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K−9BOND 電子 コミック

もづ九 

悪名高い”ハイエナ”の素顔

 バースアンソロジー人外verの分冊版、センチネルバースは他に単行本を1冊読んだだけの入門読者ですが早くも興味が湧いています。

 ストーリーに設定の説明が上手く組み込まれ、センチネルとガイドの特徴とそれぞれの役割、細かい部分は除かれ(シールドとか)関係性がメインに描かれている、読み切り短編なので初めて読む人でも解りやすくこの世界観に触れる事が出来ると思います。

 お話自体はバース部分を除けば王道な感じ、小難しい話にしない事でバース設定にも集中しやすいかもしれない。
 センチネルのノア(攻)は昔助けて貰った名前も知らないガイドが忘れられない、時を経て自分も入隊し願わくは彼とバディになりたいけれど、実際にバディを組まされた相手はハイエナと呼ばれる要注意ガイドのギル(受)で…「あの人がこの”ハイエナ”なわけがない」。

 …まぁ助けてくれたガイドの正体はすぐに解ります、BLにおける「〇〇なわけがない」は大体「〇〇である」の意味だもんね。
 ギルは一見ヘラヘラしているように見えて、その笑顔を絶やさないのは、如何なる時にも弱い自分を見せない強いメンタルを持っているからのように見えました、その中の微かな感情の変化にもノアは気付く、ここにセンチネルの特性がよく活かされていると思いました。

 あらすじにもカップリング表記があるし、ストーリー中にも「誰でも股を開く」と言う噂で出て来るけれども、それでもこの表紙とストーリー展開からギルが受けなのが意外に感じてそこが良さでもあります。
 尻軽な理由にも納得、最初戸惑っていたノアが独占欲を発揮して、ちょっとキレ気味に力強く攻めるのもギャップがあって良かったです。

 過去から今まで繋がる真実と想い、バディとして共に歩み危険を乗り越えて絆を深め、互いを守り合う関係に変わっていく、バース設定を活かしたストーリーが程よいエロと両立され、短編の中に上手くまとまっていると思いました。

 ちょっと余談だけれども、私はバース系ではセンチネルバースが一番苦手要素が少なそうで読みやすいかも?
 もう少し普及して欲しいけれど、能力を使う関係上日常モノや恋愛だけが主体の話には向かなさそうですし、描き手読み手が限定されて広まり難いのかな?という印象です。

ショタとショタコンとガチムチの健全(?)な狂宴

 読み切り短編&どうしてこうなったシリーズ、左上の美少年と右下のイケメンは同一人物、悪魔に憑かれてしまった愛しのニコラ先生(中央)を救う為、オリヴィエはガチムチ戦士に変・身!!…なんでいきなりガチムチなんだよw

 少女漫画の姉妹レーベル?だからか大変健全な内容でした、いや、ショタコンがいる時点で健全とは言い切れないか?(^-^;)
 Hはもちろん無くキスすら匂わせる程度でほぼギャグコメディ、でも全体的に様子がおかしいのである意味不健全?BLのLはきちんと存在しています。

 悪魔憑きに変化球魔法少年、いきなり始まる虚像の記憶、最初は唐突で盛り込み過ぎだなぁと思いました。
 が、これらを真面目な角度から見てみると、先生の奇行の元を悪魔が原因にする事で、ショタコンを人型ですらない人外にする事で、ショタをガチムチ化する事で、そしてその姿&現在では無い設定で恋愛シーンを描く事で、コンプラ違反になりそうな点を全て上手くスルー&セーフにしているのだ。

 レイチョ(力をくれる妖精)に倫理観ばっちりのしっかり者オリヴィエが辛辣にツッコむやり取りや、先生の想いとレイチョとの意気投合シーンが特に面白かったです、自分は共感出来ないけれどキャラとしては解らなくもないかも。

 後半に現実では無い形でBLシーンがありますが、もしかしてこっちが現実?とか、あるいは前世の記憶か未来の姿なのかな?とかちょっと期待して。
 そういうお話ならロマンチックだったんですが、そうでも無くてちょっと残念、ですが未来予想図とも言えるかも、BL的に気付いてはいけない事に気付いてしまったオリヴィエですが、彼が大人になった時どうなるのか楽しみですね。

