を描いたスローラブストーリー。


本作は登場人物の繊細な描写や感情の機微、関係性の心情に重きを置いた作品で、
作者の後の作品となる"肉体関係や性欲による支配”などエロを重視に作風を転換した『テンカウント』とは異なった傾向の作品です。

お人好しな法学部の大学生・有川と
美人だが人を寄せ付けず植物にしか心を開いていない御崎。
二人が出会い、少しずつ惹かれ合っていく。
大筋は分かりやすくシンプルで爽やかなラブストーリー。
二人の恋愛に発展していく情緒を、花や植物を通し、透明感のある描写を
淡々と、静かに、繊細なタッチで美しく描かれております。

なにより、私がこの作品と出会ったのは2010年代。
BL熱が曖昧になり一種の飽和状態となったときに出会えた一冊でした。
さらにBLコミックコンテンツというのを改めて見直すきっかけをくれた作品です。

現在ではもう古い作品扱いなのでしょうか?
表紙は本編の1シーンなのですが、それをカラーにして表紙に飾るあたり、
センスも高く今も色褪せないように感じます。

BLに嵌ったばかりのご新規さんに読んで欲しいおすすめ作品です。
ドラマCDもあるのでそちらもぜひ探してみてください。

ここからは余談であり戯言ですが、
正直に言うと作者の宝井先生は『花のみぞ知る』『セブンデイズ』など過去作の方が独自の味が出ており、
作者が描きたかった空気感はこちらの方だったのかなと個人的に見解しております。

更生されない不良と更生されたい優等生、それぞれの「正義」とは…

BLコミックというのはつくづくレッドオーシャンで
話題作や流行作、ランキングが指標となってしまい
それ以外の作品は非常に浮上しにくく埋もれしまうコンテンツでもあります。
その中から自分のツボを掘り出し、自分の名作発掘する
というのもまたBLコミックの醍醐味です。

今作は個人的に隠れた名作に認定されました。
シュールギャグ「寡黙な親友がただのムッツリでした」のGO毛力先生が描く
今回は「正義の在り方を考える」優等生×不良のラブコメディーです。

幼いころから血の気が多く不良の街で育ち、とある不良に憧れている「阿久津力翔」
正義一家の一族で相手を問答無用で更生させてしまう悪癖を持った優等生の「正道善」
負けっぱなしの「阿久津」は何度も「正道」に突っかかりますが、
その根性を見込まれ、ある日「正道」から「悪いことがしたい」と相談を受け…。


ライトな絵柄でキャラデザも可愛く、終盤は少年誌っぽい作風で読みやすかったです。
表紙絵も美麗ですが、本編の二人はかなりかわいらしく描かれております。
「BL作品」なのも忘れず、エロはかなりガッツリめ
王道で甘々、コミカルさもシリアスもあり
かなりバランスが取れている印象でした。
一つ引っかかるのが劇中である人物が意味深な発言をしていたのですが
それがあっさりで終ってしまって「なんだったんだろう」という蟠りが残りました。

本当にBLコミックは「指標」頼りになってしまいますが
作家やジャンルで過去作を漁り、
自分にとっての名作を探すのが大切なことだと改めて再確認できました。

恋に臆病な22歳、頼ったのは年下の催眠セラピスト

購読・読了済み。
全体的にエロ重視。恋愛の機微は、まちまちに描かれています。
童顔で少々ふと眉、やや筋肉質な中肉中背の受の一志。
ボーイズバーで働き、惚れっぽくも過去のトラウマのせいで恋愛に対してはコンプレックスを抱える。
そんな彼は隣に住む”不思議系で少しけだるげな無表情ぎみ”の年下の青年・蒼に恋心を秘めていた。
そんなある日、セラピストであった彼に「催眠マッサージセラピーで解放しませんか?」と言われて…。というお話です。

基本的に裸体描写が多いので、肉体・筋肉の描きこみに強いこだわりを感じました。
テーマ性や設定、世界観からエロさ高めな作品ですが、
ふわっとした作画で個人的には読みやすかったです。
読後感があまり強い印象の残るような作品ではないですが、
だからこそ時間がたってからもう一度読みたくなる作品でした。