3人兄弟の長男である高校生の良は家族のご飯を作ったりとお疲れモードの中、電車の中でデザイナーの征二郎の胸で立ったまま寝てしまう(なかなか無理な設定なような)。そのまま家に連れて帰った征二郎だが、良手作りのお弁当の美味しさに感動して良にご飯作りのバイトを頼む。通い婚のようにお世話をしてくれる良にどんどん惹かれていく征二郎だが、まだ高校生の良に手を出すわけにはいかないと我慢するもとうとうキスしてしまう。
分別のある大人でいようといろいろ我慢する征二郎と高校生だけど大人びた良との微妙な関係がもどかしく、我慢するな!そのまま行け!と思いつつ、でもそれも良くて、あー萌える〜〜!という作品でした。
彼女にプロポーズしたのに振られてしまった真面目男黒岩は、男に振られた二子川と居酒屋で出会う。振られた者同士意気投合しなぜかラブホテルへ入ってしまい、彼女に渡すはずだった指輪を酔った勢いで二子川へプレゼントしてしまう黒岩。二子川にエッチなことをされてしまい動揺する黒岩だがもう会うことはないだろうと思っていたら実は同じ会社の人間だった。指輪を返せ返さないとやり取りしつつ二子川の献身的な態度(もちろん下心あり)に心地良さを感じながら、押しに押されてハッピーエンドに。
黒岩を振り向かせるために二子川が献身的に頑張る姿も応援したくなるし、黒岩の押しと快楽に弱いところも萌えました。
さえない方とイケてる方と揶揄される2人の中村。童貞の和成と経験豊富の隼人はお互いゲイだと知り親友同士になる。ひょんなことから隼人は和成にセフレになろうと誘うが、和成は親友である隼人との今の関係を壊したくないと泣いてしまう。ホントはセフレになりたいわけではなく好きだと気持ちを告白するが、同情で付き合ってほしいわけではないと隼人は和成と距離を置く。学校を休む隼人の家へ行き久しぶりに隼人の顔を見た和成は、友達に戻れなくてもこれまでの関係が壊れてしまっても、会えない方が辛いこの気持ちが好きなんだと認識し泣きながら隼人を抱きしめる。
親友という関係を壊したくない和成が、隼人の告白で自分も好きであることを自覚し隼人に会いに行くところがジーンときました。
その後の脱童貞エッチ後の「巨根+絶倫+童貞はマジ兵器だわ…」という隼人の言葉が笑えました。
泥棒一家の長男である楢崎は最後の仕事として結婚詐欺をおこなうがエリート警部補大垣に逮捕されてしまう。警察に向かうかと思いきやなぜか大垣のマンションに連れていかれるが、そこで大垣が高校の後輩でストーカーであると知る(先輩の吉村が学校を辞めるのを知った楢崎の辛そうな顔を見て、自分のためにあの顔をさせたいとずっと想っていたらしい)。ゆるゆるの監禁生活が始まるがそれなりに甘々な関係になる2人だが、楢崎のバイト先の店長が偶然吉村だったことからすれ違ってしまう。実は吉村はクスリの売買をやっている悪い奴で楢崎に罪を被せそうとしていた。助けに行く大垣だが吉村に楢崎との関係をバラすと脅されるもわざと吉村に刺されて吉村を逮捕する。
大垣が楢崎のストーカーになるまで想い続けるキッカケが弱すぎますが、まぁ一目惚れってそんなものかと。異常なくらい楢崎に執着していますが、楢崎が幸せならまぁいいか。
ゴミ置場で寝ていた酔っ払い男を拾った翔真だが、それは中学の同級生でバイと噂されていた芦田だった。同棲相手(男)から追い出されていくところがない芦田を翔真は家に迎え入れ同居生活が始まる。芦田に冗談のようにエッチなことをされた翔真だが、芦田の匂いに欲情したりとだんだん意識するようになりそれに気づく芦田。人を好きになるが妙に冷めてしまう自分に、純粋で優しい翔真を関わらせるのはダメだと芦田は距離を置くが、翔真は諦めきれず芦田を想い続ける。翔真への想いを吐露する芦田に自分のためにそこまで考えてくれて嬉しいと答える翔真。「俺、君を嫌いになれる人がいれば見てみたい」とノックアウトの芦田。
天然人たらしで純朴な翔真が芦田に振り回されながらもどんどん惹かれていき、逆に芦田はそんな翔真に好感を持ちながらも妙に冷めた自分に関わらせることで結局傷つけるのではと距離を置くところがジーンときました。翔真を抱きしめながら「俺、君を嫌いになれる人がいれば見てみたい」と赤面で言う最後のシーンが萌えました。その後のエッチシーンももっと萌えました。