いちご狂さんのマイページ

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女性いちご狂さん

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素晴らしい表現力

原作既読、キャスト買いです。
聴いてよかったです!
原作コミックスを読んだ時以上に没入してしまいました。
世界観の表現が素晴らしかったし、キャストさんもピッタリです。
阿座上さん大塚さんはもちろんのこと、特にスゥヤ役の寺崎さんがお気に入りです。
あまり女性キャラに感動することってないのですが、まさにスゥヤ!!!!
素敵でした。
ハーリド幼少期は梅田さんとのことで、私の中の梅田さんは可愛いさと陽の気のあるお声だったので、梅田さんがハーリド?!とどのようなお声で演じられるのか楽しみにしていました。
聴いてみると私の中のハーリドとはイメージが違ったんですが、違ったことで解釈を考え直すきっかけになりました。
こんなに可愛い子だったんだと気付かされました。
もう一度原作を読み直そうと思います。

蜜果 5 コミック

akabeko 

遠恋編です

大阪店の魔性のタチ専しおんと、前巻でもジムでエンカウントしていた涼介(レオが本指していたピンクオフィスのキャスト)が登場します。
しおんはタチだったのでバリタチの貴宏とどうこうなるわけではなさそうだと思いつつ、ならどういう役回りなんだろう?と思ったんですが、毒親繋がりですか。
嫌な親に育てられたかもしれないけど、貴宏は嫌な人間なんかじゃないし、希雄のこと信じてるよ。
でも、希雄と自分は違うとか希雄の親に会えないとか抱えた過去のせいでまだ一線ひいてる面もあるのは確かで。

しおんは違っても涼介は当て馬なのかなと思っていたんですが、しおんと意外な関係があって点と点が繋がった時はびっくりしました。
涼介はすっかり標準語で関西弁を喋らないキャラだったので余計気づかず。

涼介が希雄がオープンリレーションシップであることに望みをかけていたみたいなんですが、オープンリレーションシップという言葉をよく知らなくて。
話の流れでなんとなく想像できたんですが、調べてみたらカップルが互いに同意しあってパートナー以外の人とも恋愛や性的関係を持つことだそうです。
想像した通りだったんですが、こういう関係にOKする人はすごく少数派だと思うのになぜちょっと期待したんだろう?
本指してくれていたからタイプではあるんだろうし、遠恋でさみしいところを押せば行けると思ったのかな。
希雄の彼氏も絶対同意しませんので!

でも、貴宏と体の関係が離れてしまったらどうなるんだろう?と悩んでいた希雄には涼介の話や言葉は気づきにもなっていて。
私は希雄が貴宏に対して“いい子”でいるとは思っていなかったんですが、確かに貴宏にはこういう欠点があって、希雄はそれも含めて貴宏として好きだけど、こんなに我慢していたんだなと気づきました。
我慢できていたのに人に言われると決壊することってあるもんなぁ。

えろはいつもに比べたら控えめです。
(その代わりコミコミ特典が過去一えっちでした。)
厚みも今までで一番薄いかも。
そして次巻に続きます。

テレフォンセッはよく見かけるけど、寝ている相手との通話を切らずに自慰するのには始めて出会いました。

紙→トーン修正

原作未読の方は内容をご確認の上お聴きください

原作既読キャスト買いです。
原作の感想でも書いたんですが、実は私は本作のお話自体は好みではありません。
でも絵がとても好きです。
ドラマCDとなると音だけの世界ですので絵はなく、内容の相性の問題で手に取らずにいたと思います...しかし目にしたキャストが阿座上さんと大塚さんで。
おふたりの演技が聴いてみたくて拝聴しました。
声はよく存じているので、こんな感じなんだろうなと想像していたんですが、ニュアンスの込め方が私の想像の上を行きました。
キャラクターぴったりです。

さて、本作はディストピアBLです。
男体妊娠といえばオメガバースですが、本作はオメガバース作品ではなく、タイトルのギニーピッグの通りモルモット、実験体扱いを受けます。
原作の絵が本当にお上手なので原作では画力の力がプラスされ読みやすく(受け入れやすく)なっていたのですが、音の世界で聴くと改めてすごい設定と内容だなと思いました。
好みが割れる作品だと思うので、原作未読で聴かれる方は原作レビューなどを見て合いそうか判断して購入されるとよろしいかと思います。

キャスト買いの期待通り、キャストのみなさんキャラクターにとてもよくあったお声と演技でした。
私の中で少し意外だったのはリオのお声。
こんなに可愛いお声だったんだなぁと発見がありました。

