ポッチ
『10DANCE』4巻の特装版についてくる小冊子。有償特典で+552円(税別)必要になりますが、これはぜひとも手に入れてほしい!
大きさはB6サイズ、しっかりとした紙に印刷された表紙+裏表紙に、中のコミックは32P。
まず、表紙がね、
とっても素敵…!
シルバーの背景に、黒一色で描かれたW信也のイラストなんですが、二人ともいい表情をしてるんです。表紙だけで悶えます。
で、中身はというと。
Episode01:TABOO-chottodakeyo-
Episode02:Habanera- L'amour est oiseau rebelle-
の、2つのお話が収録されています。
「Episode01:TABOO-chottodakeyo-」
4話の最後に収録されている#21のその後のお話。
鈴木が、
俺とお前にキスを許す クソたれ‼
と言いながら杉木に挑むようにキスをする。
それに対して、
キスだけ?
と甘い笑顔を見せながら問い返す杉木ですが、
俺の裸を見て勃つのか
アンタと同じ体をしてるんだぞ
と言い放つ鈴木に対して杉木が言い返した返事は…。
ここから二人の過去へと話は進みますが、これがめっちゃ面白い…。
杉木は、昔から杉木でした。
あの高圧的な、俺さまな感じが、すごく良い!
過去の、あの彼とのエピソードを、本編のどこかで描いてもらえないだろうか…。
で、ですよ。
ここから二人の性的な接触へと移行していきます。
杉木による、初手コキ。
がしかし、これが全然エロくない。
むしろ、闘いのような…。
でも、それが良い。
この二人ならでは、という感じ。
男同士の接触に戸惑っている鈴木と、可愛いからいつでも勃ちますよ、という杉木の、この温度差…、のように見えて実は同じところに気持ちが向いている二人に萌え禿げるかと思いました。
終盤に「Episode02:Habanera- L'amour est oiseau rebelle-」が。
この作品は旧版の『10DANCE』2巻と2014年4月発売の雑誌『麗人5月号」との連動企画で全プレでいただけた小冊子と中身は同じもの。
同じなのですが、今回収録されているものは完全オールカラーです。
内容は前回の小冊子と同じものですが、一応ざっくりと。
上は鈴木視点、下は杉木視点のお話。
誰もいない家で、彼らがしたことは…?
というお話。
鈴木のほうはエロ動画を見ながらひとりで致そうとしていて、杉木のほうは鈴木が出ているダンスのDVDを見ているのだが。
それぞれ二人の「らしさ」が出ているストーリーで爆笑必至です。
で、この二人の絡みが、これまた笑える。
たった8Pしかないのですが、この短さでこれだけのストーリーを描けるってさすがだなとしみじみ。
前回の前プレでゲットできなかった方には朗報だと思いますし、持っている方も、「オールカラー」ですから。
井上佐藤先生の麗しい絵柄がカラーで読めるって、貴重な機会かなと思います。
エロいのですが、それよりも笑いを誘われます。
2話ともめっちゃ面白かった。
特装版が手に入るうちに、ぜひともゲットしてほしい、神特典でした。
小冊子の中身、皆様どの程度を想像していたでしょうか。
私は正直、帯に“刺激注意!”と書かれていても「そうはいっても軽いスキンシップかなぁ。まさか下半身は出ないよね」と思っていました。
でも実際はかなり攻めた内容であったと思います。
下半身事情でいえば、昨今はTLであってもかなり露出も行為も激しいものが描かれています。それを思えば、小冊子の内容は穏便な方だと思うのですが「青年誌で描かれているBL」がここまで踏み込んだ表現をしたということに、今後の一般誌でのBLの可能性が広がったように思えました。
これを小冊子とした井上佐藤さんが素敵過ぎます。
まさにパイオニア!
中身は小冊子といえ、ボリュームも満足度も満点!
エロいけど、ものすごく笑えるとい う絶妙な塩梅。
Episode01:TABOO-chottodakeyo-のセクシャルなシーンは手と言葉攻めに終始しているので、肉体的接触は鈴木のナニと杉木の手だけ。
ここで情熱的なキスや体をまさぐる愛撫描写が入っていたらもっと本格的なエロに傾いたと思うのですが、そうはならず題名にある -チョットダケヨ-といった風情(笑)
二人仲良くじゃれてる感の方が強いかな。
鈴木のフィニッシュで飛んだ白いモノが杉木の唇に掛かったけれど、これはきっと杉木は舐め取るな・・・と(笑)
もうひとつのお話はHabaneraのカラーバージョン。
こちらも話のテンポの良さや面白さはもちろんのこと、カラーで見れて非常に眼福でした。
まだ4巻を購入されていらっしゃらない方には全力で特装版をお勧めします!