 最後に問題、ショタになくてガチムチにあるものは何でしょう?なるほどーとなった答えは本編で!(筋肉じゃなくて)

チャラ男猿VS怪力ゴリラが互いに惹かれ合う

 こちらの画像と配信日は分冊版のものですが、描き下ろし付きの電子単行本版もあり、私はそちらで読んでいます。
 名前の元ネタはもしかしてハブとマングースなのかな?羽生さん(受)のような体格良し&ペタッとしていない髪型の眼鏡キャラが好きです。

 さて、キャラやカップリングは好みなのですが、この本を読み始めるに当たりあらすじから不安を感じた箇所が二つありました↓

不安①ただでさえ非モテな羽生さんが、女性たちにゴリラだと裏で笑われている事を知って傷付く姿に胸が痛まないか?

不安②モテ/非モテの格差を目の当たりにするような、ヤリチン隣人のSEX騒音に怒る童貞羽生さんに同情して胸が痛まないか?

読んだ結果↓
不安①→女性職員たちのガチゴリラ扱い発言に笑いしか出ませんでしたw
不安②→考える暇すら無く、気付いたら壁が割れて二人がこんばんはしてました。

…と言う訳で、無問題で楽しく読み始められて良かったです(^^♪

 ↑最初の掴みは笑えて良かったのですが、恋愛面の展開は少々早く感じました、元々女の子が好きな満宮司くん(攻)が壁崩壊事件でHのお預けをくらったせいとは言え、いきなり羽生さんにキスして以降も相手をさせるのに違和感は否めない、2話以降も満宮司くんは積極的でノリノリだし、羽生さんにそそられているような面も。

 でも無難にお色気展開に進むのが楽に読める良さでもある、ちょっと意地悪で甘さも兼ね備えた程よい微S具合の満宮司くんと、だんだん素直になっていく羽生さん。
 Hシーンはやり過ぎず足りな過ぎず丁度良く、ストーリー部分と割合のバランスが取れていてノンストレスで読めました、触れ合いや疑似行為はありますが実は挿入は最終話まで無く、徐々にステップアップが楽しい。
 
 意外にも中盤辺りからよく考えろ…と葛藤し出す場面があるけれど、それである事に気付いてしまうし、後半にはヤリチンだった過去や壁の穴が戻るまでの関係が影響し、すれ違いの切ない展開もきちんとあって良かったです。

 ゴリラ受けなので読む人を選びそうですが、絵面的には親しみやすくエロ表現も濃過ぎず薄過ぎず、ストーリー展開に真新しさはないけれど、だからこそ安心して楽しめました。
 雄っぱいBLとして見るなら絵が少々あっさりめですが、逆に普段そういうのを読まない人でも問題無く読みやすいと思います。

 そして、せっかく壁が直ったのに最後でまさかの衝撃展開でした…w大家さんが良い人なのですが、さすがに色々とお怒りのようです(^-^;

攻めのギャップにびっくりするよ

 柔よく剛を制す系のカップルが好みで、私が使用しているサイトではたまたま見たら無料だったので、丸っと1話目読みました、せっかくなので感想を。
 ただ、ネタバレを見ないで読んだ方が良いタイプかもしれません、以下はややネタバレを含みますのでご了承下さい↓


 表紙の感じだと穏やかそうなメガネ攻めの律が、キャラ的にあまり好みでなさそうかな?と思いました、ただ内容がメス堕ちなので下心はあるかなー?優しく甘く囁きながら快楽漬けにしていくような、あるいはちょいいじわる系の甘Sとかかなぁ?と。

 …ところがそんなヌルいレベルでは無かった!ヤツは強過ぎた!一気に印象変わりました、眼鏡と共に外された仮面の下の本性、美しい表情も良かったです。

 前半の心温まるお食事シーンにぬくぬくと浸かり油断していると、いきなりハードエロ三昧に移行します。
 酒に酔って潰れて目を醒まし状況を読めない晃太朗(受)に、問答無用容赦無しの待遇が待ち受ける!持って行き方も含めて解りやす過ぎる強制エロ展開、もはやここまで来ると潔くて良し!