個人的にはキャストトークの一言が聴いてよかったことです。
阿座上さんの研究所の人や...に、ほんとだ!!!!と。
まさかの演者さんとキャラクター達に共通するところがあるという気づきが得られてよかったです。
短いトークなのですが、裏話を話してくれているのも嬉しかったです。

チャレンジ大成功な面白いCDです

私は原作ファンなので、原作のよさは勿論なのですが、本作はドラマCDとしてとても面白い作品です。
難聴の五十鈴さんをどうやって音だけで演じるのか。
疑問と不安がありましたが、様々な環境音と声優さんの演技力で最大限表現されています。
こんなに面白いCDだとは思っていませんでした。
よくぞこの作品をCDで作ろうと思ってくださった、よくぞここまで音で表現してくださったと感服です。

原作ファンであるとともに古川さんファンでもあるので、キャスティングを見たときは嬉しく、五十鈴さんが斉藤さんというのもなるほどイメージぴったり!と楽しみでしたが、お二人とも期待を裏切らない演技でした。
演技力の高さがなければ成せない作品なので、お二人の実力を堪能できる内容となっております。

中には原作未読で聴かれるキャストファンやBLCDファンの方もいらっしゃると思いますが、原作ファン、キャストファンだけではなく、BLCDファンとしてもとても面白い出来だと思います。
ゆっくり進んでいくお話なので、まだキスまでですが、ストーリーもさることながら様々な音の表現が面白くて、聴いていて満足感がすごいのです。
こんなに楽しいと思ったBLCDは久しぶりです!
面白いCDの意味、是非お耳で体感してみてください。
そして、気に入られた暁には是非原作片手に聴き返してみてください。
原作未読の方はもちろん、原作既読の方でも、たくさんの気付きがあって面白いと思います。

おしゃべりCDは裏話を含め、こちらがCDを聴いて感じた感想を全部喋ってくださっている感じです。
こんなに大切に楽しんで演じていただけてファンとして嬉しく思います。

アニメイト&コミコミ共通有償特典の小冊子は、麻生先生描き下ろしの漫画『こぼれた先に』6P 、古川さん斉藤さんのキャストインタビュー3Pです。

タイトルと表紙の印象とは違ったかも

まず表紙が可愛すぎる!
絵も可愛いしデザインも可愛い。
書影が出た時はあまりの可愛さに紙で買うか悩んだくらい好きです。
でも気がかりがあったので電子で様子見しました。

悠星は親がヤクザで金持ちなので金回りがいいけど性格に難アリ、大和は母親が宗教にハマり献金を搾取される貧乏な環境で育ち、金がなく短気で喧嘩っぱやい。
育った環境のせいもあり謝れない大和の代わりに悠星が謝って、同じく育った環境のせいで金はあるが愛に飢えた悠星を大和が埋めたりして難アリ同士互いに補い合う。
ホストものかと思ったら序盤で辞めてNewTuberに転向するので、〇ouTuber独特のノリが好きじゃない人は合わないかも。
最初から体の関係があるので、段階を踏んでからがお好きな人もお気をつけて。
肉体関係があるので友人と言うよりセフレでは?となるけど、きっと悠星にとって大和が初めてできた友人で、大和にとっても初めて寂しさを埋められた相手で、セッだけの友達ではなく両方兼ねている感じでした。
それが気づけば恋に。
どちらもクズみがあるので好きになれるか気がかりだったんですが、悠星は途中から可愛くなっていくので最初の印象よりは好感度が上がりました。

雑誌掲載時アンチ王道ラブコメという謳い文句だったので、アンチ王道ってどんなの?と思っていたんですが、なるほど…。
あとは想像通りラブコメでした。
ゲロの件がおげれつ作品っぽい。
2人とも家庭環境が複雑なので内に抱えた孤独感は重いんだけど、そんな重さを感じさせないテンション感です。
基本的にはお馬鹿でテンションが高く、わちゃっとしてえっちな流れなので、読んでいる時もノリが...と思ったんですが、読後感も私には軽かった。
悠星は笑うと可愛いし、お馬鹿だけど大和に懐く姿も可愛げがあるんだけど、表紙で感じた可愛さとはまた違う印象のキャラクターだったなと思います。

DMM→白抜き

青と陽炎 3 コミック

ドンドン 

鷲介...?!

