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実写版のファンなら必見。

メイキングの最後に外川役の谷口賢志さんが
「どうしても触れたくないはこの題名一つに尽きる。触れたいのに触れたくないそんな繊細な心が表されていて映画もそういう素敵な作品になっていると思うので是非見て欲しい」というような(すみません記憶のままで不正確です)ことをおっしゃっていて感激しました。

実写版を見て主演二人が好きになった人ならどんな風に撮影されたのか分かるし
DVD特典のメイキングとは違う場面が収録されているので40分という短いメイキングでも買う価値はあると思います。

中でも谷口さんが積極的にアイデアを出している様子や
素敵だった嶋くんと外川さんの部屋の映画では映らない箇所もチラッと分かります。

また転勤を小野田さんから知らされてしまった
嶋くんの動揺を表情が分かる方向から写されているので
ああこんな顔していたんだと分かりお得でした。

本編でカットされた外川さんが転勤を受けるシーンもあって
外川さんの揺るぎない強さと「まぁそんなようなのなら」という
台詞を言う時の柔らかい表情で嶋くんへの愛情を感じられるので
カットして欲しくなかった~~!!!と切に思いました。

私個人の評価なら「神」でもいいんですけどさすがに収録時間が短いから
萌え2にしました。

繰り返し見てしまう...。

BL初心者でしかも他のBL映像作品も見たことが無いのですが
私の中でとても大切な作品になっています。

原作を読んでから評判の良かったこちらの実写化作品を見てみました。
初見後は「イイ線いってるな~。」的な感想でしたが
5日間で撮られた映画と知って衝撃!!
主演の二人は毎日睡眠時間2~3時間で撮影に臨まれていて
しかも11月の極寒の中だったそうです。
それによって感動が深まりました。

原作と比べてしまうと不満な点がいくつかあります。
ヨネダさんのセンスの光る会話が無い、
早すぎる展開、
大事なシーンで遠いカメラワーク、
ああ、あそこは絶対入れて欲しかったシーンがカット。
そこだけはカットして欲しくなかった大事な台詞
「どんなに少ない時間でもいい・・・っ」
似たようなセリフでもこれでないと駄目だと思うほどにほれこんだのに...
こちらとそれからラストの
「お前結構泣き虫だな」の外川さんの台詞...がありませんでした。

しかし映画ならではの
美しい照明、サントラが心地よく世界観に合って最高、
衣装が原作のイメージそのまま。
原作よりも素敵な嶋くんと外川さんの部屋がお洒落で見ているだけで楽しい。

なによりも主役の米原幸佑さんの演じる嶋が美しくて可愛らしくて
声も素敵でした。

谷口賢志さん演じる外川はカッコいいんですが私の原作のイメージとは
少し違い、より乱暴でちょっと男っぽさが増してるかな、と。
でもとても上手く魅力的な男性を表していらっしゃいました。

嶋くんが自分を意識しているのに気づいてグイグイ距離を詰めていく
そしていつのまにか優しい目で見るようになっているというこの変化が
よく分かって素敵でした。

嶋くんが小野田さんに必要に迫られて自分がゲイだっていうことを告白するシーンでちょっと後ろを気にして振り向くところが秀逸で凄い!と思いました。
外川さんに嶋くんが顔を上げられるシーンでは監督から口をちょっと開けるように指示があったそうでそこは「監督最高Σd(≧ω≦*) グッ」と思いました。

ケンカのシーンも再会のシーンも素晴らしくって感涙...。

レンタルで見たのに特典欲しさにDVDを買ったらオーディオコメンタリーで
大爆笑して特典映像の舞台挨拶とメイキングも素晴らしくって
特典映像が違うBlu-rayも買ってしまいました。
(メイキングも...(-_-;))

正直もう主演の二人が好きすぎて冷静な評価が出来ていません。
心を込められて作られるとどんなに限られた予算や期間で作られても
上質な作品になるのだと知らされた映画です。

限りなく繊細でリアルな物語。

BLを読み始めた私に友人がお勧めしてくれて読んだ作品です。
心から感動しました。

もう傷つきたくない頑なな嶋くん。でも惹かれていく。
外川さんは初めは興味本位で、しだいに離れられなくなる。

他のBLだとどうして好きになったんだろうと
慣れていないせいか不思議に思うことがあったのですが
この作品は二人が近づいていくのがすごく自然でした。

絵柄はすみません、好みではなかったのですが
表紙のカラーの美しさには目を奪われました。
センスがいいんですね。

ためらう嶋くんに触れようとする外川さん。
不思議なタイトルを一枚の絵で表し尽くしていて見とれます。

静止画なのに映画のラッシュのような見事な画面構成。
微妙な表情の変化でキャラクターの気持ちが伝わることに
震えます。
ウイットに富んだ会話でクスッと笑わされつつ
主人公二人の抱える壮絶な過去と辛い現実に胸が切なくなって...。

実写版で外川を演じた谷口賢志さんが
「『どうしても触れたくない』はこの題名に尽きる。触れたいのに
触れたくないそんな繊細な感情が表された素敵な作品です。」という趣旨の
ことをおっしゃっていて映画もそういう作品になっているから見て欲しい
とおっしゃってましたが
原作の魅力も谷口さんのこの一言で表されてるなぁと思いました。

ラストの嶋くんの
「どんなに少ない時間でもいい・・・っ外川さんが心変わりするまでで
いいから一緒に・・・」

と告白するシーンは号泣!!
そしていつも余裕を見せていた外川さんが
嶋くんを抱き寄せて苦しそうに「俺のこと好きか?」って尋ねるのがね~
もうね~苦しいくらいキュンキュンしました♡

その後の「もう絶対駄目だと思った」っていう弱い部分を見せる
外川さんにも激萌えです。

本当に素晴らしい作品でずっと手元に置いておきます。