ポッチ
2gatsu no yuki
コミコミスタジオさんで購入するといただける特典書き下ろし小冊子。表紙+小説部分11Pの合計16P。小説部分は11Pもあるので読み応えたっぷりのボリュームのある小冊子でした。
本誌のネタバレも含んでいます。できれば本誌読後に読まれることをお勧めします。
タイトルは「2月のユキ」。
2月、という言葉がタイトルに使われているところからもわかるように、時系列としては本編終盤の2月の時の氷山さんとユキを描いたものでした。
氷山さんのお父さんがなくなって、二人で前を向いて歩いていこうと踏み出し始めたとき。
大柴さんに彼の会社で働いてみないかと勧誘を受けていたユキですが、ユキが選んだ職場は氷山さんの会社。そのことも含めて、大柴さんに報告をするシーンからスタート。
ユキを引き抜かれた形の大柴さんが、氷山さんにちょっとした嫌がらせをするシーンも。
氷山さんの大学時代の話とか、兵頭さんがらみの話も出てきて、素でやりあう二人のやり取りがコミカルに描かれています。
恋人で、職場も同じで、ということからきちんと線引きをした方がいいのでは?と思うユキと、とにかくユキとずっと一緒にいたい(つまり同棲したい)氷山さんの攻防にも思わず笑みがこぼれました。
そして後半は忍登場。
軽口をたたく彼も堪能できます。
ずっとコメディ調で進んでいきますが、終盤に、なぜユキが氷山さんにお味噌汁を作るのか、その理由を説明するシーンが描かれていて、ぐっと胸が詰まりました。
ずっとずっと、健康でいてほしい。
氷山さんのお父さんと、ユキの願いのこもったお味噌汁。
氷山さんとユキは恋人同士ですが、なんていうのかな。
すっかり年季の入った夫婦感もにじみ出ているような気がします。いろいろなことを経て、二人がたどり着いた道。彼らの道はまだ始まったばかりですが、ずっと幸せでいてほしいと願ってやみません。
最後の最後に、濡れ場が描かれています。
これが全然エロくないんだな。
ひたすら優しくて、甘くて、そして温かい。
読み終わった後、ほっこり気持ちが温かくなりました。
優しい空気間に満ち溢れていて、これから買われる方にはぜひともゲットしてほしい、そんな素敵な小冊子でした。
とても優しくて必要としあってていて、愛おしい2人を読ませて貰いました(*´∀`*)
もう、惚気を見せられてる。
大柴へ氷山の会社へ就職する事に決めた報告をする為、3人で食事をする結生。
どうしても氷山をからかいたいんだね、大柴さんは( ̄▽ ̄;)
忍からも煽られてたな、氷山は。
青森から戻ってきて、週末婚みたいな生活を送っているイチャイチャ甘々な2人。
その中でも、お父さんのお願いを大事にして、氷山へおにぎりとお味噌汁を作り続けている結生。
2人が、お互いに相手を幸せにしよう、一緒に幸せになろう、と想いあってる姿がとても誠実で優しい。
素敵な2人だなぁ、と愛おしくてにこにこしちゃいます(*´∀`*)