突き放してしまった後で自分の本当の気持ちに気づいた鷲介はこれからどういう立ち回りをするんだろうと思っていたら、想像以上にストレートかつ強引だったのでビックリしました。
でもそういう行動をとろうと決めて動いたわけではなく、彼自身自分の行動に驚いていたので納得出来ました。
あの時の選択が違っていれば、タイミングが違っていればな運命のいたずら的展開面白いです。
あんなに待ち望んでいたことが叶う時に、北斗の顔が浮かんで拒んだ真琴の心境の変化。
2巻で鷲介が優勢だったところを北斗が追い越したように感じ、実際真琴は北斗と付き合うことになりましたが、それでもまだ鷲介は諦めていない。
私は北斗派なので北斗を応援しているんですが、このまま上手くいくと鷲介が報われないし、鷲介がまた追い越して結ばれてしまうのではと考えてしまってあぁぁ...。
どうなるの夏の大三角。

3巻は少し野球から離れて学園祭です。
衣装ツッコミどころ満載でした。笑
ハーフパンツなところに彼女の強い萌えを感じます。
鷲介は優しいですよね。
代わってあげようとするところもだけど、衣装や衣装を考えた子を貶さないところにも人間性が出ているなと思いました。
萌えって理解できる人同士なら盛り上がっていいんだけど、感性の違う人にはえって反応をされても仕方ないのに。
そして警官姿の北斗が眼福でした。
野球から離れたお話になるとまた雰囲気が変わりますね。

2巻最後で気になる引きで、台風になりそうな予感だった夏目くん。
なぜ転校してきた鷲介にあんな態度をとっていたんだろう、違っていれば色々違ったかもしれないのにって正直好きじゃなかったんですが、鷲介のことを気にかけているのが分かってよかったです。
後悔しているのとはちょっと違いそうだなと思ったとおり、叱咤しに来た感じだったのがらしいなって。
今でもなぜあんな態度だったんだろうって思うけど、晶くんとバッテリーを組んで野球したかったのにそれを壊されたせいなのかな。
だからってあの態度は...と思ってしまうけど、鷲介と野球がしたかった真琴と重なるものがありました。
みんな特別な人を見つけていていいな。

DMM→キスまでなので修正不要です。

初カレ。 1 コミック

あがた愛 

ピュアラブ。

DKピュアピュア再会BLです。
雪野は気が配れて男子関係なく人たらし。
モテるし彼女もいたけど、毎回同じ理由で振られてしまう。
人を好きになったことがなく、好きになれるかもと付き合ってみるが本気になれたことがない。
落ち込んでいたところ、中学の頃同じ部活だった後輩の珠央とすれ違い、再会ざまに「好きです.........!」と言われ───。

珠央の告白を雪野は告白だと思っていなくて、その場にいた友人たちも告白だと思っていないところにえっ???
掛ける言葉が分からず出た言葉なのかな?って解釈をされていたけど、全員気づかないって!全員天然さんなの?!
私が雪野か友人なら、誤解しない為にもラブの好きか先輩として好きか確かめるためにも、え?告白?どういう意味?って聞いてしまうと思う。
付き合ったら最初に誰に言うとか秘密にするとか話し合うと雪野が言っているけど、みんな最初にそんな話するの?!
社会人で同じ会社とかなら最初に相談するけど、学生時代を思い返してみると、女子だからかもしれないけど真っ先に仲のいい友人に話して内緒ね!とかだったなぁ。
だから、珠央の反応は分かる。
告白の件といい相談の件といいえっ?!てなってしまったけど、付き合ってくれるって言われたあとの珠央の笑顔が魅力的でした。
その他でも見られる、珠央の恋する顔が可愛いです。
あと、珠央が雪野に優しくしたり重い物を持ったりするのは女子扱いしているわけじゃなく好きな子扱いというのがよかった。
こういう拘りとか、萌え袖とか、猫ちゃんとか、あがた先生らしいなと感じました。