個人的には通常版との差額以上の満足感でいっぱいです。
『10DANCE 4巻』、特装版は通常版のほぼ2倍の価格ですが、絶対、絶対、絶対、このブックレット付の特装版を買ったほうが良いです!!!
たっぷりな読み応えで、腐女子をワクワクさせる『麗人』らしさがあって、クラシカルな杉木とアモーレな鈴木のイチャイチャはまだかとヤキモキしている方には嬉しいスパイスになると思いますよ~♪
●「Episode01:TABOO-chottodakeyo-」
本編21話で、タンゴを気持ちよく踊っていてそそり立たせてしまった鈴木…
英国暮らしが長いせいか、鈴木は日本語にちょっぴり弱くて”もっき”って言ってしまうのがかわいかった^^
で、ブックレットは鈴木がキスを許したその続きです。
鈴木はまだ男同士に抵抗があって、それは杉木も同じかと思ったら
「こんなもの(←×××)いつでも起立しますよ」と杉木はいつでも大丈夫そう!
そして「あなたはカワイイ」と言ってとっておきの流し目!
もう、それで大概の人間は落とせると思うんだけど、鈴木はねぇ、「カワイイ」って言われ慣れてるからビクともしない…
杉木自身も決めたぜ!と思ったはずなのに、鈴木にはちっとも響いてないどころか、嫉妬をさせられてしまうw
もうこの駆け引きめいたやり取りがたまりません♪♪♪
そして男子の悪ふざけ触りっこをしただろうって話から、杉木のパブリックスクール時代の上級生調教秘話が明かされ(S気質な杉木がめちゃくちゃステキ♪まぢ見物です!)、悪ふざけタイムに突入です!
そこで、帝王杉木の乳首が立っていることに気付いてしまった鈴木w
鈴木のブツを杉木が掴んで、絵的には杉木が攻めてるんだけど、鈴木の脳内は杉木の乳首を…
10DANCEで、ここまであからさまなシーンを、こんなに早く拝めるなんて思ってなくて、動悸息切れがしましたw
私はどちらかというと、ノーブルな黒髪に受けてもらいたいのですが(ぶっちゃけどっちでもリバでもいいけど)、このエピソードを読んでどっちにも”攻め感”と”受け感”があって、いったいどっちが攻めをするのか、ますます謎が深まりました…
いつ答え合せができるんだろうなぁ?
●「Episode02:Habanera-L'amour est un oiseau revelle-」
『麗人』時代の特典をフルカラーにしたショートストーリー。
ページを上下段に分け、上段は鈴木、下段は鈴木の休日の過ごし方が同時進行で描かれているおもしろい構成!
鈴木は家族が誰もいないのでエロ動画鑑賞。
女王様にいじめられる系です!そしていつの間にか、その女王様の顔が杉木に置き換わって、そのままフィニッシュを…www
その頃の鈴木は、編集さんにもらった杉木の付録DVDを鑑賞。
ウィンクや投げキッスを指南する鈴木にイラつきつつもトキメいちゃってるのがおっかしいw
そして投げキッスくらい俺にもできると対抗心を燃やしつつ、他のDVDを取寄せようとしてるし…ほんっと鈴木ってば杉木のことが大好きなんだね^^
最後、二人の時間がリンクします。それがとびきりおかしい!
フルカラーはいいですよー。残念ながら大事なとこはモザイクかかってますが、白シャツから除く肌色、盛り上がった筋肉が落とす影がなまめましくって、杉木の流し目のような瞳もセクシーさ倍増だし、ただ、ただ”最高!”です。
本編はこれからダンス競技のシリアスモードに突入すると思うから、目の保養ができる素敵なインターバルストーリーでした。
特装版の小冊子ですが、
これって、
これって、
「これのためならイベント行くぞ!」レベルの
「イベントは無理でも、通販あるなら速攻で絶対買う!」レベルの、いわゆる薄い本ってやつと、
あれこれ手間もお金もかけて何か月も待たされる、いわゆる全サ特典本が、
元本と一緒に買えちゃうっていう、超お買い得企画じゃないですか!