 痛みを与えるようなプレイは無くあくまでメス堕ちの為の快楽のみ、いきなり挿入&後ろのみは難しいであろうノンケ相手の配慮もされている、振動してオナホとしての役割もする貞操帯がクセ強且つ効率アイテム。

 こういう目に合う受けって大概はクズやパワハラや傲慢に対する因果応報ですが、晃太朗はそういうのは無く少々不憫かも…
 ただ、落ち度があるとすれば、世界王者を鼻に掛けてバイトもせず金欠になってしまった事でしょう、それに加え酔った勢いでボロっと出た言葉が引き金となり…
 どんなに優しそうでも、知らない人の家にホイホイ着いていくのは危険だと言う教訓でもある。
 
 律がこんな事をするのは本当にただ好みだから、という理由だけなのでしょうか?もしかしたら何か隠された秘密があるのかもしれない。
 今後このお話が甘めに行くのかダークに行くのかもまだよく解らず、これから色々と解き明かされていくと思われ気になります。

ブツが仏になる珍現象ラブ

 2話構成フルカラー、あらすじから何が起こっているか解らないシリーズ、「股間が光始める!」→「なんとイチモツが金の仏像に!?」
 
 …んなアホな!何をどう見てどう考えればこんな設定にしようと思い付くのか?これを考え付いて描こうと思った斜め上の発想力に敬意を示します。
 そしてこういうのは信じ難いが本当にあらすじ通り&表紙画像通りのお話なのです( ゚Д゚)!

 注意事項としては、人に寄っては罰当たりに感じる内容かもしれません(^-^;信仰深い方及び、純粋に仏像を愛する方にはお勧めし兼ねます、二次元の創作物と割り切り冗談が通じる方向けです。

 寺と寺経営の幼稚園を舞台に、僧侶の一球(攻、スキンヘッド)×幼稚園の先生ノリ(受、表紙の彼)のカップルのお話、本当はお互いシたいのに一球は粗チンを気にして先に進めない。
 そんな一球に仏様が力を貸してくれるのだ、神々しい阿弥陀如来像に修正は不要!液はそこから出るんかい、想像すると痛そうですが神仏の不思議な力で大丈夫なようです。

 仏像に詳しいノリにより、仏像に関する単語や豆知識などが出てきて勉強になります、と言いたい所ですが、目の前で起こっている事が凄過ぎて、せっかく得た知識が全て吹っ飛んでしまうと思いますw
 更に2話目は蛇も逃げ出す衝撃の…おっと、これ以上は言えないなぁ、欲を言えば最後、ありのままの粗チン状態でのHもあればもっと良かったな。

 ノリに嫌われたく無いからこそチンを気にする一球と、自分じゃその気にならないのかと不安を感じ大胆な作戦に出るノリは、どんなチンでも変わらず一球を好きでいてくれる。
 序盤には二人が恋人になった経緯や好きな理由が描かれ、2話目では当て馬(?)一球の弟、塁二の登場によりすれ違って、そこから更に仲が深まって…と、互いの事を真っ直ぐ想い続ける。

 インパクトあり過ぎな設定とHシーンだけれどそればかりでは無く、BLのLたっぷりのお話の方も良かったです、仏像ネタのセリフやチンダジャレもクスッと笑えました、2013年の電子書籍初期頃らしいアホエロ系、BL重要文化財に指定したくなります。

ハムの声が聞こえる方がヤバい、とツッコんではいけない

 新規登録された作品をチェックしていて見つけました、どこからツッコんでいいか解らない怪しいタイトルに釣られてあらすじを見ると…

あ「あんなに元気に喘いでいたハムたちの声が、今はもう聞こえない。」
私「??(ハムが喘ぐだと…?)」
あ「公介は自ら豚肉になり、先輩にハムにしてもらうことに!」
私「???(何が起こっているか全く解らん(?-?))」
あ「驚愕のハムプレイをお楽しみください!」
私「????(そんな特殊プレイあるんか!?)」

 …「百聞は一見に如かず」って言葉ありますよね、あまりにも訳解らないストーリー(失礼)でしたので、この目で確かめてみる事にしました♪が、まさかのあらすじのまんまでした♪♪