雪野は気が配れる優しい子なんですが、相手の気持ちを先読みしすぎて自分の言葉ではなく相手が好む言葉を選んでしまう癖ができてしまっていて、それが女子に好かれる理由になっていることに気づいています。
女子たちが自分を好きなのは欲しい言葉をくれるからで、別に自分じゃなくてもいいのでは?と思ってしまっている。
好きって難しい...。
欲しい言葉をくれる相手を好きになるのは当たり前だし、悪いことじゃないと思うんだけど、もっと別の面を好きになってくれる人に出会いたいという雪野の気持ちも分かるし、いままで別れを告げてきた女子の気持ちも何となく分かる。
自分だけ特別に扱ってくれる嬉しさがなくて、私のこと好き?って疑問が積み重なっていくんだと思う。
欲しい言葉をくれると嬉しいけど、何でもいいねって言われるとそれも駄目だったりするから、嬉しかった雪野の反応もなんか違うに変わっていったのかな...って。
人たらし...美点なのに難点でもある。
でも、珠央に対しては駄目出しをしていて、自分の意見を出せている。
気を使わなくていい相手なのかな?
そういうのって大切。
最初は珠央の前だと調子が狂うって言っていたけど、調子が狂ってる訳ではなく自然になれるんです。
ほんとうは気配りにちょっと疲れていて、珠央のような存在を求めていたのかもしれない。

特別扱いって嬉しいよね。
相手からの好意に初めてときめいた雪野。
思うんですが、雪野って言われて嬉しいことを率先して言う子じゃないですか。
珠央から言われて嬉しかったこと、されて嬉しかったこと、気持ちを自覚したらたくさん好意を伝えてくれそうで、甘々が待っている予感。

ただちょっと気になるのはいっくん。
相談って何なんだろう?
私の気にしすぎならいいんだけど。
次巻で完結だそうです。(長尺えっちがあるそう!)

修正→手にキスまでなので修正不要です。
アニメイト小冊子→ 雪野が学祭でメイド服を着るお話。(タイトル通り)

青と陽炎 2 コミック

ドンドン 

三角関係がお好きな方は是非!

1、2巻纏めての感想です。
普段野球に興味がない為スルーしてしまっていたんですが、試しに読んでみたら三角関係じゃないですか…!
知らなかった!そして面白い…!!!
男同士であっちでもこっちでも恋してるのは現実的に考えるとないなぁと思うのでBL的展開ではあるのだけど、BL展開に敏感で冷めがちな私でもこちらの作品は楽しめています!

目が合うことだけで心臓が速まり、ラッキースケベにドキドキする各キャラの初さのおかげもあって爽やかで(でもすごく汗臭さも感じます。臭いのことがよく出てくるからかな。)、エロではなくピュア、甘酸っぱさと切なさが味わえるお陰かもしれません。

バッテリーという関係の夫婦感と特別感には惹かれましたし、そこに元キャッチャーと現キャッチャーという元彼と今彼のようなおいしい図式と飛び交う矢印…どうなるんだろうとワクワク。

そして、人が人に感銘を受ける姿を描くのがとてもお上手でした。
キラキラ、キラキラ。
暗闇だった目には輝きが戻り、憧れた彼が戻ってくる。
こんな目を私はもう随分できていないけど、あの頃の私はこんな目をしていたのかなと読みながら昔の自分と重ねて懐かしんでしまいました。
青春だなぁ。

「こんなんじゃ…やめられない…っ!!!」
野球をやめると言っていた真琴の気持ちの変化と、宣言通りその決意を変えることができた北斗の嬉しさがとても伝わってくる画面づくりが素敵で、とても好きです。
野球題材だからこその関係性を見せてもらえるので、野球のよさに触れる機会にもなっています。

最初は鷲介が優勢だったのに、北斗が逆転していっているような…あぁでもまだまだ分からない。
突き放してしまった後で自分の本当の気持ちに気づいた鷲介が…切ない。
個人的には北斗と結ばれてほしいのだけど鷲介を選びそうな気もして…あぁ〜〜〜早く続きが読みたい。
出会うのが遅かったけど、これからはリアタイで追いかけます。
今後の動きがとても楽しみです。

直太朗の今後に期待

おじ受けBLです。
薄情者で傲慢な副社長直太朗と、同じ会社のSEをしているチャラくてデカい見た目だが優秀な上条。
直太朗は家庭内でも難がありすぎて家長でありながら家を追い出され、泊まる場所もなく会社で過ごしていたところに上条がうち泊まる?と言ってきて、ひとつ屋根の下過ごすことに。
直太朗の息子は女装が好きなんですが、直太朗はそのことをありえないと否定しているのに、実は上条もゲイと分かり…。
警戒しているかと思えば、夢のたくましい妄想力には笑ってしまう。

