物語の終結が今まで読んだ本の中で1番好みでした。
かんちゃんが心から笑えるときがきて本当に良かったと思います。
心理描写がわかりにくい、感情移入がしにくいとの声も多いですが、この辺は好みだと思います。理解力の低い私ですがかんちゃんや弓にとても感じるところが多い作品でした。
弓がかんちゃんにアルバムを渡したところ…あのシーンが私のツボをえぐってきて見事号泣しました。
2人が合わない期間にかんちゃんだけでなく、弓も過去のことを後悔していたのだなと。
しばらくあっていなかったにも関わらず、弓がかんちゃんの後悔、自分との過去を未だに強く背負っている状況などを察してか、もしくはかんちゃんとの過去は気にしてないよというメッセージか…どちらにしろあのアルバムには2人の言葉以上に伝わる思いが詰まっているのだなと感じました。
ハッピーエンドに終わりましたが私としてはまだどこか切ない終わり方でした。
弓もかんちゃんも過去から解放されたように見えて、これから先もずっと後悔の思いは消えないんだろうなと。
2人はこれから先過去を思い出す回数は減ってもあの後悔を忘れられることはないと想像すると胸が詰まりました。
ハッピーだけどとても切なくて甘いお話でした。