 ハムに名前を付けて呼びかけ、彼らの声に答える事により美味ハムを作り上げて来た鬼久保(攻)、ところがその声が聞こえず業務が困難になり解散しようとする。
 それを止めるのが営業の公介(受)だ、公介は自分が豚肉になりきり先輩に再びハムの声を聞かせようとする!
 …部の存続のために本人達は至って真剣だと思うんですよ、でも傍から見ればどっちもヤバいイカれキャラだよな(笑)

 ハムの製造工程に倣ったプレイを行います(マジかよ)、素材を見極めてコラーゲンシートやピッケル液に燻しに肉汁etc…スモーク臭の漂う中でSEX!どんなシチュだよ前代未聞だわwどさくさに紛れて射精管理なんてマニアックな事もしてるし。
 そうしている内にハムの気持ちを理解する公介、食べ頃になった公介ハムは鬼久保先輩に美味しく頂かれちゃいます♪…先輩と一緒にハム部を続けたくて一肌脱ぐ公介と、その想いに答える先輩、開発への情熱と二人だけのハム部の絆は伝わってきました。

 2014年の作品みたいです、当時の特に電子モノはこういうぶっ飛んだタイトル&内容のBL多かったんじゃないでしょうか?
 (2025年1月現在)165円でDL出来ましたし某unlimitedでは無料で読めるようですので、令和の世に疲れた心の息抜きに、時には平成真っ只中のツッコミが止まらないアホエロBLに元気を貰うのも良いのでは。

in-Pants vol.10 電子 コミック

時の流れは早いね

 気が付けばあっちもこっちも〇〇周年、一部の連載モノと読み切り特集目当てで購入、この雑誌を始め18禁界隈で活躍する様々な作家さん達の作品を読みたかったので。

 350ページ越えの大ボリューム!連載モノが半分弱で残りの半分強は特集ページなので、それ目当てでも悪く無いと思う、ただレーベルの特性上8割方エロシーンで結構いい値段するので購入は慎重に。
 メスイキは今やBLのエロでほぼデフォルト装備なので、わざわざ特集するものでも無いと思うのですが、読み手&描き手を選ばない無難な所を選んだのかなと言う印象。

 ハイスペ甘エロから強制ボテ腹妊娠まで多岐に渡るので、これら全てに萌えられる方は玄人上級者と思われます、私のレベルでは好きなのと合わなかったのが半々でした。
 合わなかった作品は多分、私の王道から外れていそうな嗜好性に問題があるのかなぁと思われます、すみません(-_-;)以下は読み切り特集のみの感想です↓


「強制メス絶頂!!カモった相手は性豪ハイスペ童貞!!」
 表紙の二人、金欠な百道(受)が誘った相手は金持ちイケメン童貞の輝(攻)、童貞を奪い満足させてくれたら好きなだけお金をあげると言う彼の提案に自身満々で乗るが…
 前半の偉そうな百道のノリまでは好きなんだよなぁ…案の定返り討ちにして一方的に犯されまくり、チン〇を穴に入れる局部描写が多めに感じNot射精でイくメスイキ。
 イケメンハイスペ金持ち、しかもあなたが初めて&特別、絶倫テクニシャンで甘いセリフを吐きまくる、このタイプ人間味が無くて面白く無いんだよな…絵は上手かったしネタに走ったキャラ名と会社名、輝の血筋に隠された秘密は笑えました。

「ぴゅあガキノンケなお客様にはお尻でご理解頂きます。」
 知らずにメンズストリップに連れてこられた渉(受)は不愉快、大声で文句を言ってしまい店のスタッフである崇也(攻)が注意しに来て、悪いと思っているなら…と、とんでも無い事に…
 最初のいきなりストリップの格好させられる所など、エロに持っていく為か展開に唐突さを感じる箇所がちらほら…
 感情が昂ると涙目になる&キスも初めてなのをわざわざ相手に主張するのが私的には萎え要素で渉が好きになれず、嵩也は外見もちょいSな感じも好み、イラストにクセが無く読みやすい、チン〇萎えた状態でメスイキさせる珍しいパターンは新鮮で解り易い。

