フランク
ookii koake to chiisai takeda
8Pに渡る描き下ろしが電子特典として収録されています。
ネタバレしてます。
冒頭はコーヒーを入れて、立ち上る湯気に小竹の姿を重ねている武田の描写からスタート。
「俺の中には小竹がいる」と語る武田。
小竹が姿を消してから、小竹のことが忘れられない武田が作り出した妄想の小竹は、湯気になったり雲にして武田の前に現れるんです。
それは本物の小竹が側にいるようになった今もなお現れて、とても優しく触れてくれる。
本物の小竹も優しいからな…と思う武田だけど、ときどきもっと無性にきつく身動きできないくらいにもっと深く…あのときみたいに…と本物の小竹に抱かれながら、「あのとき」を思い巡らす武田の脳裏に浮かんだのは、なんと大橋の顔!
そこで武田もバッと我にかえるんだけど、目の前にいたのは本物の小竹が今まさに挿れようとしているところで…。
ここからの二人の絡み合いがエロいんです。
挿れただけで達してしまう&その後もひたすら感じまくってる武田に対し、あの小竹が「もうちょっと頑張ろうね」だの、あれこれリードしてる姿にめっっちゃ萌えた。
そして俺の中の小竹よりも、本物の小竹のほうがもっとずっと優しくて、さすが本物の小竹、だと思ってる武田のモノローグで終わります。
途中、武田を抱きながら「長い間、ひとりにしてごめんね。」と小竹は謝るんだけど、それを読んで私は雲田はるこさんの「いとしの猫っ毛」を思い出したんです。
あの作品は東京と北海道という遠距離で、いつ恵ちゃんがこっちに来てくれるのか判らない寂しさを紛らわせる為に、遠距離中に浮気をしちゃうみいくんと、それを責めるどころか攻めを長い間一人にさせていたことをごめん…と思っている恵ちゃんが描かれてて…。
浮気なんか最低!かもしれないけど、二人がわかりあってる、二人で許し合えているのなら、それでいいじゃないかと思ったり、「あのとき」で何故大橋の顔が思い浮かんだのか…などなど、色々読みながら考えさせられる内容が詰まってて、なかなか奥が深かったです。
小竹くんと会えなくなってからの武田くんのお話が
8Pの漫画になってまとめられています。
小竹くんと会えなくなってから
小竹くんを忘れられない武田くんが作り出した妄想の小竹くんが
湯気になったり、雲になったりして現れます。
そして、それは本物の小竹くんがいる時にも現れます。
長い付き合いだそうです。。。
それは置いておいて、本物の小竹くんとエッチするのですが
何故か大橋くんを思い出します。
そしてそれを察してか小竹くんが、あの小竹くんがちょっとだけ強引になるのです。
今までの小竹くんからは考えられなかった「もうちょっと頑張ろうね」という台詞。
そしてそのあとの「長い間ひとりにしてごめんね」って台詞。
そこが個人的にすごく切なくて胸がぎゅっとしました。
8Pの中に笑いと切なさとエロさを詰め込めることが出来る
重い実先生はすごいです…。(しみじみ)