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じゅうはちきん

質感の再現率が高い吾瀬先生の
エロの詰まった同人誌です。
本誌登場人物で描かれていますが、
ストーリー性はほぼなくて
エロだけ切り取られています。
分かりやすくR18でした。

ノスタルジックとエロティシズム

表紙から漂うノスタルジー。
学生運動真っ只中の1970年代の話です。

学生が世の中を変えようとしていた泥臭い時代に、
理学だけを見つめて生きてきた助教のはるかと、
居場所のない孤独な世界から脱げたかった修一郎の年の差カップル。

時代背景だけではなく、方言や服装が骨太さをより強調しています。

受け攻め両方とも、画面的には雄臭く、
内面はあまりにもナイーブで正直でした。
そこにエロティシズムがあるのかもしれませんが、
さしたる妨害もなくくっつくので、
もう少し丁寧に近付いても良かったのではないかと思いました。

コミコミさんの同人誌は四十八手のいくつかと69でした。

続編を読みたい

チョロかわホストと訳ありインテリの
雪解け純愛物語です。

最初の方に何度か入っているサイトウさんのツッコミが面白くて、ギャグもの来たか?
と思ったのもつかの間、真っ白なお馬鹿が、
真面目に真正面から、訳ありさんのトラウマを解かすターンに。
たかや君のアホさは純粋さに昇華されます。

神評価にしなかったのは、ツルツルしすぎてちょっとファンタジーだったので。。。

タカヤが勤めているホストクラブの店長、黒田とサイトウさんが学生時代からの知り合いとのことなので、サイトウさんの学生時代や過去についても読んでみたいし、何より二人のアマアマエチエチ生活をもっと読みたいので続編を希望します。

紙修正は白短冊、アニメイト有償特典小冊子は直腸責めでした。

過去のフラストレーションが全ての源

上巻は、再会までをカズマがどうやって過ごしていたのか、
執着の原動となっている不毛な過去についても、冒頭ですこし描かれています。
ずっと待って、人生の全部をかけてナオトを手にしたカズマ。
ちょっとした一言も聞き漏らさず、全神経で向き合っている結果の執着は、納得してしまいます。
そりゃ策も練るでしょう。
こんなに腹黒いのに、どうしてもカズマを応援してしまうのは、ナオトが不幸にならないからです。
幸せに出来るまで、癒せるようになるまで、
我慢したカズマの粘り勝ちだと思います。

絆されというよりは受け止めた

前作の攻めの変態執着ぶりがとても好きで
ドラマCDも大好きでした。
今作は執着の理由が掘り下げられているのかと思っていたのですが、
(個人的には半分くらいエピソードゼロでも良かったです)
欲や繋がりへの加速が増し、
過去を振り返りつつも、更に深みにはまって
ドロドロのゴリゴリになっておりました。
耽美派には抵抗があるかもしれません。

他作と違うところは、攻めの執着に
受けが怯まないこと。
攻めの狂気をどこまでも許容してくれる
骨太な受けなので安心して読めます。

続編も、是非音声化して欲しいです。

興津さんに沼落ちした作品です

久しぶりに聞き返してレビューしています。
いやあ、およそ10年前の作品なんですね。
これと、同じ年発売の「すみれびより」で、
興津沼に完全に落ちました。

幸うす系、ポワポワ受けを松岡君が、
包容力お化けのちょいSスパダリを興津さんが
とても丁寧に演じてくださっています。
偽装恋人から始まる関係なので、
お互い敬語だし無理なことはしないし
品良く爽やかなのにエロはしっかりというギャップにやられました。
BGMといい、話のスピードといい、
ゆっくりほのぼのしています。

キーパーソンとなる受けのおば様ですが、
とってもいい事も言うのですが、病院の看護婦さんと同じ声だったのが、どうしても気になって神から一つ減らしました。

10年経っても興津沼から抜け出せておりません。
いつかチル箱にも出演して欲しいです。

あじーと後輩くん

原作未読。
最近BLCDによく出てくれている坂田君とは誰ぞや?という感じで購入。

話の中身は宝のデリカシーのなさとか、ピアスを開けるシーンとか、
ちょっと痛いところはいくつかあるのですが、きっと西本先生の絵があってこその作品なのでしょう。
その点で作品ファンの方、ごめんなさい。明らかに音声のみの感想です。

ただ、楽役の坂田くんのお芝居がとても良くて、FTによるとあじーの後輩で
BL出演にも意欲的とのこと。感謝しかありません。
あじーの先輩としての余裕と、胸を借りている坂田くんの安心感が
芝居の随所に感じられる、音声としても素敵な作品でした。
脇のヨシキはさすがの安定感。この先活躍も期待しています。

ルーキーくんに期待大

原作未読。
坂田君の受け作品を聴いて、攻めも聴きたいと思って購入。
物語は花男のBLバージョンみたいな骨太な物語で、
特待生の真面目な受けが、ゲイトラウマから
遊び人を装っているボンボン優等生の攻めと寮の同室になって、
トラウマごと攻めを受入れるというお話です。

攻めである小田島役の坂田くんの演技がとても良かった!
声は梅ちゃんとか大塚のたけおくんとかにトーンが少し似ていて
(顔も二人に似ていると思います。骨格の問題でしょうか)、
若手感がほとんどなく、演技も感情が籠っていて、役に真剣に取り組んでくれているのだと感じました。
特に「抱きつぶしたい」ほど好きな受けへの気持ちを押し殺しているところや、気持ちを隠して飄々としているところがお上手でした。

欲を言えば小田島母の演技が残念すぎました。

今後の坂田くんの活躍をとっても期待しています!!

ロップイヤーのうさみみに癒された

試し読みから購入。

真面目で寡黙な受けの先輩、卯坂さんが
週末だけロップイヤーのうさみみをつけて
ゲイパブで働いているのを後輩の攻め君が見つけ、
秘密を守る代わりにオイタしちゃうまでが前半。

自己肯定力の低い卯坂さんが葛藤の末に後輩ワンコを選んで、
あまあまハッピーエンドが後半です。

とにかくロップイヤーのうさみみに顔を埋めて赤面する卯坂さんが可愛い過ぎます。
ミミが垂れてるだけでこんなにかわいいとは、大発見です。

卯坂さんは両想いになってお店を辞めますが、垂れミミ姿はもっと見たいです。

鴻くんのイケが爆発している

1巻目はエッチの苦手ななつめさんが、鴻くんの手によって開かれる話でした。
今作は鴻くんに似合う相手になろうとなつめさんが奮闘し、
少しのすれ違いを超えて同棲するまでの話です。

なつめさんの可愛さは一旦置いておいて、
スーツを着た鴻くん、なつめさんを欲している鴻くんの絵が爆イケすぎた!

恋人になって、自分からも手をのばせるようになって、
欲求を隠せなくなっているシーンが最高です。

マミタ先生の描く、余裕のない攻め様が大好きなので、幸せいっぱいです。