「お節介天使の性なるメス域き~召される怒張は愛の十字架~」
 信仰深い家庭で育ったアンディ(攻)には守護天使のルーカス(受)が付いている、不良少年になったアンディを更生させたいルーカスだが、更生して欲しいならアレをしろという流れに…
 背景や小物が丁寧に描き込まれ絵も上手いんですが、色々と凄くて圧倒されました!超絶逆体格差、ガチムチを超越したむっちりメガ盛り、更にとどめを刺すように陥没乳首&包茎&ド淫乱のオプションまで付けるか!
 エグい言葉責めに肉襞断面図と濃そうな汁、トコロテンでメスイキetc…これ以上は書きにくいけれどこんな凄まじいのは久々に見ました、初見では強烈過ぎて集中出来なかったよー(^-^;
 でも冷静になって見返すと好きなもの盛り合わせのカップル、アンディの年齢が怪しいけれど天使は人外だからまぁセーフでしょう、最初ケンカ腰だけれど実はお互いの事ちゃんと大好きなのが解るストーリーで良かったです、今後の活躍に興味が湧く作家さんでした。

「高額バイト!?~メスイキ玩具で潮吹き絶頂~」
 金欠な桜斗(受)は高額バイトの金額だけ見て応募、勤務先で出会ったのは以前近所に住んでいた颯真(攻)、しかもそのバイトはメスイキ玩具のモニター的内容だった!
 綺麗なイラストでゴチャ付かない見やすいエロシーン、ローター→エネマ→バイブとステップアップしていき最後は…殆ど竿を触らずに射精から潮吹きメスイキ、そしてちょっとゾっとする意外な結末が良くて同時にラブ度もアップ、桜斗くんが今後どうなってしまうのか気になりますね。

「朝まで尻きゅんアクメ!オトナ彼ぴと店泊キメセク」
 怖い人達に囲まれていた都雅(受)はホストクラブオーナーの勇征(攻)に助けられて一目惚れ、猛アタックの末お店で働く事になり仕事で成果を出して晴れてお付き合いする事に、でもなかなか進展しなくて…
 正直絵はちょっと苦手、でもカップリング&お話は良かった!クール×明るい、年の差、都雅がラブ直球で仕事も惹かれる努力も出来るコで、一見素っ気無く見える勇征が都雅の事想って守って大事にしてくれる。
 お薬はアクシデント、ストーリーもしっかりあって、お預けの一服(!)や潮吹きもあるたっぷり甘ラブHでゴムの箱は空っぽv

「メス堕ち不可避!情報屋トラ獣人を腹ぼてママに」
 違法な薬の情報を洗い出していた情報屋受けは捕まり、その薬を自らの身体でも試される事に…メスイキより孕ませモブレのイメージが強い作品。
 BLのLは無いですしちょっと可哀想かな…断面図、チン〇ノータッチイキ、ぐしょぐしょ顔、心の声が理性と本能の間を行き来しながら少しずつ堕ちていく、エロ描写は上手かったです。

「チョロすぎ!SDRをよちよちメス育マッサージ」
 仕事にお疲れのリーマン受けはマッサージサービスを受ける事に、ところがその店はゲイ風俗だと気付かず入ってしまい…
 SDR=シゴデキリーマンの略だったのか!施術者攻の提案に自分の中で理由をつけていいよな…って納得し受け入れて行く、チョロい受けが欲望に忠実でノンストレスで読めて良し、チン〇に触れずに掘られてイくメスイキの様子がしっかり開脚でよく見えます。

 いつもなら間を取って萌だけれど、気に入ったのもあったし3周年記念のドエロ祭りなので今回は少しおまけで萌2で、同士のみんなは一緒に心のパンツに手を入れよう。

そろそろ許してあげても良いかな…

 雑誌BABYに組み込まれた〇〇特集のお題に合わせて描かれた、読み切り短編8作品の詰め合わせです。

 意外だったのは「タチ王決定戦」「夢のまに魔に」「世の中そんなに甘くない」の3作品は攻めより受けの方が大きい逆体格差だった事!「君が勝ったら僕は」も攻めの方が少々細身かも。
 「夢のまに魔に」なんて別にガチムチ雄っぱい特集とかでは無く「夜這い特集」なのに、わざわざ襲い受けガチムチ淫魔のパイずりを選択するなんて好感しか無いです。
 
 アホエロノリの表題作に始まり最後はダーク系で締める…作風の広さを感じ、色んな作品を読みたい欲張りな私はかなり楽しめました!ただ、ラブが薄めなものやキャラデザが似たり寄ったりなのもあるので気になる人もいるかも?

