ポッチ
shuningari
『春淫狩り ―パブリックスクールの獣―』をアニメイトさんで購入するといただける特典イラストカード。大きさはポストカードくらいで厚みもきちんとある紙に、表紙と同じ絵柄がカラー印刷されています。
とにかく、めっちゃ、美しい…。
複数の男たちに押さえつけられ、服をはだけさせられ、それでもなお凛とした美しさを放つローレンスの表情にくぎ付けです。
この特典、ただのポストカードに非ず。
笠井さんの美麗イラストの裏側には高月さんの書かれた文章が。
ポストカードサイズの紙に印刷されているので文章の分量としては多くはありませんが、美しいイラストに+小説が読めるというのは素晴らしき特典かと思います。
小説の内容をざっくりと。本編含めてのネタバレを含んでいますのでご注意ください。できれば本編読後に読まれることをお勧めします。
本編はローレンス視点で書かれていましたが、この特典はクリフ視点のお話。
ローレンスがビリーに嵌められて「キツネ狩り」としてオークションにかけられた晩の件を、クリフ視点で描いています。タイトルは『キツネ狩りの夜』。
ビリーに騙されたとしても、ローレンスにはオークションから逃げる術があったはず。それなのにこうして男に抱かれに来た理由を測り兼ね、そして男たちの前で肌を晒すローレンスに怒りも感じているクリフ。
ローレンスを助ける方法ならクリフも持っていて、それでもなお、積年想い続けてきたローレンスに触れるチャンスを手放したくないクリフ。
そんな彼の葛藤が描かれていました。
本編でもローレンスが叶う事のないクリフへの想いに苦しむ様が描かれていましたが、一方のクリフも同じように切ない片想いに苦しんできたのだとわかる展開で、
激萌えしました…。
これから買われる方にはぜひとも手に入れていただきたい、ナイスな特典かと思います。