息子くんに対する態度も嫌なんですが、1番モヤモヤイライラしたのは奥さんに対する亭主関白さ。
毎年結婚記念日にはご馳走を作らせたとか言っているんだけど、作らせた…?(イラッ)
作ってくれたと言うなら感謝を感じるけど作らせるなよ………普通の料理でも大変なのにご馳走って。
奥さんは料理が苦手だったのに好きになったとか言っているけど、ほんとに?
直太朗に口出しされないように頑張って凝ったものを作るようになって努力していただけの可能性が捨てきれず。
どんな高級店より奥さんの料理が食べたいっていうのはちゃんと本人に伝えたことがあるんだろうか?
奥さん……………。
そんなふうに思いながら読んでいたら、ほらみろ!!!な結果で……追い打ちに奥さんのアレルギーも知らない………………酷い男…こんな旦那嫌だ……!!!!!
唯一持てたものが家庭だけだったと思うなら、傲らず向き合って大切にすればよかったのに…弱いとかそういうことじゃない気がする。
私がそんなふうに思ったのもそのはず、直太朗にとって家庭とはコンプレックスを満たすものでしかなかったのだから…。

そんな薄情で傲慢で最悪な直太朗が、上条と暮らすうちに今更だけど知らなかったことを知り、見えていなかったことを知っていく。
上条は何も成せず損失まで出した直太朗にとっての悪夢を認めて憧れてくれる存在だったというのも救い。
直太朗に必要だったのは家族ではなくて上条のような存在だったのではと思う。
正直直太朗みたいな人って苦手なんですが、上条と出会ってから少しずつ変わり始めているし可愛げも出てきたので今後に期待。

濡れ場は描き下ろしにあります。
紙→白短冊

アニメイト特典→エレベーターの話

エロスと伏線と急ハンドルと(訳:面白い!)

デビュー作とは思えない画力とストーリーでした。
濡れ場はちん…も穴の描写も精密でどえっち、タイトルも相まってエロに振り切ったお話かといえば、そうじゃない。
エロスとストーリー、両方満足できました!

後半、急ハンドルを切られます。
衝撃の展開!
構成がとっっってもお上手!
作中お仕事もちゃんとしてるし、方言(吉井)だし、エロいし(血管の浮き出たカリのあるしっかりしたちん…大きいんだけど(Lサイズ)どちらかというとずしっとしてて陰毛もしっかりしてるのとか、蒸れた表現とか、リアルでどすけべ。かと思えばもう一人はパイパン…癖の緩急よ!両方違って両方いい!玉袋の蟻の門渡りもしっかり描写、もちろん行為も丁寧で性癖が詰まってる。熱く語ってるけど、ほんとえっちなので見てください!)、ストーリーもしっかりしてる、コスチュームプレイや女性下着プレイ等、色んな方向の層に刺さると思います。

作中の小説記事もちゃんと作られていたり(あれを土倉さんが書いたと思うとなんかくるものがある)、攻めが受けのために爪を短くしたり、長与先生のこだわりを感じます。

爪を短くしたことにもだけど、「この人俺の尻の穴に指入れるために準備してきたんだ」っていう吉井の台詞になんかグッときました。
「俺の腹の中で土倉さんの大きくなって精子上がってきてる…やばい…ナカ開いちゃってる」とか、実況中継台詞がえっちです。
吉井側の台詞を挙げましたが、土倉の台詞もすごくいいです。
「「お前が」「俺に」そういうこと聞くの?」、(自分の部屋は洒落てないし男二人だと圧迫感が…と言った吉井に対して)「誰か他の男連れ込んだことあんの?」
………嫉妬心…!!!!
他にもピックアップしたい台詞があるんですが、抜粋しすぎると楽しみを奪ってしまうので堪らえます。
台詞選びがお上手なんですよ、きゅんって萌えるんです!
本気なんだか遊びなんだかまだよくわからない段階での行為中の何気ない仕草もいい。
背後でイキながら耳元にキスしてくるってよくないですか?バックハグ強め付きですよ!
愛を感じる…!
手練手管感つよ…!
攻めからの事後ちゅっちゅも好き!

そして、性病検査結果を見せてくる攻めに出会うの初めてなんですけど…!?
安心感ありすぎじゃないですか???
しかもこれが後々のストーリーにも関わってくるんですよ…伏線回収がうまいッッッ!
うまいッ!が実は各所に散らばってるんです。
読み終わったあと最初から読み返すとまた違う目線で楽しめます!

大好きなご本で定期的に読み返すのですが、まだレビューしていないことに気づいたので遅ればせながら書かせていただきました。
まだ読んでいない方がいたら損はさせないので是非読んでみてください!!!!

紙→白短冊