 Hシーンではタガが外れたようにガン掘りする攻めが多かったように見え、時に狂気すら感じる表情でほんのりブラックを仕込んでくる。
 以下は各作品の感想です、収録数が多いのでどうしても長くなってしまう、これでも削ったんだけれど…↓


「タチ王決定戦」「真・タチ王決定戦」(タチ喰い)
 表題作、狐塚×鷹木はメス堕ちメインでラブ要素は薄い、でもカバー下の四コマで狐塚が鷹木を意識していて少しラブ度アップ。
 真~の方は恋人の仇討ち犬井が参戦、キャラ総動員で掘って掘られてマウントバトル!棒を入れ合うだけの舞台に愛を解く犬井、恋人の猫谷との絡みがある訳では無く、エロも省略的だったのでバトル漫画ノリだったかな。
 短編を書き始めた理由などあとがきを見るとあまり強くは言えないけれど、欲を言えば各カップリングやキャラ達のラブ度増しな掘り下げをもう少し見たいなぁ。

「ログインシンデレラ」(言葉責め)
 ネカマアバターで嫌がらせしたら相手が予想外の反応で…オンラインゲームを介してテレセクみたいな事をするお話、ここまで言葉責め特化型過ぎる題材で描いたのがまず凄いです。
 褒めて煽って昂らせ暴き出す…じわじわと追い立てるようなトオルさんの言葉に、次第に飲まれて行き、理性を保てなくなり我慢出来ずに乱れて行く新堂、挿入無しなのに双方とてもエロく感じました!そしてトオルさんの正体は…オフパコ推奨。

「僕が勝ったら君は」(いいなりH)
 そこまでしてシャツの裾をしまわせたいか!勝った方が1ヶ月何でも言う事を聞くルール、ふざけたキャラ名と前半体育祭までの楽しいノリに対し、後半は怒涛のエロエロエブリデイ!1ページに多様なプレイが詰め込まれているのが圧巻で狂気すら匂わせる。
 土間締くんがド真面目過ぎて逆にズれているのが面白い、命令に対してもまじめにやりきる姿勢のお陰で王子くんのやりたい放題!期限付きの関係には終わりが来る、王子くんの秘めた思いに切なさを感じさせ、からの…そして終盤までシャツの裾にこだわり過ぎ、結局しまって無いしw

「龍のなきどころ」(刺青男子受け)
 ヤクザの朋美が刺青を入れにいくお話、ところが朋美はトラウマがあり針が怖くて…刺青の施術シーンが速攻終わったのと、ギャップの方向性が私の好みでは無くてあまり刺さらなかったな、刺青を入れた後はその部分が擦れて痛みも伴いながらのシーン有り、キャラデザは良い。

「座敷童子に居候」(ホラー×BL)
 引きこもりの澪は座敷童子が住むおばあちゃん家に住む事に、元気いっぱいの座敷童子シキがとにかく可愛い!ちょっと勝気で無邪気に遊ぶ姿はもちろん、澪の過去を知って励まし優しい真っ直ぐな言葉を掛ける所も良かった、キスと挿入無しのシーンまでだけれど、その時のシキの嬉しそうな顔もエロ可愛いです、澪の心の闇を照らす太陽のようなコです。
 後半は大変な事になり妖怪としての顔も見せるけれど、最後はおばあちゃんも一緒に幸せな一コマ、楽しさの中にトラウマや事件が絡むちょっとシリアスな展開と程よいエロを含むバランス型、心温まるようなお話で良かったです。