本編の展開には直接かかわりはないけど、杉木の人となりを知るには絶好のエピソードのEpisode01。
全く別の場所で、それぞれ一人で過ごしている二人の同時進行が、最後で奇跡のシンクロするEpisode02。
BLのエロ成分凝縮の神本です。
一般読者とのすみ分け処置というか、BL読者救済小冊子ですね~。
とにかく必見なので、ぜひぜひ特装版手に入れられるのお薦めです!
Episode01
杉木の女王様たる由縁エピソード、ゾクゾクしました。
Episode02
フルカラー!!!
珍子注意報か~ら~の~珍子警報(〃▽〃)ポッ
以下、オチ含め、完全ネタバレ感想ですので未読の方はスルーしてください!!!
Episode01の杉木の乳首がキリリッ(`・ω・´) と勃ってる描写大好き!
またそれ見て勃って動揺してる鈴木可愛いっ!
Episode01にもEpisode02にも杉木、顔射されてるの最高ですっ!
腐ェニックス(←BL検定の結果)としては物凄く萌え満載のスペシャル特典でしたが他のレビュアーさんが書かれていた、10ダンスは直接的なエロがないからこそ萌えると言うのもなんかわかる気がします。
それに、4巻で二人のラブ編は一旦終わりで次からはダンス編と言う予告でのこの小冊子の内容と言うことは、本編では最後まで二人のエッチは書かないと言うこと?!とガッカリなような。
ま、色んな想像は置いておいて、内容としては鈴木先生の幼少期や杉木先生のパブリックスクール時代の話なんですが杉木先生の学校の先輩の性癖とそれを面白がって意地悪してるようなサド杉木青年が面白かったです。
10ダンスはいまだにどちらが攻めなのかわかりませんがこれを読むとSっけのある杉木先生に乗っかってほしいなぁと思いますね。
これはねー、私の率直な感想としては、内容そのものよりも、#21のあの後に「あいつら実はここまでやっちゃってるんですわ」なナイショの時間を特装版を買った人だけが知れるチラ見せ感?っていうのかな、それがなんていうか腐脳的にたまんない感じなのですよ( ´艸`)
覗き見ちゃった感じ?
だから言わば同人誌的な満足感なのかも。
お遊びノリなのはなんとなくですけど男性も読みやすいようにでは?と思いました。
実際にこの特装版を買うのがほぼ腐女子だとしても、一応青年誌ですし。
こういうノリのエロなら読める気がするので。
しかしこの内容でこの官能的な感じを出してくるあたり、井上佐藤さんってやっぱり凄いと思う。
エロスってなんぞやと常々思ってるんだけど、勉強して掴めるものじゃなくって作家さんの天性の感性なんでしょうねきっと。
神率100%のこの作品に「萌」付けちゃいます。ゴメンなさい。
でもコレが偽りなき私の感想。
だってなんで私が「10DANCE」に強烈に惹かれてるって、2人がヤってないからなんだもの。
性交とは違う、ダンスという肉体的接触。
そこを通して、この杉木と鈴木という違ったセクシーさを持つ魅力的な2人の男性が、お互い心も性的にも強く惹かれてると認識しつつ、あえて挿入だの射精だのとは違う地平のエクスタシーで昇りつめる…
そういう新しい男同士の恋愛世界の表現。そこが私の「10DANCE」への期待であり萌えであるわけで。
通常版は抑えめに、特装版でBL的エロ補給という棲み分け的アプローチは良いと思います。
でも、BL=エロ=tnk関係というのは短絡的にすぎるんじゃございませんか?
まして手コキとは…
ゔ〜〜思ってたのとチガウ〜……安いよ…
この2人ならラテンの密着で、目を合わせて、呼吸のタイミングで、お互いドライで衣服を一切汚さず乱さずイけるはずでしょ!
そういうエロ、いや「官能」が読みたいんですよー!
ダンスマンガとしてもすごく面白くなるポテンシャル高いから、私としてはやはりダンスを通しての官能の高まりを見せて欲しい。ヤれるけどヤらない、挿れなくても達する絶頂を見せて欲しい。
とはいえ、やはり購入は特装版をおすすめします。ここは皆様に激しく同意!