てんてん
yukihyo no juai
本品は『ユキヒョウの獣愛』の
コミコミスタジオオリジナル特典ペーパーです。
ティタがジェストともに
氷の花の薬湯を持って帰国した時のお話です。
「氷の花」を求めて旅立ったティタは
ジェストと巡り合い、
無事に氷の花の薬湯を手にして
帰国の途に就きます。
件の薬湯により
ティタの母は無事に病を克服し
起き上がれるまでにな
数日が経過しました。
ジェストの事を改めて紹介し、
彼の番となることと
長の責務のあるジェスト共に
数日中にはこの地を発つことを
話しすと
受様の母はびっくりしつつも
泣いて喜んでくれました。
そしてこの地を去るティタは
自分が育てていた薬草畑の
引き取り手を探す事にします。
今日はその準備で
早朝から手入れをしていますが
幼馴染達が手入れをしてくれていても
雑草も元気に育っていて
かなりの重労働となります。
長年手入れしてきた畑を
手放す事を思うとつい涙くんでしまう
ティタでしたが…
B5版ペーパー両面な上に
1頁2段組とボリューミーなSSは
ティタが母の治療のために帰国する
本編の幕間的なお話です。
そんな感慨に浸っていたティタに
水を汲んできた幼馴染2人は
大慌てで駆け寄りますが
背後から伸びてきた逞しい腕の主に
顎を持ち上げられて大きな舌で
頬をぺろりと舐められてしまいます。
そなたに涙は似合わない
瞼に滲んだ雫を優しく
舌で舐めとるジェストに
じわじわ赤くなるティタでしたが
そんな2人のやりとりを見せられた
幼馴染2人の方はもっといたたまれず
水を置くとササと去っていきます。
その後は
2人でティタに説明されつつ
薬草畑を散策するという
展開なのですが
逃げる2人を不思議そうに見送ったり
ティタが好きだと言った薬草を
押し花にして贈ろうと告げたり
友人達に焼きもちを焼いたりする
ジェストの天然な言動が
とっても楽しいSSでした。
どこをどう見ても
ティタはジェストのものなのですが
本人的にはまだ示したりない
という独占欲丸出しなところも
笑えました。
里でも素敵な薬草が育ち
薬草茶を楽しめると良いですね (^-^)