「夢のまに魔に」(夜這い)
 ガーチムチ王国の担当者はまず国名をどうにかしろ、イケメン王子レオはいずれ女性と結婚しなければならないが本当はマッチョマンが好き、「出来ればムチムチの~」こんな事言う王子初めて見ましたwある夜、寝床にサキュバスのブラスが現れて…
 パイずり&騎乗位の最強奥義コンボに後半はバリタチ王子の逆襲、だけどブラスがエロ~んな感じで無くて、少々お堅くて不慣れなキャラのギャップが良かった!
 ブラスの過去に苦労が見えて、マッチョ嫁を求める王子と結ばれる事は互いに救済し合う関係とも言えます、ガチムチ受け好きとしてはアルデやサイカもちょっと気になるのだが。


 巻末の「世の中そんなに甘くない」(ホラー×BL第2弾)は雑誌で一度読んでいます、芝田の的場に対するパワハラ描写が許し難くて、その報いで地獄に墜ちて行く様をざまぁみろ!と当時は思ったものです。

 ところがその執着と究極の結末は、一周回って愛憎にすら思えてきて後からじわじわくるものがある…この結末も永遠に結ばれたと言う見方も出来るのでは無いでしょうか?こうしてまた単行本で読む事が出来て嬉しいです。
 本編だけでも好きなのですが、描き下ろしがこの作品で更に驚かされました、以下ネタバレ注意↓


 描き下ろしは救済措置的なものになります、芝田の過去と的場をどんな思いで見ていたか、が描かれた後まさかの…
 真相は解らない、的場が何らかの力で見せたのか、芝田が自発的に見たものなのか、でも後者だとしたら芝田って的場の事をよく考えていて、また劣等感や罪悪感もあって、とにかくとても意識しているよな、って思って。
 いずれにしても二人に新たな未来の可能性を見出せて、芝田に対する憎たらしさがBLのL要素へと昇華されたようで、まずはこの描き下ろしだけでも読んで良かった!と思えました。

 入り乱れな表題作を始め万人にはおすすめし難いけれど、短編集の中では珍しく殆どがとても楽しく読めた作品でこの評価にさせて頂きますね。

SPUNKY GOBLIN 電子 コミック

イクヤス 

ゴブリンも良いけれどモスとの関係が気になる

 同人誌の電子版、2024年12月現在3話まで配信されており続くようです、1~2話はエロ無しストーリーで3話がみっちりゴブリン姦、BLのLはまだ匂わせる程度だと思います。
 まず絵が上手くてカッコイイ!デザインも一人ひとり凝っているし背景もしっかり描き込まれている、女性も含めちょい役のキャラ達のデザインまで良くて目の保養になりました。

 表紙中央が主人公のスムタ、ハーフエルフの息子、ハーフエルフでは無いその息子、決して悪気は無いんだ…

ただちょっと空気読めないだけで…
ただちょっと歯に衣着せぬだけで…
ただちょっと不器用なだけで…

 身近に居たらちょっと面倒かもしれませんが(^-^;真顔で辛口&ズレた事言うのが面白い、外見と剣士としてのスペックは良いのに…いわゆる「残念なイケメン」というやつになると思います(このパーティーはみんなそうか)。

 ストーリーはRPGパーティー系のお話、パーティーには他に脳筋系のディランと、小さいのをからかわれがちなドワーフも居て、良い意味でクズの集まりなので自己中&堕落的な飾らぬ思考が逆によろしくて好感、セリフや会話も笑えるものが多く、全体的に彼らのやり取りがとても楽しかったです!
 そんな中、スムタのパーティーメンバー達への思いに仲間の絆を感じさせ、まだほんのりだけれど、特にモスに対しては特別な想いが見え隠れしているような。

 色々あって7人のイケメンゴブリン達(※人間にはよく解らない)に仲間達が見守る中種付けされるスムタ、ゴブリンのくせに着床率を高めるための愛撫が意外にも長く丁寧。
 乳首乳揉み、穴舐め、ゴブリンにフェラしフェラされもちろん挿入も、モスの視線に心を乱しながら、複数ゴブリンに前から後ろからあちこち攻められまくり!色っぽいスムタの表情と肉体美が楽しめる濃いめのエロは3話目のお楽しみ。

 果たしてスムタの運命は…!?依頼の結末とポスターを貼ったのが誰なのかも気になり、続きが読める日が楽しみです♪
 スムタはモスに「人の心を惹きつける系の魔法」を掛けられているようだけれど、もしかするとそれは恋の魔法に掛かっているのでは?とも思う。

絶界牢獄 R18 コミック

皐月フミ 

そこは地獄か極楽か

 元は触手メス堕ちアンソロジーの読み切りだった1話目、「一緒に頑張ろうな」の続きが読めて嬉しいです。

 触手本のような表紙ですがそれオンリーと言う訳では無く、3話目からは立花(攻)との直接の絡みが多くなります。
 BlackCherryなので当然エロシーンが大半を占めますが、理性と欲望の狭間で戦うミカエル(受)の心情描写や自己状況分析=心の声が全体的にしっかり描かれていてストーリー性のあるエロなのがとても良かったです!
 
 異世界モノならではのプレイのバリエーションも豊富、前立腺を容赦なく攻めまくる断面図がエロい!
 触手で尿道塞ぎ、スタン警棒で電気ショック、スライムの挿入で膨らむ腹と嘔吐、パイずりモブレ、首締め、おもらし、フィスト、少々しんどいプレイも含まれ気持ち良いを通り越して死の恐怖すら感じている場面も。

 文面だと怖そうな感じがしますが、キツ過ぎる描写は無いのであまり身構え無くても大丈夫かと、18禁BLを嗜みたいなら恐れずに色んなプレイを見て欲しいと思います、立花も限度はわきまえていますし、与える者と求める者のSMの関係でもあります。
 嘔吐は控えめだけれど涙目が可哀想で可愛い、おもらしや射精の汁関連の描写はあまり勢いが無かったように見え、リアリティが無くてももう少し派手な方が好みだったな。

 一方的に罰され続けるのかと思いきやそうでも無く、3話以降はミカエルが自分から襲ったり誘ったりするのが結構あったので、誘い襲い受けとしても美味しいエロが多かったです、強がって自分から乗っかるの可愛い!
 心までは屈服しない反抗と間違った方向に振りかざすプライドが逆に立花を煽る結果に、言い訳や期待しているようにも見え、理性を保とうとしても欲望が勝ち、それらに悦びを感じる黒目がハートになる表情など全体的に好ましい受けでした。
 
 適度な反抗心と妥協する所はするバランスの良さ、決して洗脳されているのではなく、自らの意思とその人格のまま立花に寄り添う姿勢が良かったです、自分から色々行動を起こせるタイプで、終盤になってくると男前を発揮しているように見えました。

 一方立花はミカエルに好意があるとか性欲を満たす為では無く、あくまでも矯正&服従させるための仕事として非人道的なプレイを淡々と行います、でも後々解る彼の正体やその裏にある人生を見ると理解出来る気もします。
 
 2話までは直接の挿入は無し、そもそもこの人最初は男とする趣味は無いってタイプ、ミカエルが襲って火を点けてしまうのだ。
 他にも色々予想外の方向に行くミカエルに、立花が余裕無くなったり困惑する場面もあるのが良かった、受けの事好きじゃなかった攻めが惹かれて行く展開が好きで、陰キャ攻め好きとしても好ましかったです。
 すごく差がある訳で無いけど体格が小×大でもあり、私のカップリング感に刺さる部分が多々ある二人でした!

 そうしている内にサブキャラクター達が次々登場し、この魔王城に隠された秘密や歴史が明らかになっていきます、それに対してミカエルが選ぶ道は…?
 解り易いラブはまだ無いかもしれないけれど、互いに対する執着や強い興味があるのは確かで、一緒にいて居心地が悪く無いと思っているハズ、これから長い時を共に歩む二人の愛の芽吹きを感じる結末でした。

 会話のやり取りは笑える箇所もあり、可愛げあるモンスター達や世界観設定などファンタジー要素も楽しい、サブキャラクター達についてはもう少し知りたかったかな。
 
 クセの無い親しみやすいイラストとカップリングで、異世界ドエロストーリーを楽しめる、BlackCherryの作品では読みやすい方かなとも思いました。